Friday 1 November 2013

メルボルン・チャレンジャー観戦記 DAY6 (その1) エブデン vs ワード

10月26日(土)

この日も朝は一応晴れた。穏やかなヤラ川。

Yarra River

メルボルンパーク前のヤラ川に架かる橋を渡っていると、突然どこからともなく牧場の香りが漂ってきた。

cattle truck

香りの元はこのドナドナ・トラック。中は二階建てになっていて、たくさんの牛さんがどこぞへ運ばれている途中。




dona dona

♪かーなしそうなひーとーみーでー見ーてーいーるーよー

***

会場に到着すると、第1試合のマシュー・エブデン vs ジェームス・ワード戦は第2セット終盤。

Mattew Ebden

第1セットは6-0と最高の立ち上がり。第2セットも5-3でサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたものの、ワードに逆転を許しセットオールにされたエブデン。

James Ward

第3セットは最初のゲームをエブデンがキープして、続く第2ゲーム。エブデンのフォアのクロスが主審側のサイドラインぎりぎりに決まったものの、ワードが判定にクレームをつける場面が。判定は覆らず、すぐには気持ちを整理できなかったらしいワードはそのゲームでブレークを許すと、あっという間にエブデンの4-0に。ワードは第5ゲームでようやく少し立ち直ったかに見えたが、時既に遅し。気持ちは分からないでもないが、ちょっともったいなさ過ぎる。結局試合は、6-0 5-7 6-0というなかなかお目にかかれないスコアでゲームセット。エブデンがこの1ヶ月で3回目のチャレンジャー決勝進出を決めた。

同じコートで第2試合の伊藤 vs ダックワース戦が始まった後、コート脇にはコーチのヤン・デ・ウィット氏の話を聞きながら地べたに座り込んでうなだれるワードの姿が。大きな男の人がしょげて小さくなっている姿を見ていると、何やらこちらまで悲しくなってくる。

Men’s Singles – Semi-Final
Matthew Ebden (AUS)[1] def. James Ward (GBR)[8]
6-0 5-7 6-0




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