ちょっと奥さん、ワールドグループですってよ!!ワールドグループと言えば、スペインとかアルゼンチンとかフランスとかセルビアとか、世界の強豪16カ国がしのぎを削る男子テニス界の最高峰!!来年はそんなしばらく縁のなかった世界に日本が戻ります。すごい!すごいぞ日本!!!
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日本 4-1 インド
Davis Cup - Tie details - 2011 - Japan v India (対戦の詳細はこちらで)
試合の感想です。まずは、第1試合でソムデフ・デバーマンをストレートで下した杉田祐一選手。デバーマンは右肩を傷めていたとは言え65位。杉田選手は175位。ランクが100位以上も離れている選手を倒すなんて、そんなによくある事ではありません。この日の杉田選手はサーブ良し、フォア良し。チャンスがあれば早めに攻撃を仕掛け、着々とポイントに繋げていきました。
親切な方がアップして下さった動画を拝借。どうよ、この躍動感は。
私が見た今年の全豪予選2R vs ヘルニッヒ戦は、第1セットを落とし、第2セットも2つ目のブレーク(だったように記憶)を許した後、素人目にも分かるほど動きが悪くなってしまい、ふと気づくと先ほどまで試合を見守っていた関係者の方が一人残らず姿を消していた、というちょっともの悲しい結末に終わっていただけに、今回の活躍は殊の外うれしい!思いがけないこの勝利(失礼)によって、後に続く錦織くんがどれだけ楽になったことか。実に大きな1勝でした。今回のMVPは杉田選手と言っても差し支えないでしょう。今回の1勝がさらなる飛躍への第一歩となると良いですね。
そしてエースの錦織圭選手。初日のvs ボパンナ戦はやや固さが見られたものの、危なげなく勝利。
3日目の第4試合でインドは故障のデバーマンに代わり、シングルス456位のバルドゥハンが出場。バルドゥハンは突然の出番にも慌てることなく、55位の錦織くん相手でも自分にできる精一杯のプレーをしようという態度に見えました。序盤は静かな展開ながら、錦織くんが第1セットを先取。
これでリラックスできたのか、錦織くんは第2セット以降しばしば飛び上がって打つ場面も。余裕あってのこととは言え、これほどのびのびとプレーする錦織くんを見たのはいつ以来だったか。ああ、やっぱりすごいです。ところで、どうして調子の良い錦織くんを見ていると「ふほほほほほ」という笑いが込み上げてくるのか。最後は、最近良くなったと評判のサーブがセンターに決まり終了。錦織くんはシングルスで2勝。今回もエースとしての役割を十分果たしてくれたのでした。錦織くんさまさまです。
2日目の第3試合、ブパシ&ボパンナのダブルス世界トップ10クラスの選手との対戦した杉田&伊藤ペア。負けはしましたが、プレーの内容は決して見劣りするものではなく、「何だ、全然いけるじゃん」という感じ。十分勝ちも狙えることがはっきりしました。第5試合の添田豪選手は、第1セット終盤で相手のボパンナが棄権。次回の活躍を期待しています。
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下は勝利確定後の杉田選手のスピーチ。先の東日本大震災で仙台の実家が被災。故郷への思いが今回のプレーに繋がった、との事。
杉田金星 日本が世界G復帰王手/テニス - テニスニュース : nikkansports.com
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来年のワールドグループ1Rは2月、全豪の翌週に開催。ドローは21日夜、タイ・バンコクで抽選が行われるとか。
ワールドグループには簡単に勝てる国はありませんが、次回も日本開催となった暁には、是非会場に駆けつけて選手を応援しましょう!ぼやぼやしてると記念すべき瞬間を見逃しちゃうぞ!
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画像はこちらで。
BNPパリバ デビスカップ 2011ワールドグループ プレーオフ「 日本 対 インド 」 ギャラリー -
日本 27年ぶりのワールドグループ復帰を決める、デビス杯 写真8枚 国際ニュース : AFPBB News
Davis Cup - Galleries – Gallery (各地のプレーオフの写真あり。日本の分は頑張って探して下さい)
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