Friday, 26 July 2013

トロイッキ ドーピング検査違反で18ヶ月の出場停止処分

現在53位のヴィクトル・トロイッキ(27)にドーピング検査において違反があったとして25日、ITFから出場停止18ヶ月の処分が発表に。

問題となったのは、トロイッキがマスターズ1000モンテカルロ出場時の去る4月15日。検査対象に選ばれたトロイッキは尿検体は提出したものの、血液検体については体調が優れないことを理由に提出を拒否。これがアンチ・ドーピング規則第2条3項「正当な理由なき検体提出の拒否、または検体採取の回避」に当たるとして、処分が課されることに。

トロイッキは独立ドーピング防止裁判所に対し、検査官は当日「体調不良による検体の不提出は容認可能」と話した、と弁明。しかし同裁判所は、検査官はトロイッキに対し体調不良が血液検体を提出しない理由として妥当かどうかアドバイスを与えることはできないと伝え、またトロイッキが言うような保証もしていない、と結論。但し、第10条5項2号によりトロイッキに重い過失あるいは不注意がなかったと認められた場合は、処分期間の短縮も有り得るとも。

今回の処分を受け、トロイッキがモンテカルロで獲得したポイントと賞金は剥奪へ。処分が明けるのは2015年1月24日。

Decision In The Case Of Viktor Troicki - Tennis - ATP World Tour

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25日、ATP250ウマグ2Rでトミー・ロブレドに6-0 6-4で敗れたトロイッキは記者会見。

「僕のキャリアで最も辛い瞬間だ」
「僕は無実だ」
「僕は禁止薬物を摂ったことも、摂ろうと考えたこともない。嘘はついていないし、今回の事には傷ついている」

とコメント。また、トロイッキのエージェントがUSAトゥデイ紙にQ&A方式で伝えたところによると、トロイッキは

「検査を担当した医師は僕の顔色がとても悪い、具合が悪そうに見える、その事についてITFに説明の手紙を書くなら検査を飛ばしてもいい、と言った」
「彼女は僕に手紙の内容を書き取らせて、血液を採らずに僕を解放した。彼女はとても助けになってくれたし、理解があった」
「今僕は、正当な理由なく血液検査を断ったことで処分を受けている。悪夢としか言いようがない」
「翌朝、僕は同じ医師により血液検査を受けた。どちらも陰性。全く潔白だ」

と語った、との事。

トロイッキはスポーツ仲裁裁判所に上告の意向。

「ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所に任せる。彼らが真実を探し、見つけてくれるよう望んでいる。そして、それは一つしかない」
「ドーピング規則は厳格だし、そうあり続けるべきだ。でも、今回の件は医師でもある検査官による明らかなミスで、その人物が決定権を持っている。彼女は僕を解放し、安心させた。僕の考えるところでは、彼女は自分が手順に従わなかったことに気づいて、僕を見捨てたんだ」

「自分が犯罪者みたいに扱われている気分だ。そして、僕は何もしていない。僕は針が怖くて、血を採る時はいつも騒ぎになる。でも、いつも応じてきた。僕は潔白だし、これからのキャリアでもそうあり続ける。僕はただ、僕がリスクを冒していると伝えてくれない良くない医師に当たっただけだ。彼女は僕に、彼女が決定権を持つことを示すITFからの手紙を見せて、僕は彼女を完全に信頼した。会話の内容を録音しておけば良かった。そうすればこんな事にならなかったのに」

「ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所が僕の良心と完全な無実を熟慮してくれることを、100%信じている。でも今は、この酷い処分の前に言葉がない。自分が日々築き上げるのを手伝ってきた世界が、僕を裏切った。人が想像し得る最悪の気分だ」

Viktor Troicki suspended for violation of doping policy

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トミッチに彼の弁護士を紹介してもらうといいのでは?



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