Monday 24 November 2008

スペイン デ杯3度目の優勝

スペインの2勝1敗で迎えた最終日。第4試合のシングルスは、初日のF-Lo戦で右足を痛めたデルポトロに代わりアカスソ、同じく初日ナルバンディアンにいいところなくやられたフェレールに代わりヴェルダスコがそれぞれ出場。

試合は6-3 6-7 4-6 6-3 6-1のフルセットで、ヴェルダスコが逆転勝利。スペインのアウェイでの優勝は今回が初。11,000人の観衆を向こうに回し勝利を収めた後、ヴェルダスコは

「僕の人生最高の日だ。僕の人生で一番大事な試合であり勝利だ。この事は忘れないだろう。グランドスラムで優勝したみたいだ」

アカスソは06年決勝vsロシア戦でもサフィンに負けたことがあり、デ杯決勝のチームの勝敗を賭けた試合において2度敗北を喫した初のアルゼンチン人選手に。試合後は涙を流していたとか。

リンク: Davis Cup - Match Report.

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スペインチーム監督のエミリオ・サンチェス・ビカリオ氏のコメント。

「ラファエル・ナダルは我々に大きな可能性を与え、(準々決勝で)ドイツ、(準決勝で)米国と対戦した際チームに勝利をもたらしてくれた、と僕は考えている。我々がこの場にいるのは彼の勝利のお陰だ」
「しかし、ここにいるプレーヤーは賞賛を受けるにふさわしい。彼らはチームを進歩させたことで、新聞のトップを飾り、賛美を受けるに値する」
「選手時代を含め、自分のキャリア最高の勝利だ」
「フェルナンドは観衆に気を取られすぎて、自分の長所のことを忘れてしまっていた」
「第4セットで我々は彼の長所に集中させようとし、それが違いを生み出したと思う」
「(第4試合から外したフェレールについて)今日の出場がないことを告げると、彼はフェルナンドを励まし、終始我々をサポートしてくれた。これはダビドとチームの勝利だ」

リンク: Davis Cup - Match Report.

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スペイン国営放送tveによる昨夜のニュースでも、かなりの時間を割いてデ杯優勝について報じていました。

第4試合ヴェルダスコvsアカスソのダイジェスト。

口同士かと思いました。

優勝直後。会場のF-Loと故郷マナコールにいるナダルが衛星回線を通して会話。が、時差が生じてお互いの会話がかち合いまくるベタな展開に。

表彰式

表彰式の後、マタドールごっこに興じる選手たち

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デ杯初優勝をほぼ手中にしていたと思われたアルゼンチン。一転10年ぶりにホームで負ける結果となった後、監督のマンキーニ氏は

「我々は今回の敗北から学ばなければならない。それは選手だけではない」
「国全体、全員が同じ方向に向って進むことを学ぶ必要がある」
「私は国、アルゼンチン人、我々のあり方の現実について話している」
「常々会場ではなくテニスについて話すべきだと私は言ってきた。全てが政治的になってしまった。少々集中を欠いた」

と決勝の会場誘致を巡り政治的な争いがあったことに対し、遺憾の意を表明する場面も。

リンク: Tennis-Argentina captain says Davis loss a lesson for the nation | Sports | Tennis | Reuters.

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