Monday 28 September 2009

クルム伊達公子 13年ぶりのツアー優勝の報に接して

やった!嘘みたい!ツアー本戦で1つ勝っただけでも朗報だったのに、まさかそのまま優勝まで突っ走ってしまうとは!!

久々に元気が出るニュースです。こういった活躍を通して多くの人の気持ちを単純に明るくしたり希望や勇気を与えることに社会的に大きな役割があるのです、トップレベルのスポーツ選手には。そして、のりピーやら首相のエキセントリックな奥方の話ではなく、伊達のような讃えるべきアスリートの業績こそしっかり報道してほしいとマスコミには強く望むのです――なのになぜ、伊達優勝を伝える日本の新聞記事を読んでいて背筋に寒気を覚えなければならないのでしょうか。

昨日伊達が優勝を決めた後、関連ニュースを片っ端からチェックしているうちにMSN産経のサイトへ辿り着きました。記事のうち下約3分の1がWTAのトーナメントの仕組みについて割かれていたように記憶していますが、最後の一文で我が目を疑いました。そこにはあろうことか「この大会のレベルは最も低い」といった記述が。

「・・・・・失礼な・・・・・」

あまりにも礼儀を欠いた表現がにわかに信じられず、即座に画面を閉じてしまいました。一夜明けた今日、この記事を投稿するにあたりもう一度確認しようとしたところ、既に当該部分が削除されていることに気がついて二度びっくり。それにつけても、自国の選手の活躍を伝える記事で「この大会のレベルは最も低い」などとあるいは100位前後の選手しか出場していないとも受け取れるような表現をするとは、一体どのような思想、素性の方なのでしょうか。非常に興味深いです。場合によっては3代前くらいのご先祖のことも。

確かに、韓国OPは「インターナショナル」でグランドスラムやプレミアほど格の高い大会ではありません。けれど、この大会以前伊達がWTA本戦レベルでは8大会連続で初戦を突破できていなかったこと。約9ヶ月の、ファンですら「やっぱり今さら無理だったんじゃ・・・」と疑い始めてしまうくらい長い長いトンネルの末、500位代の地元選手相手とはいえようやく1勝を挙げたこと。そして、優勝まで伊達が破った選手たち――アリサ・クレイバノワ(30位)、ダニエラ・ハンチュコワ(21位)、マリア・キリレンコ(54位)、アナベル・メディナ・ガリゲス(23位)――の内、キリレンコ以外は世界のトッププレーヤーが揃う今週の東レパン・パシフィックOPにも出場していることからも分かるように、簡単な相手は一人もいなかったこと。女子テニス界において12年ブランクのあった選手が39歳の誕生日前日にツアー優勝を果たすなど前代未聞であることはテニスファンなら知っています。

とはいえ、今や日本のマスコミ報道が正常とはとても言い難い状況であることはネットを使う多くの人の知るところ。驚くことに、昨夜のNHKのスポーツニュースでは伊達の優勝に全く触れなかったとか。BBCやCNNですら報道があったというのに!もはや、日本のマスコミで大きく取り上げられないことこそが日本にとっていかに重要なニュースかを表している、そんな風に感じられなくもありません。そして、大手新聞社の記事を読んで

「あー、なんだ、この優勝って大したことないんだ」

と鵜呑みにしてしまうような人は、衆議院で民主党が与党となってからというもの

「子ども手当、いつ貰えるのかなー」   
「高速道路っていつから無料になるのかなー」

とフワフワワフワフな日々を送っているような種類の方なのでしょう。実際のところ、民主党は現在一番に取り組まなければならないはずの景気対策にはノータッチの一方で、外国人参政権、戸籍廃止、夫婦別姓等、なぜ今手を付けなければならないのか一般の有権者にはさっぱり理解できない法改正ばかりに積極的な姿勢を見せていることも知らずに。そして、気がつけば時既に遅し。「騙された!」「聞いてないよ!」と大騒ぎするのでしょう。

――話が逸れました――

昔勤めていた会社で、しょっちゅう大物外タレのコンサートに出かけてはその打ち上げのパーティーにまで参加するという、私生活の交友関係が謎に満ちた女性の上司がいました。7、8年前のある日、職場で彼女と雑談をしていた時のこと。どういった経緯でそんな話になったのやら今となっては全く思い出せないのですが、彼女がタバコの煙を吐きながらしみじみと呟いたことには

「・・・伊達公子はホンマええ結婚したと思うわ」

あの時は心の中で『・・・あんた一体何者なんだよ!』と笑いながらつっこんだけれど、彼女の言葉は正しかったんだな・・・・・優勝を決めた後、長い間抱き合い喜びを分かち合うクルムご夫妻の姿を見ながら、そんな事を考えていました。


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西村 幸祐 

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