Monday, 28 October 2013

メルボルン・チャレンジャー観戦記 DAY4 (その1) 伊藤 vs リム、守屋 vs クラーン

毎年1月は全豪オープンで大賑わいのメルボルン・パークですが、先週は5万ドルのチャレンジャーの大会が行われました。メルボルンでのチャレンジャー開催は、09年3月以来約4年半ぶりのこと。日本からは杉田祐一、守屋宏紀、伊藤竜馬、関口周一、内山靖崇、予選から勝ち上がった竹内研人の計6選手が本戦に出場しました。天気が回復した木曜から会場で見てきたので、その感想など。

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10月24日(木)

本戦がスタートした月曜から水曜までは生憎の天候となり、多くの1Rの試合は水曜にインドアコートで行われた。日本勢は守屋選手がサヴィルに、伊藤選手がウドムチョクに、関口選手は第4シードの杉田選手に勝ち2R進出を決めたが、内山選手は第1シードのエブデンに、竹内選手はコッキナキスに敗れた。

木曜の天気予報も前日までと然程変わらない内容。「今日もまた雨か。またインドアか」と朝からのんびり過ごしていたら、空は朝から明るいまま。その内試合開始時刻の10時となったので、慌てて会場へ馳せ参じた。

Yarra River

ヤラ川を渡る橋よりシティ方面を臨む。今日はこの天気がいつまで持ってくれることやら。

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Tatsuma Ito

会場到着後間もなく、8番コートに竜馬選手を発見。試合は竜馬選手の1セットアップ、第2セットも既に1ブレークリードだったかな?この日は常時風が強かったのだが、竜馬選手のサービング・フォー・ザ・マッチに入るや風は一層激しさを増し、選手用の椅子が倒れて試合が中断するほどだった。しかし、危なげない展開でストレート勝ち。先日のマスターズ1000上海では、トップ100の選手二人(ベッカー、デバーマン)を下し予選突破と復調の兆しを見せた竜馬選手。好調は続いているようだ。

Men’s Singles - 2nd Round
伊藤竜馬[6] def. Yong-Kyu Lim (KOR)
6-3 6-4


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Hiroki Moriya

時を同じくして、隣りの7番コートでは守屋選手が第3シードのクラーンと対戦中。残念ながらこちらは1セットダウンで、第2セットも既にブレークを許す等苦戦していた。元全米大学チャンピオンのクラーンは上背もなければパワーも特にないのだが、とにかく上手い。守屋選手は反撃のチャンスを掴めないまま試合は終了した模様。うーん残念!

Men’s Singles - 2nd Round
Bradley Klahn (USA) [3] def. 守屋宏紀
6-1 6-3


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アシュリー・バーティーがコーチのジェイソン・ストルテンバーグ氏と並んでやって来た。キルギオス vs モットの10代オージー・プレーヤー仲間の対決を見終えて引き上げるところらしい。

P1070598

18歳のキルギオスは今年1月に全豪ジュニア優勝後、2月にシドニーでCH初優勝、ワイルドカードで本戦から出場した全仏ではステパネックに勝利、全米では予選突破、9月のデ杯ワールドカード・プレーオフでは初のメンバー入りを果たしダブルスで初出場(フルセットで敗退)等の大活躍で、ランキングは今年初めの838位から現在は180位。今大会も関係者は次代のホープの上位進出を大いに期待していたはずだが、キルギオスは今月初め米・サクラメントのチャレンジャー出場中に右肘を故障しスケジュールを切り上げ帰国。その影響が残っていたのか、初戦で予選上がりの17歳ブレーク・モットにストレートで敗戦となった。

Men’s Singles – 1st Round
Blake Mott (AUS) def. Nick Kyrgios (AUS)
6-3 7-5




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