Thursday, 14 January 2010

全豪2010予選DAY1 観戦記

二日前、前日と打って変わって最高気温が20度台前半まで下がった13日は、全豪予選の初日。日差しはあるものの、風の強い一日に。

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連日3時間待ちは当たり前で大勢の人で賑わっていたヘアケアメーカー、ガルニエールのブースは昨年をもってスポンサーが撤退。

代わりにやって来たのはガットセンター。ロッド・レーバー&ハイセンス両アリーナを繋ぐ薄暗い通路から陽の当たる一等地への移動となりました。ガット職人さんの華麗な仕事ぶりを外から眺めることができます。 張っているのはあの有名選手のラケットかも?

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ラインパーソンのユニフォームも鮮やかなライトブルーのラコステに。プレーオフの日は納品が間に合っていなかっただけのようです。あー、良かった。

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トニ・ナダル氏似でお馴染みのジェス・ウィッテン。目の前で見ると、現場にいそうなおじさんにしか見えない!この体型で機敏に動けるのが不思議。

しかし、当然のことながらテニスは相当の腕前なのでした。

Men's Qualifying Singles - 1st Round
Jesse Witten(USA)[28]
def. Jose Checa-Calvo(ESP) 6-3 6-2


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IMGP3472先週のブリスベン1Rでステパネックと対戦したドルゴポロフJr.。

ミスをするとラケットに当たりたくなるらしく、しばしばスロートを掴んで大きく振り上げるが、寸でのところで思いとどまる彼(何回かは思いとどまれず、コートに叩きつける場面も)。あまりにも挙動に落ち着きがないのでジュニアを卒業したばかりなのかと思いきや、もう21歳らしい。全く、男子選手でカチューシャをしているやつにロクな奴はいない。

たくさんのプロ選手を見ていると、プレー中は皆、体の中心軸が地面に対して常に垂直をキープしていて動かない印象があるけれど、ドルゴポロフJr.はそんな常識を覆す体のバランスの悪さ。サーブを打つ時も、腰がカクーンと折れ曲がり、テニス雑誌でダメな例として取り上げられそうなフォーム。腰を支点にして体を回転させているようだが、今まで誰も矯正しようとしなかったのだろうか(注意して聞くようなタマではなさそうだが)。普段の歩き方もかかとがすぐに浮いて、妙にひょこひょこしている。体もガリガリ。それでも予選とは言えシードが付くまでになっているのだから、ボールを捉える感覚に優れているのだろうか。

もう彼のことを忘れられない。

Men's Qualifying Singles - 1st Round
Simon Stadler(GER) def. Oleksandr Dolgopolov Jr.(UKR)[11]
6-2 3-6 8-6


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IMGP3466かつてアシュリー・ハークルロードと結婚していたことでアレックス・ボゴモロフJr.という名前は知っていたが、顔は見たことがなかった。なのに、この日コートに入ってきた二人の選手を見て「こっちがボゴモロフJr.だ」とすぐに分かった。なぜ?

一目見たら忘れられない強烈な犯罪者顔。私の中のテニス界悪人顔トップ3に入れていい。ちなみに、他の二人はダミール・ドキッチ氏とパティ・シュニーダーのご主人で、いずれも実際前科持ち。次点はソダーリング。全く、何とかJr.という名前のやつにロクなやつはいない。

でも、強かった。

Men's Qualifying Singles - 1st Round
Alex Bogomolov Jr.(USA)
def. Pavol Cervenak(SVK) 7-5 6-3


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IMGP3480見事なドレッドヘアで異彩を放つジャマイカのダスティン・ブラウン(左)。最初会場で彼を見かけた時、まさか出場選手だとは思いもよらなかった。ネットに出る動きもパタパタしていて週末プレーヤーっぽいのだが・・・。

でも、強かった。

Men's Qualifying Singles - 1st Round
Dustin Brown(JAM)[19] def. Ivo Klec(SVK)  7-5 7-6(2)


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昨年の全豪ジュニア優勝者ユキ・バンブリくん。第2セット終盤から見ていたが、風が強いことを差し引いても、プロに珍しいがしゃりっぷり。一球もラケットの芯に当たっていない。途中トレーナーを呼んでいたが、腰をかばっているようだった。

