Tuesday 7 August 2012

ロンドン五輪 DAY9でひとりごと

ついに最終日。

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DAY 9: Sunday, August 5 (DAY9の全ての結果はこちらで)


MEN’S SINGLES GOLD MEDAL MATCH
3-Andy Murray (Britain) def. 1-Roger Federer (Switzerland)
6-2 6-1 6-4


CropperCapture[174]ウィンブルドン決勝に続く対戦となったマレーとフェデラー。今回は地元観客の大きな声援を受けたマレーがストレート勝ちで、悲願の金メダルを獲得。イギリス人男子がオリンピックのテニスで金メダルを獲るのは104年ぶり。

マレーは

「人生最高の勝利。今週は素晴らしかった。とても楽しんだ。今日はコートで新鮮な気分だった。試合の初め以外は全くナーバスにならなかった。サポートは信じられないものだった」
「僕はオリンピックの金メダルを獲った。グランドスラムは優勝したことがない。この事がどんな気分になるか、素晴らしい気分になるものだと知っている。難しい決勝戦で辛い負けを何度か経験してとても傷ついた。オリンピックのテニスは開催するごとに良くなっていると思う。今はトッププレーヤーが出場しているから。僕にとっては人生最高の勝利」
「この事は決して忘れない。今はより上手く状況に対処できるようになっている。コートでずっと楽な気分でいられた。最後の数本のサーブでは、観客が時速数マイル分後押ししてくれた。いいサーブを打ってポイントを獲った」

とコメント。

フェデラーはキャリア・ゴールデンスラム達成はならなかったものの、五輪シングルスでは初めてのメダル獲得。

Tennis - ATP World Tour - Olympics 2012 Final - Murray Wins Gold Medal

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GMWandymediumイギリスの郵便局ロイヤルメールでは、今大会金メダルを獲得した自国アスリートの切手を発売しているとか。そんなわけで早速出来上がったマレーのバージョンはこちら。彼の地元ダンブレーンのポストの一つは金色に塗り直されたとか。

Twitter   judmoo  Dunblane's got a golden postbox. ...

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ウィンブルドンではマレーのスピーチで顔を覆って泣いていた母ジュディさんとキムさんにもらい泣きした口なので、今回の金メダル獲得は心からおめでとうと言いたいです。それにしても1か月後のロンドン五輪で状況がこれほど大きく変わろうとは、あの時は全く想像しませんでした。久しぶりに「世の中捨てたものではない」と思わせてくれた出来事でした。

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MEN’S SINGLES BRONZE MEDAL MATCH
8-Juan Martin Del Potro (Argentina) def. 2-Novak Djokovic (Serbia)
7-5 6-4


男子シングルス銅メダル決定戦はデルポトロジョコビッチをストレートで下し、今大会アルゼンチンにとって第一号となるメダルを獲得。

表彰式の三人

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WOMEN’S DOUBLES GOLD MEDAL MATCH
Serena Williams/Venus Williams (U.S.)
def. 4-Andrea Hlavackova/Lucie Hradecka (Czech Republic)
6-4 6-4


男子シングルス決勝と同じくウィンブルドンと同じ顔合わせになった女子ダブルス決勝は、アメリカのヴィーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹がチェコのフラバーチコワ&ハラデツカ組を下して金メダル獲得。ウィリアムズ姉妹のダブルス金メダルは00年シドニー、08年北京に続き3回目。セリーナは今大会シングルスに続き2つ目の金メダル。

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WOMEN’S DOUBLES BRONZE MEDAL MATCH
3-Maria Kirilenko/Nadia Petrova (Russia)
def. 1-Liezel Huber/Lisa Raymond (U.S.)
4-6 6-4 6-1


女子ダブルス銅メダルは、アメリカのフーバー&レイモンド組を下したロシアのキリレンコ&ペトロワ組が獲得。客席には喜ぶキリレンコの恋人、オベチキンの姿も。

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女子ダブルス表彰式。シングルスで銅メダルを逃したキリレンコが獲れたのがうれしい!

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MIXED DOUBLES GOLD MEDAL MATCH
1-Max Mirnyi/Victoria Azarenka (Belarus)
def. Andy Murray/Laura Robson (Britain)
2-6 6-3 10-8


ミックスダブルス決勝はベラルーシのミルニー&アザレンカ組がイギリスのマレー&ロブソン組を下して金メダル獲得。アザレンカはシングルス銅メダルに続き2つ目のメダル獲得。ミルニーは今大会開会式で旗手を務めたテニスプレーヤーでは、シャラポワに続き二人目のメダル獲得。

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MIXED DOUBLES BRONZE MEDAL MATCH
3-Mike Bryan/Lisa Raymond (United States)
def. Christopher Kas/Sabine Lisicki (Germany)
6-3 4-6 10-4


ミックスダブルスの銅メダル決定戦は、アメリカのマイク・ブライアン&レイモンド組がドイツのカス&リシキ組に勝利。マイクは今大会男子ダブルスと合わせて金メダルを二つ獲得。

メダルを逃し、試合後ものすごい落ち込みようのドイツペア

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ミックスダブルス表彰式

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9日間に及んだテニスの全日程はこの日を以って終了。

そもそもアマチュアアスリートの祭典であるはずのオリンピックに、プロのテニス選手が出場することについては問題視する向きもあり、開会式で各国の旗手として世界的に名前が知られているテニス選手が選ばれやすい傾向が出てきたことについても、ファンとして嬉しく思うと同時に、有名人でなくても過去により優れた成績を残し国の顔となるにふさわしい選手が、目立たない競技でも他にいたのではないかと少し胸が痛まなくもないのですが、プレーヤーのこんな顔こんな顔こんな格好など、今まで見たことがない表情をたくさん見せてもらえるオリンピックはやはり特別な場。次回のリオ五輪でもたくさんのドラマが生まれることを楽しみに、4年間待ちたいと思います。


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4 comments:

  1. KANNA9 August 2012 at 00:34

    私もキリレンコの銅メダル、うれしかったです!(^^)
    マレーも、ホントに良かったね~と思いました。

    ReplyDelete
  2. KANNAさん、こんにちは。

    今回の五輪はデルポトロ、アザレンカ、キリレンコ&ペトロワ、ベネトー&ガスケといった銅メダルを獲った人の喜びようが特に心に残りました。普通の大会では、一回負けてしまえば敗者復活のチャンスはありませんもんね。

    マレーが春先頃「オリンピックは僕にとってはグランドスラムより大きい」みたいなことを話していた時は、「そんな事言って大丈夫か」と内心心配していましたが、杞憂でした。今回初めて彼が心から笑うところを見たような気がします。

    ReplyDelete
  3. そうなんです。
    3位の選手まで表彰式に出られて、皆うれしそうにしていて、私もHappyになりました。
    マレーはこれで自信をつけて、また大きなタイトルが取れるといいですね。
    逆に他の3人が心配な状態ですが・・・
    全米ももうすぐですね。

    ところで、こみねさんならご存知だと思いますが、記事にもされたかもしれませんが、最近になってこの動画を見つけた私は、見る度に大笑いしてます。
    ストレス解消です。(^^)

    http://youtu.be/94xyOpETYYs

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  4. あー、懐かしいビデオですね。記事にはしなかったんですけど、もう2年経つんですね。多少のアップダウンはありつつ、二人とも今だにトップ3にいるのがすごいですね。

    競技によっては一人突出する選手がいた場合、その選手を潰すためにルールの変更が当たり前に行われると聞きますが、テニスは――とりあえずあからさまには――そういうのがないのがいいなと思いました。

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