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GENTLEMEN'S SINGLES - FINAL
Andy Murray (GBR) [2] def. Novak Djokovic (SRB) [1]
6-4 7-5 6-4
大会序盤で波乱続出も、最終的には第1、第2シードの順当な対戦となった男子シングルス。アンディー・マレーがノバク・ジョコビッチをストレートで下し、悲願の地元ウィンブルドン初優勝。イギリス人男子としては77年ぶり。
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マレーの試合後の記者会見より。
「ウィンブルドンで優勝することは、テニスの頂点だと思う」
「まだ信じられない。頭が回らない。信じられない。これを実感するには少し時間がかかるだろう。間違いない」
最後のゲームで40-0とし3つのマッチポイントを握るも追いつかれ、4回目のマッチポイントで決めたことについて、
「最後のゲームは頑張った。僕の人生で最も厳しい数ポイントだった」
「最後のゲームで彼は信じられないショットを何本か打った。試合の最後で自分で何が起こっているのかよく分かっていなかったのは、それが理由だと思う。あの時はたくさんの違った感情があった。心理的な面から言えば、あの最後のゲームが自分のキャリアで最も厳しいゲームになるだろう」
ウィンブルドンの決勝に初めて進出した昨年は、フェデラーに敗れ準優勝。
「去年の決勝の後、(コーチのイワン・レンドルは)僕のプレーを誇りに思うと言った。チャンスで僕が攻めたから。グランドスラムの決勝でそんな風にプレーできたのは、あれが初めてだった。去年の決勝の後は自分をあまり疑わなかった。グランドスラムの敗戦から最もいい回復の仕方ができた」
「優勝できるといつも思っていたわけじゃない。こういう大会で優勝するのは信じられないほど難しい。あまり分かってもらえていないと思うことも時にはある。こういう大会で優勝するには、多くのハードワークとメンタルタフネスが必要なんだ」
多くのファンの期待について。
「本当に難しい」
「この4、5年は、とてもとても厳しかった。とてもストレスフルだった。プレッシャーが大きかった。大会の数日前も本当に難しかった。どこに行ってもプレッシャーを感じる。全てを避けることは難しい。この大会は大きすぎるし、歴史があって、イギリス人が優勝していない。とてもとても難しかった」
「今日の雰囲気は今まで経験したものと違っていた。去年の決勝とも確かに違っていた。試合の最後、信じられないほど声が大きくて騒々しかった。今週ずっと言ってきたけど、その事が違いを生んだ。観客が、雰囲気がそんな風になることは、本当に助けになる。そういうものが乗り越えさせてくれるんだ。とても暑い中、容赦のない長いラリー、厳しいゲームがある今回のようなタフな試合では特に」
Tennis - ATP World Tour - Murray In Disbelief After Wimbledon Win
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ジョコビッチの試合後の記者会見より。
「ウィンブルドンの決勝だった。だから、大会通しての全般的なパフォーマンスについてはがっかりし過ぎることはできない。僕にとっては素晴らしい大会だった。今日はもっといいプレーができたかもしれないが、それがスポーツ」
「死にそうに辛いことでも、乗り越えれば強くなれると思う。そういうメンタリティーを持って前に進む必要がある。僕はまだ若いし、このタイトルを獲る機会がもっとあればいいと思う」
「決定的なポイントでもっといいプレーをするべきだった。自分は挽回できると信じていた。(でも)自分の能力を最大限生かしたプレーはしていなかったし、彼のプレーでは自分に勝つチャンスがなかった」
第2、3セットでジョコビッチは4-2とリードしたものの、これを生かせず。
「3セットにしてはとても長い試合だった。第2、3セットで僕は4-2とリードした後サーブを落として、彼に楽に挽回させた。耐えるべき時、十分に耐えることができなかった」
「彼はやっと追いついたボールで信じられないショットを打ったり、ドロップショットを拾った。コート全体をカバーしていた。僕がファーストサーブを入れると全部返してきて、僕にもう一本打たせた。」
「だから彼が今回優勝した。彼はファンタスティックなテニスをした。その事に疑問はない。彼は優勝にふさわしい。」
準決勝でフルセットとなったデルポトロ戦が響いたとも。
「二日前の試合を言い訳に使うことはできない。体力的に多分重要なポイントで自分には十分なガスが残っていなくて、いつもより打ち急いだ。でも、それが人生だ。前に進まないと」
Tennis - ATP World Tour - Djokovic: "I Cannot Be Too Disappointed"
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優勝の瞬間、マレーが向いたのは記者席。その結果、多くのカメラマンに背を向ける格好となった中、客席の男性が決定的瞬間の撮影に成功していたとか。画像は下のリンクから。
The IT specialist who snapped Andy Murray's iconic Wimbledon picture | Mail Online
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ケント公のお隣でインパクト大のサングラスをお召しの女性は、4年前イギリスより「デイム(男性のナイトに相当)」の称号を受けた英国籍のピアニスト、内田光子さん。
