「これは……」
恐る恐る列の隙間からコートの中を覗くと満員御礼。ヤバい!!ロードラ vs ボゴモロフJr.のスライス合戦にうつつを抜かしている間に、マーガレットは既に埋まっていたのだ。これは錦織くんの試合が見られない可能性も!!
ダックワースの1Rにあまり人が入っていなかったのですっかり油断していたが、初戦突破のニュースをテレビで見た地元民がこぞって応援に現れたらしい。エンドチェンジになると、客席担当のお姉さんは
「もう席がある人だけ戻って。ない人は空くまで待ってね」。
うおっ、最悪!暑い中試合も見られず、ただ壁際に立って待ちぼうけ。こうしている間にも8番では竜馬の試合が始まった。1時間弱待って、ようやく入場。
ちょっと上の席になってしまったが、入れただけでも良しとしよう。あー、本当に焦った。
試合は大方の予想を裏切り、2日後に20歳の誕生日を迎える地元ワイルドカード、ジェームス・ダックワースが第9シードのヤンコ・ティプサレビッチ相手に第1セットを奪うスタート。第2セットは落としたものの、ダックワースは気落ちせず懸命のプレー。これは誰も席を立たないわけだ。それにしても、前月のワイルドカード・プレーオフ決勝では序盤に足を捻ったとはいえ、マリンコ・マトセビッチにあっさり負けていたのに。1Rでは148位のユルゲン・ゾップ(エストニア)にストレートで快勝しているし、大舞台に強いタイプなのか。
ダックワースは積極的にネットに出て攻めの姿勢を崩さず、左右に大きく振られながら難しいボレーを3本続けて返すスーパープレーも。しかし、5-5で痛恨のダブルフォルト。結局第3セットもティプサレビッチへ。
第4セットは2-2で迎えた第5ゲームでティプサレビッチがブレーク。このリードを守りきり、試合巧者の面目躍如。
鳩胸とお尻がドナルド・ダックを思い起こさせ、名前そのままのダックワース。写真はなぜか撮り忘れてしまったが、大きく育ってオーストラリア勢の新しい星になってほしい。
Men's Singles - 2nd Round
Janko Tipsarevic(SRB)[9] def. James Duckworth(AUS)
3-6 6-2 7-6(5) 6-4
ほーのぼ~のシエスタ ドナルドダック (M)
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