Sunday 1 November 2009

アガシ自伝から新事実続々 今度は「前妻ブルック・シールズ」と「かつら」

米People誌のインタビューに対し、アガシは覚せい剤を「1年かそこら」の間定期的に使用していた、と告白。

「もし自分のことを語ろうとするなら、自分自身に正直であらねばならない」
「タイトルが『Open』ならなおさらね」

そして、アガシとの結婚式に向け前妻のブルック・シールズが体型を整えるモチベーションとするため冷蔵庫に貼り付けた写真は、アガシの現在の妻シュテフィ・グラフのものだったとも。

「ブルックは『パーフェクトな女性の写真よ』と言った」
「パーフェクトな脚を持ったパーフェクトな女性――ブルックが欲しいと願った脚」

93年のクリスマス後まもなく二人がデートするようになった経緯については、親から押さえつけられてきた経験を分かち合うことで気持ちが通じ合った、と説明。ブルックが人気ドラマ『フレンズ』にゲスト出演した際ジョーイ役のマット・ルブランの手を舐めるシーンがあり、アガシは嫉妬のあまりセットに乱入したこともあったとか。

本の執筆にあたってはブルック・シールズにも相談したそうで、

「僕たちの記憶は多くの部分で合致していたが、解釈についてはそうではなかった」
「他の人に対する時よりも強めのレンズを付けて自分を見つめようと努めた」

TENNIS.com - News Headlines - Agassi tells mag he used meth 'for a year or so'.

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さらに、アガシはかつて彼のトレードマークだった長髪が、実はかつらだったことも告白。かつらを付け始めたのは薄くなってきた頭髪を隠すためで、

「毎朝起きる度に枕、洗面台、排水口に僕の一部を見つけた」
「僕は自問した。『かつらを付けるか?コートで?』。僕は答えた。『他にどうすればいい』」

 しかし、90年の全仏決勝前夜、アガシがシャワーを浴びている際かつらが崩れ始める事態に。

「恐らくリンスが合わなかったのだろう」

パニックに陥ったアガシは兄のフィリーを部屋に呼び、二人でピンやクリップを使いかつらを寄せ集めたとか。

「もちろんかつら無しでもプレーはできた。でも、僕がいつも本当はかつらをつけていたと知ったら、記者たちは何て書くだろう?」
「試合前のウォーミングアップの間、僕は祈った。勝利ではなく、かつらが落ちないことを」
「一歩飛び跳ねる度にかつらが土の上に落ちる様を想像した。何百万人という視聴者がテレビの画面に近寄って目を見開き、たくさんの言語や方言で『どうしてアンドレ・アガシの髪が落ちたんだ?』と尋ねる」

髪を全て切るように説得したのはブルック・シールズ。

「彼女は僕に『頭を剃るべきよ』と言った。それは歯を全部抜けと言われているようなものだった」
「とは言え、僕は数日間考えた。かつらが僕に引き起こした苦痛、偽善、嘘のことを」
そして、思い切って髪を剃り落としてみると、「鏡の中に僕の知らない人間が現れ、微笑んでいた」。

Agassi blames wig for French loss - Tennis - Fox Sports.

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数日前の記事で「アガシがかつらを使用していたというデマが流れている」と書いたのですが、なぜあの時デマと思ったかというと、最初に某サイトでその情報を得た後、改めて他の報道に当たろうと検索サイトでトップに来た結果をクリックしたら、いきなりウイルス対策ソフトが立ち上がって警告を出してきたこと、また、その時点では大手ニュースサイトではかつらについて全く報じられていなかったからです。事実だったとは・・・。

Andre Agassi Tennis
B00002ST07

2 comments:

  1. こみねさん、お引越しおめでとうございます。
    また度々お邪魔させてくださいね。
    アガシのヅラ・カミングアウトにはこれまた驚きました!!!
    ドラッグ以上に、何ていうか・・恥ずかしいんじゃないかな~と思ったりします。
    でもグランドスラムの決勝という一世一代の舞台で、試合より頭に注意が集中してたなんて・・・もう呆れて開いた口が塞がりません。

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  2. hiruneさん、こんにちは。新しいブログへようこそ。

    私もヅラにはさすがに驚きましたが、90年ということは当時アガシは20歳。世界中に名前と顔を知られた状況で薄くなってきた頭髪を素直に受け入れるには少し若すぎたかもしれません。

    アガシの自伝関連のニュースを追っていると、ひたすら悲しくなってきます。何というか・・・周りに人はたくさんいたはずなのに孤独すぎる。

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