第3セット終盤になってようやくラケットにボールが当たり始めたが、ミスが早く追撃には及ばず。

Men's Qualifying Singles - 1st Round
Jan Minar(CZE) def. Yuki Bhambri(IND)
3-6 6-3 6-3


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IMGP3496アレックス・クズネツォフはラケットもウェアもヨネックス。オーストラリアで暮らすようになって以来、お寿司好きと全身ヨネックスで固めたテニス選手への印象はストップ高。


IMGP3492写真では二人しか映っていないが、マリッセがこちらのサイドに来るや、周りにいた5人くらいの男の子が一斉にカメラを構えてびっくりした。君らはそんなにマリッセが好きか。クズネツォフのことも撮ってあげて下さい。


IMGP3495そんな一部で大人気のマリッセだが、腹がかなりヤバいことになっていた(写真で分かりづらいのが残念)。出場停止処分命令が出た後、拗ねて練習をしていなかったのだろうか。だとしたら、いかにも彼らしい。今日はカチューシャではなくお団子頭。

今日も今日とて足元の草きれや、動く観客や、怪しいジャッジ等不満要素を探し出しては今にもブチ切れそうな雰囲気を漂わせていたが、この試合の大爆発としてはラケットを一度叩き付けただけ。

マリッセは試合中、ボールキッズに「来なくていい」「拾っていいよ」とジェスチャーで示しキッズの動きに気を使ったり、観客席に入ったボールを手を挙げて進んで受け取る等、それぞれのボールを今あるべき場所に配置させることにかなり神経質なようだった。しばしば癇癪を起こすのは完璧主義者ゆえのことなのかもしれない。

一本でご飯三杯はおかわりできそうな彼の華麗なアプローチはこの日ほとんど見られず、基本的に後ろに張り付きっぱなし。あまり動く気分ではなかったのかもしれない(お腹出てるし)。

この試合をジェス・ウィッテンが私服で見に来ていたのだが、よれよれの黒のスウェットに黒の膝丈パンツと、私の期待を裏ぎらない現場のおっちゃんの休日のような出で立ちで感激。

Men's Qualifying Singles - 1st Round
Xavier Malisse(BEL)[1] def. Alex Kuznetsov(USA) 6-2 7-6(5)


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先日チャレンジャーで優勝した時の新聞記事を読んで以来、もう添田くんがPONGにしか見えない。そして、対戦相手のカブチッチも同じ匂いのする選手。案の定長い試合に。

第1セットのタイブレ、3-3から2本連続で前へ出て決めたポイントは、素晴らしく男らしかったのだけれど・・・。

Men's Qualifying Singles - 1st Round
Blaz Kavcic(SLO)[12] def. Go Soeda(JPN)
6-7(4) 6-4 6-4


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早くも日本人男子は一人に。寂しいですね。

Men's Qualifying Singles - 1st Round
Takao Suzuki(JP
N) def. Danai Udomchoke(THA)[30]
7-5 6-4


Men's Qualifying Singles - 1st Round
Ryan Sweeting(USA) def. Yuichi Sugita(JPN)
2-6 6-3 6-4


Men's Qualifying Singles - 1st Round
Nicolas Devilder(FRA) def. Tatsuma Ito(JPN)
6-2 6-3


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またもや会場をうろつくエルトン・ジョンに遭遇。なぜ気がついたかというと、前回見かけた時と同じトヨタのキャップをかぶっていたからだ。同じ帽子を何回もかぶっては変装にならないだろう。しかし、観客たちはあのエルトン・ジョンがすぐ近くを歩いているのに気がついているのかいないのか、誰も彼に声をかける人はいなかった。

エルトン・ジョンの足が、上半身に似つかわしくなくほっそりしていたのがかなり意外。


LOVE SONGS

LOVE SONGS
グレイテスト・ヒッツ 1970-2002 ペイント・ザ・スカイ ~ザ・ベスト・オブ・エンヤ レノン・レジェンド~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン~ THE BEATLES 1 Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player
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