Monday 9 July 2012

ウィンブルドン2012 DAY13でひとりごと

DAY 13: Sunday 8 JULY (DAY13の全ての結果はこちらで)

この日のハイライトはこちら

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GENTLEMEN'S SINGLES – FINAL
Roger Federer (SUI)[3] def. Andy Murray (GBR)[4]
4-6 7-5 6-3 6-4


CropperCapture[123]男子シングルス決勝は第3シードのロジャー・フェデラーが第4シードのアンディ・マレーを下して、ウィンブルドン3年ぶり7回目の優勝。ウィンブルドン7回目の優勝はピート・サンプラス、ウィリアム・レンショーと並ぶ記録。グランドスラム優勝は2010年全豪以来で17回目

立ち上がりはいきなりマレーのブレークでスタート。



ブレークバックを許すも、マレーが再び第9ゲームでブレーク。6-4で第1セットを先取。



第2セットはフェデラーの6-5で迎えた第12ゲームでフェデラーがブレーク。セットオールに。



第3セット1-1、フェデラーのサーブで40-0の時雨が降り始め、屋根を閉めるため試合は一旦中断。この事がここ2年強インドアで負けていないフェデラーに功を奏したのか、第6ゲームのマレーのサービスゲームがターニングポイントに。マレーは40-0とリードしながら、デュース10回。フェデラーはこのゲームで6つ目のブレークポイントでブレーク成功、4-2に。この後お互いキープで第3セットは6-3でフェデラー。

第4セットは2-2で迎えた第5ゲームでフェデラーがブレーク。

チャンピオンシップ・ポイント。



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フェデラーは今回の優勝で世界ランク1位に返り咲き。サンプラスが持つ世界ランク1位在位最長記録286週間に並び、30歳と335日での1位は史上2番目に年齢の高い選手に(1位はアンドレ・アガシの33歳と131日)。

Tennis - ATP World Tour - Wimbledon 2012 Final - Federer Wins Seventh Wimbledon Crown

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マレーは過去3回グランドスラム決勝に進出したものの、いずれもストレート負け。今回は1セットを取るも、勝つまでには至らず。表彰式のインタビューで「あなたはこの週末多くの興奮を与えてくれたわ」とマイクを向けられると、しばしの沈黙を経て

”I’m getting closer.(近くなってるね)”

自分でマイクを持ち、再び時間をかけてようやく絞り出した言葉は

「頑張ってスピーチするけど、簡単じゃないかもね(泣)」



Wimbledon 2012: 17 million Britons tuned in to share Andy Murray's tears against Federer in his heroic Wimbledon battle | Mail Online

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2週間後に3歳の誕生日を迎えるフェデラーの双子ちゃん。大きい画像は下のリンクから。

'Well done daddy!' Roger Federer's adorable twin daughters cheer as their father takes his seventh singles title at Wimbledon | Mail Online

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「ウィンブルドンのボールパーソンはインタビュー中でも真っ直ぐ正面を向いて、さすがに行儀がいいなあ」と思っていたら、テレビカメラの反対側はこんな感じ


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どちらが勝っても嬉しいし、どちらが負けても悲しい男子決勝でした。しばらくグランドスラム優勝から遠ざかっていたフェデラーが、30歳となった今再びウィンブルドンのトロフィーを掲げる日が来ようとは。

また、本人、お母さん、GFのキムさん、会場の観客、テレビの前のファンも涙涙のマレーのスピーチ。前回フェデラーに全豪決勝で負けた際の「僕はロジャーのように泣けるのに、彼のようなプレーはできないのが残念だ」に続く、多くの人の心を打つものでした。願わくば、敗戦のスピーチで名を残す選手にはなりませんよう。

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MIXED DOUBLES – FINAL
Mike Bryan (USA)[2] / Lisa Raymond(USA)[2]
def. Leander Paes (IND)[4] / Elena Vesnina(RUS)[4]
6-3 5-7 6-4


ミックスダブルス決勝は、マイク・ブライアン&リサ・レイモンド組リアンダー・パエス&エレナ・ベスニナ組を下して優勝。ブライアン&レイモンド組は第2セットでサービング・フォー・ザ・マッチを逃しセットオールに持ち込まれたものの、フルセットで勝利。ハイライトはこちら

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BOYS' SINGLES – FINAL
Filip Peliwo (CAN)[4] def. Luke Saville (AUS)[1]
7-5 6-4


ジュニア男子シングルスは全仏ジュニア準優勝のフィリップ・ペリオ(カナダ)が昨年の優勝者ルーク・サヴィル(オーストラリア)を下して優勝。ハイライトはこちら

ジュニア単は男女ともにカナダ勢が優勝。

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BOYS' DOUBLES – FINAL
Andrew Harris (AUS)[4] / Nick Kyrgios(AUS)[4]
def. Matteo Donati (ITA) / Pietro Licciardi(ITA)
6-2 6-4


ジュニア男子ダブルス決勝は、アンドリュー・ハリス&ニック・キルギオス組(オーストラリア、画像左二人)がマッテオ・ドナッティ&ピエトロ・リシャルディ組(イタリア)にストレート勝ち。

ハリス&キルギオス組は全仏に続くグランドスラム2大会連続の優勝。

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GIRLS' DOUBLES – FINAL
Eugenie Bouchard (CAN)[1] / Taylor Townsend(USA)[1]
def. Belinda Bencic (SUI)[7] / Ana Konjuh(CRO)[7]
6-4 6-3


ジュニア女子ダブルスはユージェニー・ブシャール(カナダ)とテイラー・タウンゼント(アメリカ)組が優勝。ブシャールは単複制覇。

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チャンピオンズ・ディナー。男女シングルス優勝のセリーナとフェデラー

男子ダブルス優勝のフレデリック・ニールセンとジョナサン・マレー

先日テレビ解説の中でマレーを「ドラマクイーン」と呼んだ、最後のイギリス人ウィンブルドン・チャンピオン、ヴァージニア・ウェイド

ジュニア女子単複優勝、ユージェニー・ブシャール


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