Saturday, 2 January 2010

謹賀新年 ホップマン・カップDAY1 オーストラリアvsルーマニア TV観戦記

あけましておめでとうございます。平成22年のお正月、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今日から1ヶ月はオーストラリアのテニスシーズン本番!私は今年もテレビ、現地観戦で満喫できれば、と思っています。

オーストラリアに越して来てからというもの、テレビの録画には初心に返って(?)VHSビデオを使用していたのですが、先日思い切ってパナソニックのDIGAを購入しました。内蔵デジタルTVチューナーのおかげで久々に目にしたデジタル放送の美しさに驚くと同時に、これでホップマン・カップとブリスベンの同時録画が可能に!夢のようです!!

今年が22回目の開催となるホップマン・カップ。パースのある西オーストラリア(WA)州は、昨年行われた住民投票の結果、Day Light Saving Timeが廃止されました。よって、現在日本との時差はマイナス1時間(例: 日本が正午の時、パースは午前11時)。

以下中継を見ながら、感じたことなどをつらつらと。

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大会名の元となった故ハリー・ホップマン氏の妻、御年90うん歳のルーシー・ホップマンさんが今年もお元気に観戦。

今日放送の試合はオーストラリアvsルーマニア。出場選手はレイトン・ヒューイット&サマンサ・ストーサーとビクトル・ハネスク&ソラナ・シルステアと、それぞれお国のNo.1選手。ちなみに、ホップマン・カップでは出場選手が怪我等の理由で途中から欠場することになった場合、代わりの選手はよりランクの低い選手でなければならない、という決まりがあるとか。今回万が一イギリス代表のローラ・ロブソンちゃん(403位)に何かあったらどうなるんでしょうか。

デジタルTVチューナーの副産物として大抵の番組が字幕付で見られるようになり、このホップマン・カップの中継においても字幕放送が利用できるのですが、実際試合が始まるとスクリプトがコートにかぶさってしまってボールの行方が見えません。仕方がないので、試合中は設定をOffにすることに。

第1試合は女子シングルス。シルステアのアイメイクが毎度の事ながらきつい。

出だしから好調なサマンサ。女子の打ったサーブとは思えぬ高さで跳ね上がるキックサーブでエース!ベースラインからはフォアの逆クロスがショートアングルに炸裂!なぜその位置からフォアでショートアングルを狙おうとか思いつくのか!?アホですか?

シルステアがネットに詰めても、サマンサは相手のすぐ脇をすごいスピードで抜けるバックのストレートでパッシング。なんか無理矢理な力技もいける!バックサイドに大きくふられた後も、ナダルばりの背中を向けたターンでセンターへの戻りが早い!アドサイドからのポイントでは、ワイドに切れるサーブをシルステアは当てるのが精一杯。浅く浮いて返ってきたボールを逆サイドにスマッシュ。完璧や!完璧すぎる!!

シルステアのフォアもしばしばエグいコースに決まっています。その破壊力は、どこかトミッチっぽい。昨年は足の故障に悩まされたとかで、エンドチェンジの度にシューズの中敷きをチェックする場面も。

今までになく自信に満ち溢れた、頭脳的なプレーをしているようにさえ見えたサマンサでしたが・・・試合が進むにつれミスが増えてきました。勝負どころでボールがとんでもない方向に飛んで行くとか、何だか懐かしい風景が・・・ダブルフォルトで第2セット落とした・・・。

家のことをしている間に、サマンサ、負けてしまいました。なんじゃ、そりゃ。うーん、この後の男子シングルスとミックスダブルスに期待しましょう。

昨年、一度はトップ100から陥落しながらも、現在22位まで戻ってきたヒューイット。ジュニアの頃からの連れのネイサン・ヒーリーがフルタイムのコーチとなり、今年はトップ5入りが目標だとか。髪型は今風のソフトモヒカンに。なんかちょっとキューピーさんみたいな・・・。そして、新しいヘアスタイルを見せびらかしたいのか、珍しく帽子はなし。

ヨネックスのウェアのテイストは、いつもながらカー用品っぽい・・・。でも、赤と黒ってのはいいですね。強そうに見えます。

ハネスクのプレーをこんなにじっくり見るのは初めて。かなりの長身(198cm)なので、ヒューイットと同じコートに立っていると遠近感が狂います。華やかさにはいまいち欠けるものの(きっとタッキーニのウェアのせい)、一直線に相手のコートへ突き刺さようなストロークは切れているし(特にシングルハンドなバックが素敵)、ドロップショットを落とす場所も渋い。そして、一歩一歩が大きいなあ。ヒューイットのステップが「サササササー」という感じなのと対照的。いきなり第2ゲームでブレイク。

ヒューイットは、大事なポイントで1stサーブが決まってます。第1セットだけで5本のエース。

第7ゲームでレイトンがブレイクバックするも、次のゲームですぐにハネスクが再度ブレイク。第9ゲームをハネスクがキープして、第1セットはルーマニアに。会場はお通夜状態。

何ですか?ハネスク、めちゃくちゃ強いじゃないですか?ネットにも果敢に出てきたり、ヒューイットにネットに詰められても慌てずに緩いボールを返してテンポを変えてみたり、ボレーも上手い。ダブルスにも積極的に出ているのかと思いきや、ダブルスのランクは135位・・・。

バスルームブレイクをとったヒューイットを追って、カメラはトイレの入り口まで。そんなところまで撮らなくてもよかろうに。

第2セットから第3セットにかけてはヒューイットの猛追でテレビの画面に見入ってしまって、感想を書く手が止まってしまいました。

ファイナルセットは6-6でタイブレへ。序盤からヒューイットが着実にポイントを重ねて5-1。ここでハネスクが1stサーブで突如アンダーサーブを試みるも、これはロングのフォルトに。結構面白い人だなー、ハネスク。

苦しみながらも、やはり最後はヒューイット。相変わらず衰えを見せない勝利への執念。・・・何か、もう、すごいという言葉しか見当たりません。

勝負の行方はミックスダブルスへ。ヒューイットとサマンサは今まであまり交流がなかったとか。試合開始後もコミュニケーションがうまく行っているようには見えません。ルーマニアがあっさりリードしました。

無情にも7時で中継は打ち切り。ダブルスは始まったところだったのに・・・。

結局ダブルスはストレートでルーマニアペアの勝ち。第1シードの豪チーム、前途多難!!


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