今週ATP250ビニャ・デル・マールで予選を突破してツアー本戦初出場。さらに、1Rでは1ヶ月前の全豪予選決勝で敗れたトーマス・ベルッチをストレートで下し初勝利も挙げた21歳のダニエル太郎選手(画像は全豪予選1Rより)。
以下はATP公式サイトから彼のインタビューです。
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「僕が9歳の頃日本で、エンディングにクイーンの曲が流れるテレビ番組があった」
「それから彼らの曲を聴き始めて、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルみたいな昔のロックバンドを知るようになった。今はその辺のロックに夢中」
日本のテニス選手がニューヨーク生まれで、クレーが得意で、ATPツアーの初勝利を南米で挙げて、インタビューをスペイン語でするのはどうして?
「僕はかなり海外生活が長いんだ。生まれたのはアメリカ。父はアメリカ人で、仕事の都合で家族も世界中を旅した。スペインに行く機会があって、そこは僕がより高いレベルでプレーするのに良い場所だった。それからクレーでプレーする機会が増えて、その事が他の日本人選手よりクレーが得意になった理由」
テニスを始めたきっかけは?
他の多くの子供のように、両親が自分の子供にテニスをさせたがった。最初はあまり好きじゃなかったけど段々上手くなって、ついには好きになった。
70年代のテニスプレーヤーはロックが好きでギターを弾いていた。その時代に生まれたかった?
(ジョン・)マッケンローの本で、彼がギターを弾けて、大勢の人の前で披露する機会があったと読んだ。その頃に生まれてロックのバンドやスターに会ってみたかった。
そしてウッドのラケットでプレーしたり?
ハハ、さあね!一回試したことがあるけど、変な感じだった。だから毎日それができるかはどうかな?特に速いコートではね。
(レッド・ツェッペリンの)ジミー・ペイジとロジャー・フェデラーの共通点は?
どちらもとてもハイクラスだ。二人を比較するのは難しいけど、テニスの人のことは尊敬している。音楽の人の方も僕のアイドル!彼らは天才だ。
自分のキャリアで実現したいことは?
特にないんだ。頭で考え過ぎるとろくなことがないから。自分はただその瞬間を楽しんで一生懸命やるようにして、正しいことをしていれば上に行けると思っている。
Japan's Taro Daniel Plays To His Own Tune - Tennis - ATP World Tour
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(2/7追記)ダニエル太郎選手は6日、2Rでフェデリコ・デルボニスと対戦。ファイナルセットのタイブレーク6-7でデルボニスのマッチポイントを一つ凌いで1-6 7-6(5) 7-6(7)で勝ち、ツアー本戦初出場でベスト8入りの快挙。
以下はこちらのATP公式より試合後のインタビューから概略です。
ビニャ・デル・マールのことは生涯忘れないんじゃない?
確かに今週はいいプレーをしている。ここで楽しんでいるし、それが一番大事なこと。でもこれがドリームランだとかそういう風には考えたくない。自分はずっとこのレベルにあった。ただ結果が残せていなかった。これからもこういう成績を残していきたいし、今週のことは忘れない。
準々決勝の相手ニコラス・アルマグロ(第3シード、18位)についてどう思う?
もちろん彼はトップ中のトッププレーヤー。彼ほどランクの高い選手とプレーしたことはない。エキサイティングな経験になるだろう。試合から出来るだけ多くのことを学びたい。だからと言って負けるつもりはない。試合を楽しむようにして、小さなチャンスを見つけ生かしたい。
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