Sunday 3 July 2011

ウィンブルドン2011 DAY11でひとりごと

Day 11: Friday 1 July

Gentlemen's Singles – Semifinals
Novak Djokovic(SRB)[2] def. Jo-Wilfried Tsonga(FRA)[12]
7-6(4) 6-2 6-7(9) 6-3


全仏では準決勝でフェデラーの前に敗退&連勝記録ストップ。ほぼ手中に収めかけていたNo.1の座がお預けになっていたノバク・ジョコビッチが、この試合の勝利により来週ついに初の世界ランク1位となることが確定。初ウィンブルドン決勝進出と合わせておめでとう、ジョコビッチ



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試合後のジョコビッチのコメントより。

「もちろん僕の人生、キャリアの中で最も価値のある業績、時期の一つ」
「僕たちはみんなこの競技に100%捧げている。自分が世界でベストになり、好きな大会で決勝に残るとなれば、それは特別なものだ。二人(ナダル、フェデラー)ともこの数年は信じられないほど成績が安定していて、群を抜いていた。彼らはNo.1になるチャンスを多くは与えてくれない。だから、そこに辿り着くためには、7ヶ月で1試合しか負けずにいるとかする必要があると思う。もしそれが出来れば、そしてうまくいった……。僕は、全ての子供は自分の人生で何かになる夢を持っていると思う。僕たちはそういう夢のために生きている。僕たちにはかなり困難な時期があった。ほら、僕の国は戦争とかそういうのがあったから。だから、願望を持ち、自分を本当に信じることは簡単ではなかった。でも、僕はいつもそうしていた」

TENNIS.com - News Headlines - Novak on No. 1: 'We live for those dreams'

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二人が持てる身体能力を駆使したスーパープレーが随所で炸裂したこの試合。うち3本を集めたビデオはこちら。



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第3セットで5-4で迎えたジョコビッチのサービング・フォー・ザ・マッチを凌ぎ、続くタイブレークでも何度もジョコビッチにマッチポイントを握られ、自身もセットポイントを握りながらミスをして、あからさまに悔しがる様子が面白かったです。彼がここで負けてしまったことを個人的にはとても残念に思っていますが、いつか彼の見せる夢のようなテニスが大舞台で花開く日が来ることを、これからも待ち望んでいます。

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Gentlemen's Singles – Semifinals
Rafael Nadal(ESP)[1] def. Andy Murray(GBR)[4]
5-7 6-2 6-2 6-4


コートに入場して間もなく、マレーがお手洗いかどこかへ戻ったのを見て、ついにナダルののろのろ作戦に立ち向かう猛者が現れたのかと期待しましたが、コートへ出るのはいつも通りナダルが後だったようです。意地でもナダルより後に出てやろうという選手が誰か出てきてくれたら面白いのに……面白くないか。

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第1セットを先取したのはマレー。多くの英国民が73年ぶりのイギリス人決勝進出に期待を膨らませましたが……。



第2セット。マレーの2-1で迎えた第4ゲームはナダルのサーブ。15-30からのポイントで、マレーは簡単なフォアハンドをミス。マレーはブレイクポイントの絶好のチャンスを逃したのが尾を引いたのか、ここからナダルが7ゲームを連取。第2セットを奪ってイーブンとし、さらに第3セットも開始早々ブレーク。第4セットも最初のゲームでブレーク。



アンフォースドエラーの合計はナダルの7に対し、マレーは42だったとか。ナダルは07年決勝でフェデラーに負けた後は、ウィンブルドンで20連勝中。

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こちらは準決勝前、マレー・ファンが彼を応援するために作ったというアニメ。vs リュビチッチ戦で披露したトリックショットを毛糸で再現。かわいらしいです。



三たび決勝進出の夢絶たれ、マレーの心中いかばかりかと察しますが、全仏で故障した足首を抱えながらもクイーンズでは優勝。1ヶ月間、自分を中心に多くの人、お金が動く地元のシーズンをよくぞここまで持ちこたえたものだと思います。立派です。立派な4位です。

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この試合の客席に私の大好きなイギリスのコメディアン、マイケル・マッキンタイヤーが!オーストラリアではイギリスの番組も多く放送していて、彼の番組「Michael McIntyre’s Comedy Roadshow」もその一つ。デジタル放送の恩恵で、英語字幕の力を頼って何とか理解しています。

