マーガレット・コート・アリーナの男子ダブルス準決勝へ移動。
決勝進出を賭けて対戦するのは、リアンダー・パエス&ラデク・ステパネックと第2シードのマックス・ミルニー&ダニエル・ネスター。
オーストラリア・デーなので、TVカメラにもオーストラリア国旗。
スクリーンの背景もオーストラリア国旗。
ダニエル・ネスター、39歳。先日のデ杯ではカナダ代表入り20年目を迎えた彼。代表として初めての試合、対戦相手はステファン・エドバーグだったとか。
エンドチェンジも小走りのパエス&ステパネック。
今日も初っ端から息の合ったコンビネーションを見せる二人。
第1セットはミルニー&ネスター組が6-2で先取。第2セット1-1となった2時過ぎのこと。突然空から轟音とともに煙の筋が。
これもオーストラリア・デーの恒例行事の一つ、王立オーストラリア空軍による戦闘機の曲芸飛行。
主審の指示で選手は一旦ベンチに。
毎年音だけは聞いていたが、こんな特等席で楽しんだのは初めて。
演技がなかなか終わらないので、結局プレーを再開することに。
少々画質が悪いが、当日の雰囲気など感じ取って頂けたら。第2セットミルニー&ネスターの3-2。第6ゲームの途中から。
第2セット3-3で、第7ゲームはミルニーのサーブ。10分以上かかったこのゲームで、最後はミルニーがダブルフォルト。ブレークして喜ぶパエスとステパネックがチェストバンプ。シャッターチャンスについ焦って、こんなボケた写真に。
試合終盤、ゲームの緊張が高まった頃のことだったように記憶しているが、ボレー合戦になってステパネックのボレーがミルニーのボディーを直撃した。しかし、ステパネックは謝罪せず仁王立ち。ミルニーも別段怒った風もなく、すぐ次のポジションに移動した。男!男のダブルス!
第3セットはパエスがスマッシュを何度か凌いだ後、フォアに大きく振られながらクロスに返したボールがギリギリコートの隅に決まるスーパーショットとなり、これが試合の流れを決めたように記憶。
2時間13分の熱戦の後、トータルポイント数では4つ少なかったパエス&ステパネック組が決勝進出。
Men's Doubles – Semifinals
Leander Paes(IND) / Radek Stepanek(CZE)
def. Max Mirnyi(BLR)[2] / Daniel Nestor(CAN)[2]
2-6 6-4 6-4
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決勝でパエス&ステパネックはブライアン兄弟と対戦。ストレートで勝ち、パエスはキャリアグランドスラムを達成。ステパネックはグランドスラム初優勝。優勝して喜ぶ姿で笑い泣きできるほど面白かったペアがかつていただろうか。下の動画で1分20秒にあるパエスからステパネックに宛てた"I love you."のメッセージは必見。
Men's Doubles - Finals
Leander Paes(IND) / Radek Stepanek(CZE)
def. Bob Bryan(USA)[1] / Mike Bryan(USA)[1]
7-6(1) 6-2
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17日、ペトラ・クヴィトワが発表したところによると、ロンドン五輪のミックスダブルスに彼女とステパネックが組んで出場することになったとか。
トマシュ・ベルディヒもステパネックとのペアで男子ダブルスに出場することを発表済み。
ステップさんは2012年もモテモテのようだ。
Kvitova, Stepanek to play Olympic mixed doubles
テニス上達 勝てるダブルス (学研スポーツブックス)
藤田 義仁
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