Monday, 27 August 2012

全米2012 男子優勝予想&気になる試合

続いて男子。

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注: ( )内の数字はシード。


第1クオーター


☆気になる1R

● 添田豪 vs マーディー・フィッシュ(23)

添田選手の初戦は、北米ハードコートでワシントンDC・ベスト4、トロント・マスターズ、シンシナティ・ベスト8のフィッシュと、少々厳しい相手になってしまいました。しかし、添田選手もアトランタでベスト4あり。当たって砕けろ!

● ロジャー・フェデラー(1) vs ドナルド・ヤング

先週ウィンストン・セーラム1Rで勝ち、連敗をついに17で止めたヤング。昨年は4Rに進出したこの大会。出来るだけポイントを稼いでおきたいところでしたが……ご愁傷様。

● ニコラス・アルマグロ(11) vs ラデク・ステパネック

1Rにあるまじき好カード!

● トマシュ・ベルディヒ(6) vs ダビド・ゴフィン

ウィンブルドンとオリンピックで初戦敗退。続くトロント、シンシナティも3R敗退と、このところスランプ気味のベルディヒ。今週のウィンストン・セーラムは準優勝だったものの、決勝では3つのチャンピオンシップ・ポイントを握りながら逆転負けを喫し、試合後ラケットを叩き折る場面も。

一方のゴフィンも、ウィンブルドン3R進出後は相手のリタイア以外での勝ち星なし、と決して上り調子とは言えない状態ですが、どうにも抑え切れない危険な薫りが。

ベスト4 → ロジャー・フェデラー

***

第2クオーター


☆気になる1R

● 錦織圭 vs ギド・アンドレオッシ

1R、2Rともに予選勝者と対戦することなった錦織くん。3R、4Rで当たる可能性の高いチリッチ、ツォンガも過去好成績を納めている相手とあって、錦織くんにとっては一見楽なドローに見えなくもありませんが、取らぬ狸の何とやら。まず一つ、ですね。

初戦の相手アンドレオッシはアルゼンチンの21歳で、現在222位。7月のボゴダ・チャレンジャー1Rでは、これまで彼が対戦した唯一のトップ100選手、フェリシアーノ・ロペスにストレート勝ち。予選も全てストレートで勝ち上がっているので、油断は禁物。

● 伊藤竜馬 vs マシュー・エブデン

6月にスヘルトーヘンボスでキャリア初のツアーベスト8入りを果たした後、勝ち星のない竜馬選手。久々に元気なところが見たいもの。

一方、昨年上海マスターズ・ベスト8でブレイクしたエブデンですが、今年はインディアンウェルズ4R進出後は伸び悩み、トロント予選で最近故障がちのスタホフスキに勝った以外は、二桁ランクの選手に一度も勝てていない状態。クレーシーズンは5大会連続で初戦敗退も。先週のウィンストン・セーラムでは予選2R途中でリタイア。もしかすると万全な状態ではないかも?

● 守屋宏紀 vs イヴァン・ドディグ

守屋宏紀選手が3回目の挑戦でグランドスラム予選を突破、晴れて本戦初出場。これを受け、今大会は日本人男子の本戦出場は4名(!)になりました。全米では80年ぶりの快挙だとか。すごい時代になったものですね。

ところで守屋くんと言えば、昨年11月のこと。全日本初優勝を果たした守屋くんが、余韻に浸る間もなく豪ヴィクトリア州トララルゴンで行われるフューチャーズに出場すると知った私は水曜日、メルボルンから東へ車で2時間のその小さな町を訪れました。と言っても、当日朝予定の時刻に起きられなかった上、ちんたらお弁当を作ってから出発したため、現地に到着したのは午後2時。守屋くんの試合は午前10時開始の第1試合でとっくに終了していたのですが、会場に残って江原弘泰選手と練習していました。

3時から1時間打ってクラブハウスに戻ってきたので、「今日はこれで終了か」と思いきや、再び守屋くんはコートの方へ。しかし、コートには入らずそのまま通路を突っ切ってどんどん遠くへ。「歩いて帰るん?でも荷物がないし」と不思議に思っていたら、クラブの隣りにあるグラウンドでランニング開始。ゆっくりとしたペースではあったものの、20分走り続けていました。「20分」と一言で書くと大したことない感じに受け取られるかもしれませんが、その様子をずっと見ていたダーさんと私は何度となく「ちょっと、守屋くんまだ走ってんで!」と口にした程の長い時間。オーストラリアの片田舎のトラックで一人黙々と走る姿を見て、「偉いじょ守屋くん。いつかきっと努力が実を結ぶ日が来るじょ」といたく感動したのでした。

