Monday 1 November 2010

クリストフ・ロクス 「ドーピングは蔓延」発言

ベルギー紙La Derniere Heureが報じたところでは、最近引退したばかりのクリストフ・ロクス(31)がテニス界のドーピング横行を示唆する発言とともに、自分はパフォーマンス向上ドラッグの合法化に反対しないだろう、とも語ったとか。

「いんちきはいっぱいある。ただ、皆その事を話したくないだけだ」
「僕は偽るのを止めたいだけだ。この偽善には怒りを覚える」

ロクスが以前同問題について口を開いた際はATPから警告書を受け取ったとか。彼自身は過去10年間、アンチ・ドーピング・プログラムの下で一年に最高15回のテストを受け、何名かの選手はシステムから逃れていると信じているとか。

「他のみんなと同じように、いろいろ見てきた」
「僕にしてみたら、太陽の下で5時間もプレーした後、翌日うさぎみたいに帰ってくるなんて有り得ないね」
「誰とは言わないけど、一人の選手と対戦した時のことを覚えてる」
「僕は第1セットを6-1で獲った、とても簡単に。彼はバスルームへ行くと、大変身して戻ってきた」
「彼は第2セットを5-3とリードして、僕が5-5にすると……彼は鼻血を出した。僕はとても奇妙だと思った」

パフォーマンス向上ドラッグの使用許可について前向きかと尋ねられると、ロクスは「反対はしないだろう。とにかくそれは存在するんだから」。

「この手の製品を摂取する人間は、自身の健康へのリスクについて熟知している。でも、分かっていながら摂るんだ。そうすれば家族全員を養えるかもしれないから」

また、ロクスは08年5月のジュスティーヌ・エナンの突然の引退発表の裏にドーピングが絡んでいたとする憶測にも言及。

「僕も君のように(噂を)聞いたことがある」
「僕が言えるのは、彼女が明確な理由もなく突然プレーを止めたのには驚いた、ってことだけだ。普通チャンピオンは何ヶ月か前に発表して、さよならツアーのようなことをするから」

ロクス自身は今年7月、米ニューポートで八百長疑惑の中心人物に。160位のロクスと552位のリチャード・ブルームフィールドが対戦した試合において約200万ドル以上の大金が不審な動きを見せたことにより、当局の調査が入ったと見られているとか。試合はブルームフィールドが7-6 6-3で勝利。

Christophe Rochus claims widespread doping in tennis | Herald Sun

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さらに、ロクスは女子テニスについても発言。

「ジュスティーヌ・エナンは男子の500位にも勝てないだろう」
「女子の準々決勝以前はジョークだ」
「レベルは悲惨なほど低く、トップ10とトップ100に開きがありすぎる」

などと語ったとか。

Rochus : De la rigolade - WTA Tour 2009 - Tennis – Eurosport

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ロクス弟はどんなに相手が強かろうとも常に全身全霊で立ち向かう印象が強いのですが、兄は……背丈とテニスセンスを除いて丸きり正反対だなあ、といつも思っていました。


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