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MIXED DOUBLES - FINAL
Daniel Nestor (CAN) [8] / Kristina Mladenovic (FRA) [8]
def. Bruno Soares (BRA) [1] / Lisa Raymond (USA) [1]
5-7 6-2 8-6
ウィンブルドンでミックスダブルスが加わって以来記念すべき100年目となった今年は、ネスター&ムラデノビッチのセルビア繋がりペアがソアレス&レイモンドを下して優勝。
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BOYS' SINGLES - FINAL
Gianluigi Quinzi (ITA) [6] def. Hyeon Chung (KOR)
7-5 7-6(2)
ジュニア男子シングルス決勝はクインジがチュンにストレート勝ちで、グランドスラム初優勝。
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BOYS' DOUBLES - FINAL
Thanasi Kokkinakis (AUS) / Nick Kyrgios (AUS)
def. Enzo Couacaud (FRA) / Stefano Napolitano (ITA)
6-2 6-3
GIRLS' DOUBLES - FINAL
Barbora Krejcikova (CZE) [1] / Katerina Siniakova (CZE) [1]
def. Anhelina Kalinina (UKR) [8] / Iryna Shymanovich (BLR) [8]
6-3 6-1
ジュニアのダブルス。男子はコッキナキス&キルギオスのオーストラリアペアがクアショー&ナポリターノ組を、女子は第1シードのクレイチコワ&シニアコワ組が第8シードのカリニナ&シマノビッチ組をそれぞれストレートで下し優勝。
昨年の同大会に続いてダブルスで2年連続優勝を果たしたキルギオスは、今大会をもってジュニアを卒業。全米では本戦入りを目指す、との事。
Aussie young guns Nick Kyrgios and Thanasi Kokkinakis win Wimbledon boys doubles title Herald Sun
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WHEELCHAIR GENTLEMEN'S DOUBLES
Stephane Houdet (FRA) [1] / 国枝慎吾 (JPN) [1]
def. Frederic Cattaneo (FRA) [2] / Ronald Vink (NED) [2]
6-4 6-2
WHEELCHAIR LADIES' DOUBLES
Jiske Griffioen (NED) [1] / Aniek Van Koot (NED) [1]
def. 上地結衣 (JPN) / Jordanne Whiley (GBR)
6-4 7-6(6)
車いすダブルスは、ウデと組んだ国枝慎吾選手がウィンブルドン7年ぶりの優勝。上地結衣選手は準優勝。
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同日夜、恒例のチャンピオンズ・ディナーより。
マレーとバルトリの史上最接近フォト。
マレーとご両親。
マレーと昨年初めからコーチを務めるレンドル。グランドスラム優勝8回を誇りながら、ウィンブルドンのタイトルだけは獲れないまま引退したレンドル。マレーは試合後の記者会見で、
「彼にとっては自分で獲るのが理想的だったかもしれないが、これはその次にベストだったと思う。僕は大真面目だ」
「多くの人が僕を信じてくれなかった時でも、彼は信じてくれていたと思う」
「この数年での辛い敗戦の時も僕を支えてくれた。彼は僕に対してとても忍耐強くいてくれた。彼のためにやり遂げる事ができて、ただハッピーだ」
Andy Murray: 'It's the hardest few points I've had to play in my life' | Sport | The Guardian
バルトリと父ウォルターさん。BBCラジオの女子決勝の中継では、実況から
「バルトリのお父さんは彼女が小さい頃、『お前は決して美人にはならないよ。シャラポワには絶対なれない。だからお前は攻撃的に戦わないといけないよ』って言ったと思う?」
との発言があり、Twitter等で批難を浴び実況が謝罪する出来事が。この件についてウォルターさんは
「私は怒っていない。彼女は私の美しい娘だ」
「マリオンと私の関係はずっと信じられないものだった。だから、このレポーターが何の話をしているのか分からない」
「彼女が5歳の時は、他の子のようにプレーしてコートで楽しんでいた」
Wimbledon 2013: BBC apologise for John Inverdale's 'Bartoli not a looker’ comment - Telegraph
男子ダブルス優勝のブライアン兄弟に、女子ダブルス優勝のスーウェイ&シューアイ。
両手を腰に当てるのが癖らしいヒンギス。
思い返せばビッグネームが続々と敗れ去った第一週、「決勝が終わるまで更新をさぼりたい」とやさぐれた気持ちになったこともありました。でも、終わってみれば優勝はマレーとバルトリ。個人的には今年のウィンブルドンに何の不満もありません。二人ともおめでとう!
