Sunday 14 March 2010

US版「Hit for Haiti」 アガシとサンプラスにひと悶着?

ハイチ大地震救済のためのチャリティーとして、全豪に続きインディアンウェルズで2回目の開催となった「Hit for Haiti」。

マルチナ・ナブラチロワ&ジュスティーヌ・エナンvsシュテフィ・グラフ&リンゼイ・ダベンポートの「グランドスラム優勝合わせて50」女子ダブルス。そして、ピート・サンプラス&ロジャー・フェデラーvsアンドレ・アガシ&ラファエル・ナダルの「同44」男子ダブルスと、いずれ劣らぬ名選手が参加した今回のイベントは17,000人の観客、100万ドルを集め大盛況のうちに終了したのですが、男子ダブルスの試合では一時アガシとサンプラスの間に穏やかでない空気が流れたようで・・・。


全豪の「Hit for Haiti」同様、選手はヘッドセット着用。アガシはナダルに「相棒、ロジャー・フェデラーにボールを返すのは止めろ」、フェデラーはアガシに「いつになったらその長いパンツを脱ぐんだい?」等のやりとりが。

試合が進み、アガシの矛先は次第にサンプラスへ。

「ピート、君はいつも真剣じゃないといけないんだな?」

と挑発。これを受けサンプラスは

「よしアンドレ、なら僕はちょっとジョークをしよう」

とアガシの歩き方の物真似を披露。

するとアガシも「僕も君の真似をしたい」 と言って、パンツのポケットに両手を突っ込み裏返すと

「お金持ってないんだ。待てよ、1ドルあった」

アガシは先頃発売した自伝「Open」の中で、ある年インディアンウェルズでサンプラスが送迎ドライバーに対しチップを1ドル渡したのを見たことで、彼を「チップにケチな人間」と描写。 この件について遺憾の意を表していたサンプラスは、この日も明らかに苛ついた様子を見せ「やり過ぎだろ」と反応。

空気の変化を察したフェデラーは「このライバル関係は強烈だな」とナダルにジョーク。

数ゲームの後、アガシは「傷つくまでは何でも楽しいんだ」との発言も。

サンプラスとアガシは試合終了後ネット越しにハグ。オンコートインタビューでも雰囲気を和らげようと努めていた様子だったものの、記者会見には二人とも姿を見せなかったとか。

TENNIS.com - The Ticker - Agassi charges up light-hearted 'Hit for Haiti'

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マット・クローニンのTwitterによると、ナダルは昨日の一件について

「アガシとサンプラスが何を話しているのか(速すぎて)分からなかった、二人の間に緊迫した雰囲気は感じなかった」

と話したとか。

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話題を呼んだ自伝発売以降では、世界中のテニスファンの注目が集まる場に初めて姿を見せたアガシ。これ以上晩節を汚すことのないよう願いたいものです。


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