両選手がコートに出てきて最初に目に付いたのは、2011年全豪ジュニア単複チャンピオン、アン-ソフィー・メスタシュの筋肉だった。
お前はサマンサ・ストーサーか。
最初のゲームはメスタシュのパワフルなショットの前に圧倒されて終了。何でこの人予選に出てるの？しかし、その理由はすぐに判明した。
メスタシュを見た直後では、何とも可憐な尾﨑さん。
尾﨑選手がコース、球種、スピードに変化を付けると、メスタシュはミスが増えてきた。最初のゲームのような爆発的なプレーを続ける力はまだないらしい。絶望的な気持ちから一気に期待が広がる。
第2セットの途中までは尾﨑選手のペースで進行したが、次第にメスタシュが開き直ってプレーし始めると女子離れしたインパクト音と共にウィナーが突き刺さる。追い上げる時はいいショットが決められるのか。そんなところまでストーサーに似ているなんて。この調子を続けられると本当に困ったことになる。徐々に流れはメスタシュに傾きセットオール。
第3セットに入ると、再びメスタシュの豪快なショットは鳴りを潜めた。尾﨑選手が一気に4-0とリード。
かっこいい！
錦織くんも見に来た。
大きくリードされたことで、メスタシュは再び本来のプレーを取り戻した。いや、もう今日はそれ要りませんので！尾崎さん、あと少しよ！
尾崎選手はサービング・フォー・ザ・セットも逃し、5-4。しかし、ここでサーブをキープすれば5オールとなることをメスタシュが意識したのか、ここでチャンスボールをミスする等崩れた。助かった！
全豪予選初出場の尾﨑選手が見事決勝に進出。おめでとう！
Women's Qualifying Singles - Round 2
尾﨑里紗 def. An-Sophie Mestach (BEL) [24]
6-2 3-6 6-4
No comments:
Post a Comment