Monday 5 September 2011

全米2011 DAY6でひとりごと

今年の全米は、蓋を開けてみればリタイア祭りでした。

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Saturday, September 3 (DAY6の全ての結果はこちらで)

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Women's Singles - 3rd Round
Serena Williams(USA)[28] def. Victoria Azarenka(BLR)[4]
6-1 7-6(5)


3回戦にはあまりにももったいない組み合わせとなったこの試合。しかし、第1セットはいきなりセリーナの5-0と一方的な展開に。第2セット後半、アザレンカにようやくエンジンがかかってきたものの、セリーナを崩すまでには至らず。

一つの大きな山を越えたセリーナ。4Rではイワノビッチと対戦。

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Women's Singles - 3rd Round
Caroline Wozniacki(DEN)[1] def. Vania King(USA)
6-2 6-4


今年の全豪2Rで対戦した時は、ウォズニアッキから1ゲームしか奪えなかったヴァニア・キング。大きな進歩!

試合後、ウォズニアッキのようなグランドスラム優勝のないNo.1についてどう思うかとの質問にキングは

「プレーヤーとしては人が何を言うかで悩むべきじゃないと私は思う。コートで自分の一番ハードでベストなプレーをするだけ。つまり、彼女が感じていることについて私が何か言うことはできない。人に何て言われようと悩むべきじゃないと思う」
(あなたがどう思うかについて聞いているんだけど?)「自分のことで何を言われようが気にしていないのに、どうして人が彼女に言うことを気にしないといけないの?」

An Interview With: Vania King | Interviews | News and Photos | 2011 US Open Official Site - A USTA Event - Official Site by IBM
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Women's Singles - 3rd Round
Francesca Schiavone(ITA)[7] def. Chanelle Scheepers(RSA)
5-7 7-6(5) 6-3


03年全米4R、4日間かかった愛ちゃんとの試合をはじめ、長い試合が多いスキアボーネ。ロングマッチを戦う秘訣は?との質問に、

「秘密はない。時には思う。もうちょっと少なくプレーできるんじゃないかって。でも時には『私はこんなもの』と言わざると得ない。もっと早くにチャンスを掴んで試合を終わらせることができたらとは考える。終わらせるべき時、2セットで済ませようとはしている。それから長引く。例えば、全豪の試合(3R vs クズネツォワ戦)では第2セットから第3セットに入って長かった。それでも、私たちはお互い素晴らしいプレーをした。だから時には言わざるを得ない。『OK。長い試合になった』って。そして、私はセリーナみたいにバーン、バーンっていうプレーはしない。私はそういうんじゃない。だからもっと一生懸命やらないと」

An Interview With: Vania King | Interviews | News and Photos | 2011 US Open Official Site - A USTA Event - Official Site by IBM
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Men's Singles - 3rd Round
Roger Federer(SUI)[3] def. Marin Cilic(CRO)[27]
6-3 4-6 6-4 6-2


今大会の途中棄権者は男女合計14名となり、GSオープン化以降では大会最多人数を記録。リタイア続出の今大会について、フェデラーは

「何人かは試合を終えられたか?そう思うよ。でもそうすることを決断しなかった」
「これだけ多くのリタイアは僕にとってはショックだ。僕は今まで棄権したことはない。パリで(ジェームス・)ブレークと対戦した時を除くけど、その時はコートにすら出なかった。僕にとってはどれだけ気分が悪いかどうかは問題じゃない。出て行ってトライする。なぜなら、何が起こるか分からないんだから」
「ほら、プレーヤーはそれぞれ感じ方が違うから。そういう事が起きるとファンにとっては不幸なことだと思うね」

TENNIS.com - The Ticker - Federer shocked by number of retirements
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Men's Singles - 3rd Round
Novak Djokovic(SRB)[1] def. Nikolay Davydenko(RUS)
6-3 6-4 6-2


ダビデンコはプレーの幅を広げるためにダブルスに出てみてはどうでしょう。今さらだけど。
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Men's Singles – 3rd Round
Alexandr Dolgopolov(UKR)[22] def. Ivo Karlovic(CRO)
6-7(4) 6-2 6-4 6-4


エースの数は二人とも22本。ドルゴポロフは4RでいよいよNo.1ジョコビッチと初対戦。面白い試合になることを祈って。
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チェコのテニス選手の呪い:StepanekとベルディもCetkovska与えた後- iSport.cz情報
Men's Singles - 3rd Round
Janko Tipsarevic(SRB)[20] def. Tomas Berdych(CZE)[9]
6-4 5-0 Ret.


ベルディヒがシンシナティSFvsジョコビッチ戦と同じく右肩の故障でリタイア。ティプサレビッチは初の全米4R進出。4Rではフェレーロと対戦。

チェコ紙のサイトをGoogle翻訳にかけながらチェックしていて見つけた見出し(画像右)が面白かったので。いや、全然笑うところじゃないんですけど。
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Men's Singles – 3rd Round
Juan Carlos Ferrero(ESP) def. Marcel Granollers(ESP)[31]
6-1 4-3 Ret.


