Saturday, 22 September 2012

あの人は今 アンチッチ、サフィーナは学生、失踪シュニーダーはドイツに、エナンおめでた

引退したり、引退同然状態のあの選手たちの行方をいくつか。

+++

04年にウィンブルドン・ベスト4、元世界7位のマリオ・アンチッチ(28)は、慢性的な肩の故障と背中の痛みに悩まされると同時に感染性単核症にも苦しみ、昨年2月26歳で引退

故障でツアーを離れていた08年にクロアチアの大学で法律の学位を取得し、クロアチアの大手法律事務所の一つで働いていたことも。引退後は、米ハーバード大学ロースクールで研究プロジェクトに数ヶ月参加し、「プロテニスにおけるドーピングに関する諸施策」について論文を提出。アンチッチがかつて所属したスポーツマネージメント会社IMGの弁護士も務めた担当教授によると、出版できるレベルの出来だったとか。

アメリカで博士号を取ることを決意した彼は、現在コロンビア大学ロースクールに在学中。キャンパスでは女子テニス部員から声をかけられ、コートに顔を出してメンバーを喜ばせたことも。今はルームメイトと一緒に2ベッドルームのアパートに住んでいるそうで、一年の博士課程を修了した後はニューヨークの大手法律事務所で就職を希望している、との事。

全米期間中は同国のマリン・チリッチの応援に訪れ、かつてウィンブルドンで倒したフェデラーの試合も見たとか。

「ロジャーのように僕より年上で、まだグランドスラムで活躍している選手はたくさんいる」
「でも人にはそれぞれ物語があって、僕は自分のそれに満足している」

Former Tennis Star Makes a Mark at Columbia Law School - NYTimes.com (画像あり)

***


元世界No.1で、昨年4月のマドリッドを最後に無期限休養中のディナラ・サフィーナ。先月行われたUSA TODAY紙の電話インタビューに対し、

「自分では引退しているとは思っていない」
「時間をかけているだけ。いつ戻るか、戻れるかどうか分からない。公式に引退したと言いたくない」
「正直言って、何も恋しく思わない」

と語ったとか。

現在はモスクワで一人暮らし。同地の大学で法律と経営を学んでいるというサフィーナ。今はロシア下院議員となった兄マラト・サフィンやお母さんとは週1、2回は顔を合わせていて、これはツアーを回っていた頃よりも多いそう。

09年シンシナティで背中を痛め、翌年の全豪ではサーブや立ち座りすら難しい状態に。一度は1位の座に就きながらグランドスラムでの優勝がなかったことについて、

「どうして人が私を攻撃するのか分からない」
「私にはちょっと不公平。気にしたり、気にしなかったり。ちょっと失礼だと思う。もう少し礼儀正しく、私に敬意を払ってもらってもいいと思う」

テレビでテニスを見ることはほとんどなく、今でも連絡を取り合っているプレーヤーはヴィクトリア・アザレンカ、アグネス・サバイ、エレナ・ドキッチ、ヒセラ・ドゥルコらごく僅か。

「今は静かで、私にはいい感じ」
「人は理解してくれなくて、『どうしてアドレナリンを恋しく思わないでいられるんだ』とか聞いてくる」
「私は『トゥーマッチだった』って答える。No.1にいる時は毎朝、コートに出る度プレッシャーがある。いっぱい。多分ちょっと大きすぎた。(1位にいた)あの時点で故障を起こしたのはそれが理由。私の肩には時に重すぎたから」

Dinara Safina  Missing from U.S. Open, enjoying quiet life – USATODAY.com

***


借金を抱え、4月に全財産差し押さえ。夫のライナー・ホフマン氏とともに居所が分からなくなっていたパティ・シュニーダー。一昨年には、住んでいたスイス国内の老人ホームの家賃を払わず追い出される出来事もあったそうで、現在はドイツにいるとか。

Steuerstreit  Schwyz bittet Patty Schnyder zur Kasse – Zentralschweiz – Blick

***


元世界No.1ジュスティーヌ・エナン(30)は12日、Facebookを通じておめでたを発表。交際中の映像カメラマン、ブノワ・ベルトゥッツォ(41)さんとの間に初めて迎える赤ちゃんは来年3月に出産予定、との事。


Justine Henin expecting first child - Yahoo! Sports



Photographic Prints of Tennis - 2009 Wimbledon Championships - Day Eight - The All England Lawn Tennis from PA Photos
B002TXLUP0

2 comments:

  1. 選手引退後の人生では学歴はたしかに重要になってくるかもしれませんね。
    文武両道でがんばることが大事ということですね。

    マリオ・アンチッチさんは文武両道ですごすぎます。ぜひ新たな世界でも活躍してほしいです。

    文武両道といえば、慶応の理工4年福谷選手がドラフト1位で指名されましたね。文武両道ですごいですね。がんばってほしいです

    サっカー界には文武両道で有名な東大卒Jリーガー久木田さんや他にも岡田武史さん、宮本恒靖さん、橋本英郎さんが文武両道で有名です。、ゴルフ界といえば、坂田信弘さんくらいしか思い浮かびません。


    しかし、大学ゴルフ界に文武両道プロゴルファーになる卵がいます。
    東大法学部4年の高野隆

    彼は朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権には4回出場し、6位に入った。他にも、日本学生ゴルフ選手権3回出場、日本アマ出場、トップクラスで活躍するスーパースターです。

    九州大2年の永井貴之

    彼は九州ジュニアゴルフ選手権4位、国体選手にも選ばれた。日本学生ゴルフ選手権出場、文部科学大臣杯争奪全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦出場など、全国大会の常連です。

    和歌山県立医科大学医学部医学科1年の辻田晴也

    彼は関西高等学校ゴルフ選手権2位、全国高等学校ゴルフ選手権に3回出場など全国大会の常連で、関西学生秋季新人戦2位、西日本医科総合体育大会2位です。

    他のスポーツ界に負けず、文武両道3羽ガラスが将来プロゴルフ界で活躍すればなぁーと思います。

    ReplyDelete
  2. いろいろと情報ありがとうございます。サッカーもゴルフもよく分からないのですが、皆さんそれぞれの舞台で活躍できるといいですね。

    ReplyDelete

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Real Time Analytics