守屋くん、グランドスラム本戦入りおめでとう!今後の更なる活躍を祈っています。

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★実現したら面白そうな試合

● QF アンディ・マレー(3) vs 錦織圭

全豪QFの再戦、できればリベンジも希望。


ベスト4 → 期待を込めて錦織圭

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第3クオーター

☆気になる1R

● ブノワ・ペイル vs グリゴール・ディミトロフ

ディミトロフは今年クイーンズ、バステッド、グシュタードの三大会でベスト4と地味に好成績。二人とも北米ハードコートではまだ一つも勝てていませんが、試合は面白くなりそう。

● ジョン・イズナー(9) vs ザビエル・マリッセ

トロント・マスターズはベスト4、先週の地元ウィンストン・セーラムは準決勝でツォンガ、決勝でベルディヒをいずれもファイナルセットのタイブレークで下し2連覇を収め、USオープン・シリーズのウィナーとなったイズナー。大会の厚意により、プライベートジェットでニューヨーク入り。

こんなのイズナーが勝つに決まっているのですが、マリッセにちょっと意地を見せてほしい。

● トミー・ハース(21) vs エルネスツ・ガルビス

故障で1年2ヶ月戦列を離れたハースは、昨年一時はランク外。今年は205位のスタートとなり、6月のハレでは決勝でフェデラーに勝って優勝。ハンブルグ、ワシントンDC準優勝、前哨戦のトロント・マスターズもベスト8で、今週21位。グランドスラムでは2010年全豪以来となるシード選手に復帰し、トップ20も目前。何という34歳!

ガルビスは現在145位とは言え、ウィンブルドン1Rでベルディヒを破った試合は記憶に新しいところ。ガルビスの調子が良ければ、面白い試合になるでしょう。

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★実現したら面白そうな試合

● 4R ダビド・フェレール(4) vs リシャール・ガスケ(13)

ノー!!これじゃガスケはいつも通り4R止まりじゃないですか!……いや、ドローがスカスカだったとは言え、トロントでは自分よりランクが上の選手を3人倒して準優勝だったし、オリンピックのダブルス銅メダルで自信が付いたニューガスケが全米でも見られるはず。そのはず!

ベスト4 → ジョン・イズナー

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第4クオーター

☆気になる1R

● フアン・マルティン・デルポトロ(7) vs ダビド・ナルバンディアン

今大会の1Rで最も注目の組み合わせは、強豪アルゼンチンの新旧エースが初戦で激突。普通に考えればデルポトロですが、今年はオリンピックの銅メダルですっかり満足しちゃったような気がしなくもなく。

● アンドレアス・セッピ(26) vs トミー・ロブレド

故障から6月に復帰したロブレドは、昨年のウィンブルドン以来のグランドスラム出場。

● ジュリアン・ベネトー(31) vs オリヴィエ・ロクス

会場にいたら絶対に駆けつける試合。

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★実現したら面白そうな試合

● 2R アレクサンドル・ドルゴポロフ(14) vs マルコス・バグダティス

これは好カード、と期待していたのですが、バグちゃんはウィンストン・セーラム1Rを途中リタイア。回復具合やいかに?

● 3R アレクサンドル・ドルゴポロフ(14) vs スタニスラス・ワウリンカ(18)

これも面白そう!

● 4R ノバク・ジョコビッチ(2) vs アレクサンドル・ドルゴポロフ(14)

去年のこの大会は4Rで対戦した二人。タイブレーク16-14まで行った第1セットは最高でした。またあんな試合ができたらいいな。

ベスト4 → ノバク・ジョコビッチ


優勝 → ロジャー・フェデラー


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2 comments:

  1. こみねさん こんばんは。
    ガスケ、ほんとに「ノー!」って感じです。(取り消し線のとこ大事ですね 笑)
    フェレールがドローの近くにいること多い気がします。
    そして勝てそうな気がしない…。

    トロントでの活躍は楽しませてもらいました~♪
    数日前に胃腸炎をおこしていたようなので心配です。
    おそらく3日目に登場ですね。Allez!Richard!!

    日本人男子4人の出場もうれしい限りです。
    添田くんはタイブレイク2つ、悔しかったと思います。
    守屋くんのがんばり、また次回につながるといいですね。

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  2. りりりさん、こんにちは。

    今思い出しましたが、オリンピックのダブルス銅メダルを獲った時の相手はフェレール(&F-Lo)でしたね。シングルスとダブルスでは事情が全然違うんですけど、ガスケが「フェレールにも勝てる!」と何か勘違いしてくれてたらいいですね。

    錦織くん以外の三人は残念でしたが、全米後のアジアシーズンでの活躍を期待しましょう。

    ReplyDelete

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