Tuesday 29 October 2013

メルボルン・チャレンジャー観戦記 DAY4 (その3) エブデン vs コッキナキス

第1シードのマシュー・エブデンが17歳のタナシ・コッキナキス相手に第1セットを1-6で落としたと聞いて移動。

Matthew Ebden

この1ヶ月でアメリカのチャレンジャー2大会で準優勝したエブデンは、この週のランキングで109位。翌週のトララルゴンCHは姉(妹)さんの結婚式に出席するためエントリーしていない彼。全豪本戦のダイレクトインを確実にするためには、こんなところで負ける訳にはいかない。

Thanasi Kokkinakis

1Rで竹内研人選手を下したコッキナキスは、今回ワイルドカードでの出場。今年はフューチャーズを中心に回りつつ、ジュニアの大会では全豪で準優勝、ウィンブルドンはキルギオスとのペアでダブルス優勝、全米は準優勝の好成績。ガスケばりのなで肩ながら、キルギオスに続く豪次代のホープ。

ふと気が付くと、私の斜め後ろに伊藤竜馬選手が立っていた。周りには今年から彼のコーチになったヤン・デ・ウィット氏と、この後ダブルスで対戦予定のジェームス・ワードとグレッグ・ジョーンズの姿も。

ヤン・デ・ヴィット氏は戦術分析能力に定評があるそうで、竜馬選手の他にシモン、ツルスノフ、ニエミネンという錚々たる面々のコーチも務める方。シモンが氏を自分のコーチに迎えた理由について語った記事の訳を見つけたので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。

ビデオ分析のアドバンテージに気づいたテニスコーチたち _ スポーツコード


ちらちら盗み見すると、ワードは何やら親しげに竜馬選手に話しかけている。知り合い?その後数日観察したところ、どうやらワードもヤン・デ・ウィット氏に師事しているらしい。竜馬選手が来週日本勢の多くが出場するソウルではなくトララルゴンに出場するのは、そういう事情だったのか。次に振り返ると、今度はジョーンズが竜馬選手に向かって楽しげに早口でまくし立てていて、竜馬選手はニコニコしながらそれを聞いている。ジョーンズくんがこんなに朗らかに喋っているところなんて初めて見た。ヤン・デ・ウィット氏と組むため、ドイツ・ハレのゲリー・ウェバー・ブレークポイント・ベースに拠点を移した竜馬選手。新しい環境に適応しているのかどうか心配だったが、とりあえず周りの人には愛されているようだ。何だかまぶしいわ。

試合もろくに見ずにそんな感慨に耽っていると、雨が降り始めた。エブデンが第2セットを7-5で取りセットオールに持ち込んだところで中断。



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