Saturday 10 September 2011

全米2011 DAY11でひとりごと

丸二日間雨に見舞われた後、ようやく晴れ間が覗いたこの日。しかし、一難去ってまた一難。

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Thursday, September 8 (DAY11の全ての結果はこちらで)
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Men's Singles - 4th Round
Andy Roddick(USA)[21] def. David Ferrer(ESP)[5]
6-3 6-4 3-6 6-3


当初フラッシング・メドウズで2番目に大きいコートである10103人収容のルイ・アームストロング・スタジアムで組み込まれていたこの試合。ロディックの3-1から2ゲームプレーした後、ロディックがベースライン付近の亀裂から水が浸出していることを指摘。タオルや掃除機を使って水分の除去を試みたものの状況は変わらず、ロディックがトーナメント・レフェリーのブライアン・アーリー氏に対し苛立ちを露にする場面も。



CropperCapture[59]
試合は急遽、わずか584席の13番コートへ移動して行われ、ロディックが3-1で勝利。GSでは昨年全豪以来、全米に限れば3年ぶりのQF進出。

勝ったロディックは上機嫌で、試合後コートを一周し満員のお客さんとハイタッチ(画像右)。

ルイ・アームストロングは補修が試みられたようですが……ガムテープで直る?!

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Men's Singles - 4th Round
Andy Murray(GBR)[4] def. Donald Young(USA)
6-2 6-3 6-3


マレーは全米に05年から7回目の出場で、ベスト8は意外にも08年以来3年ぶり2回目。

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Men's Singles - Quarterfinals
Roger Federer(SUI)[3] def. Jo-Wilfried Tsonga(FRA)[11]
6-4 6-3 6-3


フェデラーがウィンブルドンQFの借りを返す結果に。



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Women's Singles – Quarterfinals
Samantha Stosur(AUS)[9] def. Vera Zvonareva(RUS)[2]
6-3 6-3


サマンサ・ストーサーが全米初のベスト4進出。vs ズボナレワにはこれで8連勝。

前日7日が27歳の誕生日だったズボナレワは、7日ロシアで起きた飛行機事故の犠牲者を悼んで喪章を付けてプレー。昨年に続く決勝進出はならず。

サマンサの準決勝の相手となったのは、誰もが想像し得なかった92位のケルバー。ランキング的には不安の少ない相手のはずですが、サマンサにとっては準決勝という舞台がややトリッキー?しかし、彼女とケルバーの試合が組み込まれたのは、本来入るべきメインのアーサー・アッシュ・スタジアムではなく、ひび割れで使用不可能となったルイ・アームストロング・ストジアムでもなく、3番目の大きさのグランドスタンド。さらに、現地アメリカでは彼女の試合は中継なし、彼女の母国オーストラリアでも地上波の中継はなしとくれば、大勝負を必要以上に意識せずに済みそうです。サマンサ、これは1回戦だ。相手もちょうど1回戦みたいな相手だ。お膳立ては全て整った。今こそ輝け、サマンサ!

TENNIS.com - News Headlines - Stosur-Kerber semi to be contested on Grandstand

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CropperCapture[69]Women's Singles – Quarterfinals
Angelique Kerber(GER) def. Flavia Pennetta(ITA)[26]
6-4 4-6 6-3


右はペネッタのローボレーがワイドとなり、試合が決まった直後の二人。ペネッタは自身初のGS準決勝進出ならず。

そして、今年はここまでGSで1R突破がなく、今大会は17番コートより大きいコートでのプレーがなかったアンジェリーク・ケルバー。自身の目標は「2Rか3R」だったにもかかわらず、ついにベスト4。ほんの3週間前にはトップ100にも入っていなかったという彼女。まさにシンデレラ。

ケルバーについては、今年初めにタスマニア・ホバートでクルム伊達公子選手と対戦していた記憶しかありません。サマンサとは今回が初対戦に。173cmということは、サマンサのスピンサーブを苦にしない長身選手というわけでもなさそう。いけるかも!?でも、やっぱり彼女は相手の問題じゃないんですよ……。

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Men's Singles - 4th Round
Rafael Nadal(ESP)[2] def. Gilles Muller(LUX)
7-6(1) 6-1 6-2