グラノジェレスもリタイアで、フェレーロが2年ぶりに全米4R進出。試合後の記者会見ではナダルの自伝に絡んだ質問が。04年デ杯決勝 vsアメリカ戦で、出場が有力視されていたフェレーロを差し置いて、自分がシングルスに選ばれたことに戸惑ったとの記述があり、彼自身はどのように感じていたかと聞かれフェレーロは

「今はそのことについて話す時期じゃないと思う。もちろん僕にとっても難しかった。当時はとても良いプレーをしていたから。でも、もしキャプテンがラファを選ぶなら、それがデ杯というもの」
(すぐ乗り越えた?)「あっという間に」

An Interview With: Juan Carlos Ferrero | Interviews | News and Photos | 2011 US Open Official Site - A USTA Event - Official Site by IBM
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Men's Singles - 3rd Round
Juan Monaco(ARG) def. Tommy Haas(GER)
6-7(3) 6-3 6-2 6-3


フアン・モナコは07年以来4年ぶりの全米ベスト16。4Rでフェデラーと対戦。

ドイツ出身のハースは、昨年一時国籍をアメリカで登録していたことも。現在の状況については「パスポートは2つ持っている」とし、

(ドイツ人としてプレーしているの?)「ああ、今はドイツだけ。アメリカに変えることも考えた。特にこの大会の間だけでも。でも、最近は家族のことや自分のプレーのことで考えることがたくさんある。そして、自分の用意ができて、新しいコーチで、今はフィジオを探してる。いろいろすることがあって、自分が代表になりたい所のために集中する時間が多分足らない。でも、その事は考えたよ」
(国籍変更にはどんなプロセスがある?)「ATPに電話を一本かけて終わり。彼らが変えてノープロブレム。2つの国旗を出してアメリカ/ドイツってできるかどうか確かめようとしたけど、ないだろうね」

An Interview With: Tommy Haas | Interviews | News and Photos | 2011 US Open Official Site - A USTA Event - Official Site by IBM
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Women's Singles - 3rd Round
Anastasia Pavlyuchenkova(RUS)[17] def. Jelena Jankovic(SRB)[11]
6-4 6-4


パフリチェンコワが2年連続の全米ベスト16。4Rの相手は、奇しくも昨年の4Rと同じくスキアボーネ。
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Men's Singles - 3rd Round
Mardy Fish(USA)[8] def. Kevin Anderson(RSA)
6-4 7-6(4) 7-6(3)


マーディ・フィッシュは2年続けての4R進出。4Rではツォンガと対戦。
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Women's Singles - 3rd Round
Svetlana Kuznetsova(RUS)[15] def. Akgul Amanmuradova(UZB)
6-4 6-2


GS優勝2回を誇る実力者でありながら、普段の成績があまりにも不安定なため私のベスト4予想には入ってもらえないスヴェトラーナ・クズネツォワ。全豪のvs スキアボーネ戦のようなプレーができれば、次のウォズニアッキにも勝機は十分あるはずですが……。今回はウェアも決まっているので頑張ってほしい。

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Men's Singles - 3rd Round
Jo-Wilfried Tsonga(FRA)[11] def. Fernando Verdasco(ESP)[19]
6-3 7-5 6-4


ツォンガは出場のなかった昨年を挟み、09年以来2年ぶりの全米ベスト16。終始ツォンガのペースで、ヴェルダスコにもひとつ元気がなかったのが残念。

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Women's Singles - 3rd Round
Carla Suarez Navarro(ESP) def. Silvia Soler-Espinosa(ESP)
6-0 6-4


カルラ・スアレス・ナヴァーロが、23歳の誕生日を勝利で飾ってベスト16。GS4R進出は09年全豪以来。ところで、公式サイトのハイライトでは彼女がバックを打つ場面が全くないんですが!気の利かないやつめ。
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Women's Doubles - 2nd Round
Gisela Dulko(ARG)[2] / Flavia Pennetta(ITA)[2]
def. Sofia Arvidsson(SWE) / Vera Dushevina(RUS)
6-4 6-1


「シングルスに備えて休みたい」――その一言が言えなくて。
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Women's Doubles - 2nd Round
Maria Jose Martinez Sanchez(ESP)[12] / Anabel Medina Garrigues(ESP)[12]
def. Sorana Cirstea(ROU) / 森田あゆみ(JPN)
5-7 6-3 6-4


シードペア相手にフルセットまでもつれ込みましたが……。あゆみちゃんは肩をお大事に。
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Mixed Doubles - 2nd Round
Melanie Oudin(USA) / Jack Sock(USA)
def. Liezel Huber(USA)[1] / Bob Bryan(USA)[1]
2-6 6-3 1-0(6)


Mixed Doubles - 2nd Round
Irina Falconi(USA) / Steve Johnson(USA)
def. Katarina Srebotnik(SLO)[2] / Daniel Nestor(CAN)[2]
6-4 3-6 1-0(8)


ウダン&ソック組は第1シードのフーバー&ボブ・ブライアン組、ファルコーニ&ジョンソン組は第2シードのスレボトニク&ネスター組を破る等、アメリカの若手勢がミックスダブルスでも大暴れ。

ブライアン兄弟は、ミックスダブルスに出場のなかったマイクと共に2ndウィークに進めず。
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Junior Boys' Qualifying Singles - 2nd Round
Constantin Christ(GER)[12] def. 後藤翔太郎(JPN)
6-3 6-3


相手が神様じゃあな。


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