こちらは、彼がマレーの故郷スコットランドで行ったショーより。「あなたたちスコットランド人ほど愛国心の強い人はいない」と、スコッチエッグスコッチテープ等、実際はスコットランドと全く関係のないものまで自分たちの物にしてしまうスコットランド人を揶揄するマイケル(多分)。



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Gentlemen's Doubles – Semifinals
Bob Bryan(USA)[1] / Mike Bryan(USA)[1]
def. Michael Llodra(FRA)[6] / Nenad Zimonjic(SRB)[6]
6-4 6-4 6-7(8) 6-7(4) 9-7


06年優勝のブライアン兄弟がダブルス決勝進出。相手はテカウ&リンドステット組。

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Ladies' Doubles – Semifinals
Sabine Lisicki(GER) / Samantha Stosur(AUS)
vs Marina Erakovic(NZL) / Tamarine Tanasugarn(THA)
To Finish 6-3 4-6 5-5


ロンドンの空が徐々に明るさを失おうとしていた頃、12番コートではこの試合がファイナルセットに突入。タナスガーンは2回体に打球を受け、エラコビッチは腕の治療でトレーナーを呼ぶなど散々。劣勢に立たされた二人は視界不良を訴え、再三主審に中断を要求するも受け入れられず、ストーサー&リシキ組が5-2とリード。

サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームで、サーブはリシキ。ところが、ここでストーサーとリシキは突然崩れ、弱気なプレー&イージーミスを連発。ブレークを許し5-3。5-4となり、再度ストーサーのサーブでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるも流れは変わらず、エラコビッチ&タナスガーン組が5-5に追いついたところで日没順延が決定。

いやー、何ともひどい第3セットでした。試合の行方や如何に?

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Boys' Singles – Semifinals
Luke Saville(AUS)[16] def. 内田海智(JPN)
6-4 6-1


Girls' Doubles – Quarterfinals
Beatriz Haddad Maia(BRA) / Mayya Katsitadze(RUS)
def. Ashleigh Barty(AUS)[4] / 小和瀬望帆(JPN)[4]
Walkover


内田選手は日本人男子初のジュニア決勝進出はならず。しかし、これからが楽しみです。女子ダブルスの小和瀬選手は棄権。

内田準決勝敗退も初4強/ウィンブルドン - テニスニュース : nikkansports.com

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3週間前のこと。クイーンズで決勝に進出していたアンディ・マレーが雨が上がるのを待つ間、レイン・ディレイでファンのために何かできることはないかTwitterを通じ問いかけつつ、「カラオケなんかいいんじゃない!?」と提案。

これに反応したセリーナは、自分がイギリスにポータブル・カラオケ・マシンを持ち込んでいることを明かし、「私カラオケ大好き!レイン・ディレイでやろう!」と盛り上がる一幕が。

ちなみに、マレーの歌おうとしていた曲はREMの「Losing My Religion」、セリーナはN.W.A.の「Straight Outta Compton」だったとか。

TENNIS.com - News Headlines - Serena challenges Murray to karaoke at Wimbledon

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そのセリーナが、13日に開かれる米スポーツチャンネルESPN主催「ESPYアワード」のCMに出演。プロム・クイーンに扮した彼女は、鍛えた喉とクラリネットの演奏(?)を披露。



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今年は何度も雨天中断があったのに、結局カラオケ大会は実現しなかったようです。このCMを先に誰かが見てしまったのかも。

「実現しなかった」と言えば、マーク・フィリポーシスが昨年末「ウィンブルドンに出たい」とか話していたはずですが、こちらも幻に終わったようです。


Novak Djokovic Tennis Sports Canvas Art Print Picture (FRAMED CANVAS) Size:16" x 12" (40 x 30 cm Approx)
B003MNY4SG

2 comments:

  1. 私も、マレーの踏ん張りには拍手を送りたいです。負けて最後にコートから退場するまで、あのラファのダラダラ(?)としたお着替えにも苛立たずにまってコートを一緒に去る…って事をしたとき、彼の成長を垣間見ました。これだからテニスの観戦やめられない(爆)

    明日の決勝、美しいフェデラーのプレーではなく、汗汗汗のラファとジョコビッチの試合なので生で観るかは気分次第ですが、ウィンブルドンにマレーは欠かせない!とか思いました。来年も楽しみ♪

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  2. 私はナダル vs ジョコビッチを見ていたはずが、いつの間にかジュニア女子決勝に夢中になっていました。

    今は第4セットでジョコビッチが先にブレークしたところなのですが、どうなるのかなあ、これ。

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