Sunday 29 January 2012

全豪2012 DAY1観戦記(その2) クルム伊達1R

定刻の11時を少し回った頃、コートにクルム伊達公子、エレニ・ダニリドゥ両選手が登場。客席は毎度の事ながら日本人ファンを中心に大賑わい。

P1020698 伊達は今年最初の大会、ITF泉州5万ドルでシングルス優勝、ダブルスでも準優勝と好調なスタートを切り79位。

P1020699対するダニリドゥは88位。全豪本戦出場は4年ぶり。

この日もメルボルン・パークには強い風が吹き、8番コート脇に並ぶユーカリの木が大きく揺れている。

ダニリドゥは豪快な片手バックを始めとして一見勇ましい割に、実は繊細な人。この日も強風を警戒しているのか緊張しているのか体重が後ろに残ったままで打つため、ボールはヘロヘロ。なのに、伊達はそんなへなちょこボールを悉くミス。動きも見るからに悪く、特に前後に振られると全く対応できない。時折スコア表示される両者のアンフォースドエラーの数が伊達の方だけ見る間に増えていく。あれあれ、調子が悪いのかなあ?

P1020704 右太ももと、見えにくいですが左足首外側にも湿布。中国で頑張り過ぎた?

P1020706 ていうか、お腹……。何か変。今日の伊達、絶対どこか変!

そうこうしているうち、基本へたれなダニリドゥですら勢いづいてきてしまった。ダニリドゥのボールが良くなるにつれ伊達からも徐々に鋭いショットが出始めたが、時既に遅し。特に見せ場のないまま試合は終わり、伊達は素早くコートから立ち去った。

――今見たものは一体何だったのか。負けたことはともかく、伊達公子がグランドスラムでつまらない試合をするなんて……。ひどい怪我を負っている時ですら集中力を発揮してきた伊達なのに、今の試合は予選で見たどの試合よりも見応えがなかった。足の怪我が大したことなければいいが、今日の気の抜けたプレーはそれだけが理由でもないような。嫌な胸騒ぎ。



Women's Singles - 1st Round
Eleni Daniilidou(GRE) def. クルム伊達公子(JPN)
6-3 6-2

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