Thursday 31 October 2013

メルボルン・チャレンジャー観戦記 DAY5 (その1) 伊藤 vs クラーン、エブデン vs モット

10月25日(金)

シングルス準々決勝が行われたこの日も、朝からぱっとしない天気。

Yarra River

11時前に会場到着。日本勢で本戦に出場した6名のうちただ一人準々決勝に勝ち残った伊藤竜馬選手は、第3シードのクラーン相手に既に第1セット1ブレークと好調な立ち上がり。前日、強風が吹き荒れる中での守屋宏紀選手との試合では上手さが目立ったクラーンだが、この日は風が収まったことも手伝ってか、竜馬選手のパワー溢れるストロークの前に非力なところばかりが目に付く。どうでもいいが、今年ここでクラーンの試合を見るのは全豪予選のvs キルギオス、ベランキス戦、今回のvs 守屋、内山(ダブルス)戦に続いてこれで5試合目だ。全て相手方目当ての観戦だったのだが、「何このおばはん?俺のファン?」とか思われていたらどうしよう。違うのに。

Tatsuma Ito

金網のない場所に移動してまで撮影する勇気がなかったので、こんな写真しかない。第1セットは竜馬選手が先取。第2セットも序盤でブレークに成功し、申し分のない展開で今年初めての準決勝進出。

Men’s Singles – Quarter-Final
伊藤竜馬 [6] def. Bradley Klahn (USA) [3]
6-3 6-3


***

隣りのコートでは、第1シードのマシュー・エブデンがまたもや苦戦していた。相手はオーストラリアの子らしいが初めて見る顔だ。

Blake Mott

後で調べて分かったことには、彼の名はブレーク・モット。まだ17歳で、今大会は予選から勝ち上がり、1Rでキルギオス、2Rでトンプソンと同国の10代選手に連勝してのベスト8入り。この日もエブデン相手に互角の打ち合いを見せていて、思わず目が釘付けになった。

ところで、オーストラリアには10代で活躍できる選手はたくさんいるのに、20代に入るとその多くが失速するのは何故だろう。以前豪紙のサイトで、ジュニアで目ぼしい選手がAIS (Australian Institute of Sport)のプログラムに呼ばれると、意見が異なる複数のコーチの指導を同時に受けることで混乱する、選手を子供の頃からよく知っている地元のコーチの存在を軽視するべきでない、という意見を読んだこともあるが、ずっと父親がコーチで困ったことになっているトミッチの例もあるのでそれは何とも言えない。

トミッチと言えば先月、父ジョンさんに頭突きを食らった元ヒッティング・パートナー、トーマス・ドルエさんがトミッチ一家と過ごした日々について語った記事が出ていたが、その中でジョンさんがスーパーでBB弾を買ってきて、息子を含めたチームの面々と打ち合って遊んだという話を読んで、もしかしてトミッチに彼女が出来てもすぐに離れて行くのは、こういう種類の出来事を目の当たりにしたせいではないか、という思いを抱いた。トミッチと付き合う女性はこの手の事態に動じるどころか、父子を上回るいかれた行動が取れる人でなければ。でも、そんな人はちょっといないだろうな……。しかし、今日ニュースサイトで一つの見出しに目を留めた瞬間、雷に打たれたような衝撃が走った。いた!こんな所にトミッチにぴったりの女性が。正に灯台下暗し。

ヒンギスが警察から事情聴取、夫への暴行疑惑で 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

ヒンギスがトミッチと付き合えば、たとえジョンさんにBB弾で打たれたとしてもお母さんと一緒に殴り返して、お母さんの恋人もDVDプレーヤーで防御、応戦してくれるに違いない。テニス面でも、ヒンギスとトミッチは相手を小バカにする系統で相性バッチリ。彼女がコーチに就けばそちらの問題も一挙に解決。二人のリアリティー番組なんて作ってくれたら大ヒット間違いないのに。

ヒンギスはいつまでもユタンさんに拘っていないで、今すぐトミッチを攻略してほしい。いや、するべき!でも、逮捕されるまでに間に合うかしら?

Men’s Singles – Quarter-Final
Matthew Ebden (AUS) [1] def. Blake Mott (AUS)
6-4 6-1




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