敗れたミルザとベスニナ。
別々に帰るクズネツォワ……
とズボナレワ。ズボナレワは恐らくファンが渡したであろうサインペンを右手に握りしめたまま。
Women's Doubles – Semifinals
Svetlana Kuznetsova(RUS) / Vera Zvonareva(RUS)
def. Sania Mirza(IND)[6] / Elena Vesnina(RUS)[6]
7-6(4) 2-6 6-4
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試合の合間、スクリーンではウィルソンのラケット「STEAM PRO」のCM、錦織くん&クヴィトワ・バージョンが。
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今年はこのペアの試合ばかり見ているような気がする。
ビンチ&エラーニのイタリアペアを見るのは今回が初めて。
全豪で見ていると、イタリアとベルギーは特に小柄な選手が多い印象がある。しかし、両国ともそこそこ良い選手が揃っているところを見ると、「日本人は小柄だから世界に通用しない」という言い分はどこまで正しいのだろう、といつも思う。日本人選手が海外でプレーするにあたって最も障害となっているのはむしろ、大会の集中する欧米への移動が地理的により厳しいこと、言語の壁、文化・習慣の違い、食べ物関係等々でストレスが溜まりやすいことにあるのではなかろうか。オーストラリアで暮らすようになってから、日本が日本人にとっていかに快適な国か実感しての感想。
入っている間は強力な武器となるハラデツカのサーブ。
今日も見るからに気合が入りまくっているロベルタ・ビンチ(右)。怖いよ。
Iフォーメーションでの構えがいかにもどヤンキーなサラ・エラーニ。今大会シングルスではキャリア初のベスト8入りを果たした彼女。ダブルスでは声の威勢の良さにごまかされそうだが、実はあまり動いておらず、やはりここでも働いているのはビンチ。
途中、一緒に見ていたダーさんが「ハラデツカのオーバーヘッドが狙われとる」。言われてみれば、確かにイタリアペアは「おーら、打ってこいや」と言わんばかりに高いボールをハラデツカに集中させているようだ。ハラデツカは自分の頭上にボールが来ると、傍目に分かるほど不安気な表情。そして、伊ペアの目論見通りふかしたり、ネットに引っ掛けたりするのだ。そのうち、見送って後ろのフラバーチコワに任せる場面も。
チェコペアはフラバーチコワがメンタル担当らしく、ポイントが終わる毎に弱気になっているハラデツカに気合を入れる。また、フラバーチコワは後ろでのクロスのラリーが長くなり緊張度が高まると、フォロースルーで上体が倒れる角度が次第に大きくなり、終いには下半身に対し直角近くまで折れ曲がるのが傑作。
イタリアペアの勝利。ビンチにやっと笑顔が!
明暗くっきり。
Women's Doubles – Semifinals
Sara Errani(ITA)[11] / Roberta Vinci(ITA)[11]
def. Andrea Hlavackova(CZE)[7] / Lucie Hradecka(CZE)[7]
5-7 7-5 6-1
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今日も日が暮れる。
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