Tuesday 3 July 2012

ウィンブルドン2012 DAY7でひとりごと

ウィンブルドンは男女ベスト16が出揃いセカンドウィークへ。

こちらはファーストウィークから面白い場面集。



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DAY7: Monday, 2 July (DAY7の全ての結果はこちらで)

ハイライトはこちら

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LADIES' SINGLES - 4TH ROUND
Sabine Lisicki (GER)[15] def. Maria Sharapova (RUS)[1]
6-4 6-3


ボロテリっ子対決は、第15シードのサビーネ・リシキが第1シードのマリア・シャラポワをストレートで下し、昨年SFの借りを返してQF進出。リシキは出場した直近3回のウィンブルドンで、同年の全仏チャンピオン(09年: クズネツォワ、10年: リー・ナ、12年: シャラポワ)に勝利。公式サイトのハイライトはこちら

マッチポイントの模様。



あんまり喜び過ぎてると、次のケルバーに足を掬われちゃうぞ。

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LADIES' SINGLES - 4TH ROUND
Serena Williams (USA)[6] def. Yaroslava Shvedova (KAZ)
6-1 2-6 7-5


第6シードのセリーナ・ウィリアムズが、ワイルドカード出場のヤロスラワ・シュウェドワをファイナル7-5で下して、ウィンブルドン12回目のQF進出。




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セリーナは試合後、No.2コートからロッカールームへ帰る道すがら観衆にもみくちゃにされたとか。記者会見で

(ウィンブルドンはセキュリティについて考慮するべきだと思う?「考えるべきだと思う。今日は文字通りひっくり返るところだった。セキュリティ、たくさんのセキュリティガードが熱狂と叫び声の中にいた。あれほど大きな叫び声は聞いたことがなかった。そうね、多分考えてもらうべきでしょうね」

(怖かった?)「いいえ、怖くはなかった。私を本当にノックダウンする人はいないわ(笑)。むしろ、そんな事が起こるところを見てみたい。あなた達はみんな、私がどうなるか知ってるでしょ(笑)」

(誰かが怪我をしていたかもしれないと思う?)「ええ、私が2番コートになったのはそれが理由かもしれない。彼らは私が自分で自分を守れるって知ってたのよ(笑)。いざとなったら、本当は必要なかったと思う」

Wimbledon 2012: Serena Williams questions championship security | Mail Online


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惜敗のシュウェドワ。第1セットをあっけなく落とした時はダメだこりゃーという感じでしたが、徐々に自分のペースを取り戻し、ファイナル5-5までセリーナに食らいついたのはさすが。ダブルスとミックスダブルスではまだ勝ち残っているので、そちらでの活躍を期待したいと思います。

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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
Roger Federer (SUI)[3] def. Xavier Malisse (BEL)
7-6(1) 6-1 4-6 6-3


マリッセは31歳、フェデラーは30歳と、男子勝ち残りの中で最年長の二人が対戦したこの試合。第1セットでフェデラーが珍しくトレーナーを要求、背中下部の治療を受ける等体調が心配されつつもフェデラーが勝利。この試合がフェデラーのキャリア850勝目となり、グランドスラム33大会連続でベスト8入り。公式サイトのハイライトはこちら

マッチポイントの模様。




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02年に準決勝まで進んだ時は一度もセンターコートがなかったというマリッセ。しゃべり続けるお客さんに「黙れ」とか、ボールキッズに「アド側から渡せ」とか指図する時の暴君ぶりが、いざフェデラーに立ち向かうとなるとすっかり影を潜めてしまうのが残念。才能は申し分ないのに!あんなにお腹がタプタプでも、すごいショットが打てるのに!

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LADIES' SINGLES - 4TH ROUND
Victoria Azarenka (BLR)[2] def. Ana Ivanovic (SRB)[14]
6-1 6-0


グランドスラム優勝が一回同士の対戦だったものの、今の勢いが如実に現れた結果に。アザレンカはここまで失セット0でQF進出。




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第2セット4-0となった時、センターコートの屋根は閉じていたにもかかわらず、コート上に鳥の羽が落ちてきたとか。ボールキッズが拾いにきたものの、アザレンカもサーブを打つのを止め、キッズをお手伝い

2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Bite-sized highlights from Day 7


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アザレンカが3Rで対戦したヤナ・セペロワ(19歳、178位、予選を勝ってウィンブルドン初出場)の方が、はるかに鑑賞に耐える試合をしていたとはこれいかに。

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LADIES' SINGLES - 4TH ROUND
Angelique Kerber (GER)[8] def. Kim Clijsters (BEL)
6-1 6-1


当時92位ながらベスト4となった昨年の全米がフロックではなかった事を証明するかの如く今年勝ちまくっている第8シード、アンゲリク・ケルバーと今回が最後のウィンブルドンとなったキム・クライシュテルス。注目の対戦は大方の予想に反して一方的な展開となり、わずか49分で終了。ケルバーは全仏に続き、ウィンブルドンでも初のベスト8入り。



QFのvs リシキ戦はポーランドにルーツを持つドイツ勢対決に。過去の対戦成績はケルバーの4勝。

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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
Novak Djokovic (SRB)[1] def. Viktor Troicki (SRB)
6-3 6-1 6-3