前日ナダルの0-3で中断した左対決。特に波乱なし。

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Women's Singles – Quarterfinals
Serena Williams(USA)[28] def. Anastasia Pavlyuchenkova(RUS)[17]
7-5 6-1



先日、生まれて初めてネイルのエクステンション(付け爪)をしてもらう機会があったのですが、携帯の操作で自分が押したい場所と押す場所が微妙にずれるのが難儀でした。こんな長い爪でラケットを持てるセリーナには感心します。

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Men's Singles – Quarterfinals
Novak Djokovic(SRB)[1] def. Janko Tipsarevic(SRB)[20]
7-6(2) 6-7(3) 6-0 3-0 Ret.


ティプサレビッチのリタイアで決着。かつて姉妹対決はよく叩かれたものですが、親友対決は全く叩かれないのが不思議。でも来週はデ杯準決勝でアルゼンチンとの対戦を控えているし、仕方がないですかね。

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Men's Singles - 4th Round
John Isner(USA)[28] def. Gilles Simon(FRA)[12]
7-6(2) 3-6 7-6(2) 7-6(4)


今大会ここまでタイブレに持ち込んだセット6つを全て獲ったイズナー。全米キャリア初のベスト8。

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Women's Singles – Quarterfinals
Caroline Wozniacki(DEN)[1] def. Andrea Petkovic(GER)[10]
6-1 7-6(5)



ひたすら山なり気味のボールで粘るプレーのせいか、見ていて今ひとつ面白みのないウォズニアッキ。しかし、この試合ではエンドラインを越えて中に踏み込んでくる等、彼女なりに攻撃的なプレーを模索する意志が感じられたような?

いよいよ準決勝はセリーナと対戦。これに勝てれば、もう誰も彼女のことをなんちゃってNo.1扱いはしないはず!

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Women's Doubles – Quarterfinals
Daniela Hantuchova(SVK) / Agnieszka Radwanska(POL)
def. Sara Errani(ITA)[15] / Roberta Vinci(ITA)[15]
6-3 7-6(3)


ダニエラ・ハンチュコワがプロゴルファー、セルジオ・ガルシアと打っていたとか。楽しそう。それにしても、最近テニスの周辺をうろちょろする男子ゴルファーが目立ちます。何が狙いだ。

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Women's Doubles – Quarterfinals
Maria Kirilenko(RUS)[5] / Nadia Petrova(RUS)[5]
def. Kveta Peschke(CZE)[1] / Katarina Srebotnik(SLO)[1]
6-2 6-3


キリレンコ&ペトロワ組がウィンブルドン優勝の第1シード、ペシュケ&スレボトニク組に勝利。

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Women's Doubles – Quarterfinals
Vania King(USA)[3] / Yaroslava Shvedova(KAZ)[3]
def. Andrea Hlavackova(CZE)[8] / Lucie Hradecka(CZE)[8]
6-4 7-5


未だにフラバーチコワハラデツカの区別がつきません。

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Women's Doubles – Quarterfinals
Liezel Huber(USA)[4] / Lisa Raymond(USA)[4]
def. Iveta Benesova(CZE)[9] / Barbora Zahlavova Strycova(CZE)[9]
6-1 6-4


「ザーロバ・ストリコワとベネソワの区別は付きます」と書こうとしたら、前にも同じようなことを書いていたことに気が付きました。
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Men's Doubles – Quarterfinals
Mariusz Fyrstenberg(POL)[6] / Marcin Matkowski(POL)[6]
def. Mahesh Bhupathi(IND)[4] / Leander Paes(IND)[4]
6-4 7-6(4)


第4シードのブパシ&パエス組も敗退で、男子ダブルスは準決勝を前にトップ4シードが消える怒涛の展開。

パエスは第2セットのタイブレークの初めに左を向いた際背中に痙攣を起こしたそうで、この日後に予定されていたミックスダブルスを欠場。来週有明で日本と対戦するデ杯への出場も危ぶまれているとか。

Injured Paes likely to miss Davis Cup tie - The Times of India

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Wheelchair Men's Singles – Quarterfinals
国枝慎吾(JPN)[1] def. Nicolas Peifer(FRA)
6-2 6-1


国枝氏は危なげのない勝ち上がり。


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