Wimbledon Championships 2013 Winners Ball Thumbnails - Pictures - Zimbio (チャンピオンズ・ディナーのその他の画像はこちらで)
痒いところに手が届く!!
ReplyDeleteこみねさんのブログは、そんなブログです!
見たい写真、読みたい記事を全て翻訳してくださり、感謝しています。
この気持ちを少しでもお返ししたいので、ランキング投票、毎日クリックしています。
今後も、よろしくお願いします!
はなこさん、こんにちは。
Deleteいつも読んで下さってありがとうございます。しかも毎日クリックまでなんて。はなこさんのように楽しんでいてくれる方がいてくれてこそのこのブログです。
いつまで続けられるか分かりませんが、こちらこそよろしくお願いします。
マレーもバルトリも本当におめでとう! 過去準優勝だった選手が優勝するとほっとします。あと少しのところで栄冠を逃したトラウマをいつまでも引きずるのは悲しいので… バルトリは去年のロンドン五輪に出場できなくて残念だったけど今年はWB優勝できてよかったです。バルトリパパ、誰が何と言おうと親はわが娘が一番チャーミング!ですよね(^^) そして77年ぶり英国人優勝を果たしたマレー、長い重い呪縛から解放されて何よりです\(^o^)/ 当分周囲では大騒ぎが続くでしょうから「優勝したはずのWB決勝で負ける夢を見る」とかは、今回はありませんように…
ReplyDelete和子さん、こんにちは。
Delete二人とも準優勝経験者、そうでしたね。準優勝でも立派ですが、優勝と比べては天と地ほどの開きがあることは否定できません。言われてみると確かにバルトリの仏テニス連盟との軋轢といい、マレーに重くのしかかっていた期待といい、どちらも長年積もり積もったものを全て流し去るかのような優勝でした。一時はどうなることかと思いましたが、いい大会でしたね。
マレーは優勝から明けて月曜の朝、ニュースの生出演で「1時間半しか寝てない」と話していたようだったので、その後少しはまとまった時間眠れているといいですね。
こみねさーん、マレーやりましたー!!!
ReplyDeleteマレーのファンになって、これほどうれしかった事はありません!!!
ロンドンオリンピックもやっと、取ってくれた全米タイトルもうれしかったですが、マレーはウィンブルドンで優勝しない限り、本当の意味で国民から認められることはできなかったはず。
それをこれ以上ない状況(去年の涙のインタビューで国民の気持ちを傾けた後)で果たしてくれたことは、本当にうれしかったし、ホッとしました・・・。
ジョコビッチにはちょっと、申し訳ないような雰囲気でしたが、マレーのプレッシャーを鑑みて、許してもらいたいです・・・w
ウィンブルドンでは、これからもプレッシャーは受けるでしょうけど、取る前よりは楽になるかと。
マレーもバルトリもいい笑顔で写真に映ってましたね!苦労が報われて、心からおめでとうと言いたいです。
カオリさん、マレーが優勝できて良かったですね。これでひとまず大きなプレッシャーからは一つ解放されましたかね。ジョコビッチは今回かなり辛い立場でしたが、これが最後のチャンスだったということは決してないと思います。
Delete今年は「終わり良ければ全て良し」なウィンブルドンでした。めでたしめでたし。