セルビア対決は波乱なし。公式サイトのハイライトはこちら



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LADIES' SINGLES - 4TH ROUND
Agnieszka Radwanska (POL)[3] def. Camila Giorgi (ITA)
6-2 6-3


第3シードのアニエスカ・ラドワンスカが予選から勝ち上がった145位のカミラ・ジョルジをストレートで下し、09年以来3回目のウィンブルドン・ベスト8。

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LADIES' SINGLES - 4TH ROUND
Petra Kvitova (CZE)[4] def. Francesca Schiavone (ITA)[24]
4-6 7-5 6-1


昨年のチャンピオン、第4シードのペトラ・クヴィトワが1セットダウンから第24シードのフランチェスカ・スキアボーネに逆転勝ち。QFではセリーナとウィンブルドン優勝経験者対決。


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第2セット、クヴィトワの6-5で迎えた第12ゲームはスキアボーネのサービス。デュースとなったところで、ぱらつく雨で芝が滑るのを気にしたスキアボーネが主審に中断を要求。主審は両選手に椅子に座って待つよう指示し、試合は8分間中断。第3セットにも5分の中断があり、流れがクヴィトワに傾いていったとか。

スキアボーネは

「プレーするべきだと思わなかった」
「主審が止めなかったので驚いた。危なかった。こういう天気の時はどうするのか尋ねるつもり」

クヴィトワは

「プレーする準備はできていた。ロッカールームに戻って帰ってくるより、コートに留まった方がずっとまし」

Wimbledon 2012: Francesca Schiavone rages at rules | Mail Online

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LADIES' SINGLES - 4TH ROUND
Tamira Paszek (AUT) def. Roberta Vinci (ITA)[21]
6-2 6-2


先々週イーストボーンで優勝するまで今年は2試合しか勝てていなかったタミラ・パシェクが、第21シードのロベルタ・ヴィンチを下して2年連続のウィンブルドン・ベスト8。QFでアザレンカに勝てば、オーストリア人として初めてのウィンブルドン・ベスト4。

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LADIES' SINGLES - 4TH ROUND
Maria Kirilenko (RUS)[17] def. Shuai Peng (CHN)[30]
6-1 6-7(6) 6-3


第17シードのマリア・キリレンコが第30シードのペン・シューアイを下して、初のウィンブルドン・ベスト8を果たし、全てのグランドスラムでのベスト8入りを達成。QFではラドワンスカと対戦。


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現在キリレンコと交際中のアイスホッケーのスーパースター、アレックス・オベチキンが客席で応援。試合後は彼女のバッグを持ってあげる姿も見られたとか。

AFP: Kirilenko has superstar bagman


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また、彼が練習コートで打つ姿(相手はキリレンコではない人)が目撃されたのですが……(動画を見るには画像をクリック)

Stick to the slapshot, @Ovi8. The @WashCaps superstar was spo... on Twitpic

いかにもな初心者!

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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
Mikhail Youzhny (RUS)[26] def. Denis Istomin (UZB)
6-3 5-7 6-4 6-7(5) 7-5


第26シードのミハイル・ユーズニーデニス・イストミンをフルセットで下して、7度目の挑戦でついにウィンブルドン4Rの壁を突破してベスト8入り。QFの相手は、過去13度の対戦で一度も勝ったことのないフェデラー。

「イストミンとフェデラーを比較することはできない。デニスは時々いいプレーをするが、時々助けてもくれる。ロジャーは決して助けてくれない」

Wimbledon 2012: Locker Room - Mikhail Youzhny seventh time lucky | Mail Online


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ウズベキスタン人初のウィンブルドン・ベスト16入りを果たしたイストミン。コーチはジュニア時代からずっと母のクラウディアさん。

「母は他のコーチと同じことをする。僕と一緒に打って、テクニック、戦術、全てを正そうとする。精神面でも助けてくれる。もし事が上手く運ばなければ、心配せずただ一生懸命やるように言う」(イストミン)
「息子が私をコーチとして必要としているからしている。私はずっと若い男の子を指導してきたから、ATPプレーヤーと仕事をするのは私には自然なこと」(クラウディアさん)

01年フューチャーズ出場のため移動中交通事故に遭い、足を80針縫う大怪我を負い3ヶ月入院。2年間ラケットに触らない時期があったとか。

「母に感謝する必要がある」
「母は僕がまたテニスができると信じてくれた。だから、僕は戻ってこれたんだ」

Wimbledon locker room: Denis Istomin coached by his mum | Mail Online

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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
Jo-Wilfried Tsonga (FRA)[5] v Mardy Fish (USA)[10]
4-6 1-1 (40-40)Suspended


第1セット第8ゲームで、フィッシュが打った時速189kmのファーストサーブがセンターの線審の目を直撃するアクシデント。線審は交代するはめに。



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ウィンブルドンのハトよけのために飼われている鷹のルーファス。先週木曜から金曜の夜の間、ウィンブルドンの駐車場で車からかごごと盗難にあったものの、日曜の夜無事発見されたとか。



Wimbledon 2012: Hawk that patrols SW19 stolen from car | Mail Online
Tennis - ATP World Tour - Wimbledon 2012 - Second Monday Diary


Photographic Prints of Wimbledon Tennis Day 3 from Mirror Photos
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