Monday 21 February 2011

治安悪化のアカプルコ 大会開始の数時間前にも銃乱射事件

今日21日から男女共催のアビエルト・メキシカーノ・テルセルが行われるメキシコの人気リゾート地、アカプルコ。

現在、国を挙げて麻薬組織撲滅運動を展開するメキシコは、麻薬組織と警察、組織内部の抗争が激化。アカプルコでは1月、ショッピングセンターの外で頭部が切断された遺体14体、その近くで一人の遺体が見つかる事件が発生。先週末はシティでタクシー運転手、乗客ら計12名が銃で殺害。また、アカプルコでは最近原因不明の自動車の炎上事件も頻発していて、メキシコ全体では06年以降麻薬関連の事件による犠牲者は3万人以上にのぼるとか。

ATPは選手の安全について、同国政府から保証を得ていると文書で発表。選手に宛てたeメールでは現地入りをなるべく遅らせ、敗退後は速やかに街を離れること。また、滞在するホテルからなるべく離れないようにと注意があったそう。

今週アカプルコでプレーする昨年の優勝者、ダビド・フェレールは

「事がかなり大げさになっていると思う」
「僕たちテニスプレーヤーは(個々の安全について)全て保証されている」

とコメント。 一方、ダビド・ナルバンディアンは19日、ブエノスアイレスQFでトミー・ロブレドに敗れた後、来月頭のデ杯 vsルーマニア戦を前に不安がある足の付け根を休ませるため、アカプルコの欠場を検討しているとし、

「(アカプルコは)出場するには素晴らしく、また楽しい大会」
「しかし、今のところは治安の状況でそれが難しい。僕たち(選手)はその事を少々不安に思っていて、どうしたら良いか決めようとしているところ」

と語り、結局欠場を決めたとか。

The Press Association: 12 taxi drivers, passengers killed
BBC News - Mexican Open: Acapulco warning for tennis players

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今年に入り、中東をはじめ世界各地で何やらきな臭い動きが散見されるようになりました。海外を回る選手、関係者の皆様はくれぐれも身の回りの安全にお気をつけ下さい。


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