Sunday 19 January 2014

全豪2014 予選DAY4観戦記 (その3) 杉田 vs ゲー

日本勢では一人第2試合に入った杉田祐一選手は、第1セットで既に1ブレークアップで3-2。

Yuichi Sugita

いい時の杉田選手のプレーは躍動感に溢れていて、本当に惚れ惚れする。


David Guez

相手のダビド・ゲーは、1Rで守屋宏紀選手に勝った選手。好調な杉田選手の前に、早くも諦めムードが漂っている。31歳ということで、疲労が抜けにくいのだろうか。


P1080408第2セットも第3ゲームで杉田選手がブレーク。ところが、この後すぐにゲーにブレークバックを許してしまう。

それまで疲れた様子を隠さなかったゲーだったが、この時どうやら「まだチャンスがある」と感じたらしかった。プレーに力強さが戻り、徐々に試合の流れはゲーへ。一方の杉田選手は先ほどまでのリズムを失い、迷いのようなものが見え隠れするように。ああ、これはいつもの良くないパターン。しかし、1セット落としても第3セットはゼロからのスタート。気持ちを整理できれば、再び流れを変えるチャンスは十分ある。

ファイナルセットに入って、第4ゲームまではお互いにブレーク。4-3からの第8ゲームはゲーのサービスゲーム。ここでブレークできれば5-3とリードして杉田選手が大きく有利になる。普通は緊張感が高まってゲームの流れに異変が生まれがちだが、拍子抜けするほど何事もなくあっさりゲーがキープした。スコアを把握していたらしいゲーは、第9ゲームでブレーク。続いて自分のサーブをキープしてゲームセット。

またもやグランドスラム本戦出場を目前で逃した杉田選手。今や予選決勝が大きな心の壁になってしまっているようだ。どうすればその壁を打ち崩せたものか。「本戦出場」を目標にしているから、予選決勝の勝利目前であれこれ考え始めてしまうのではないか。ここは一つ目標を上げて「本戦2R出場」を目指せば、とりあえず予選決勝という場に意味を持たせすぎずに済むようになるのではないか。

私は大真面目です。


Men's Qualifying Singles - Round 3
David Guez (FRA) def. 杉田祐一 [32]
4-6 6-3 6-4

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