Monday 4 June 2012

全仏2012 DAY8でひとりごと

Day 8: Sunday, 3 June (DAY8の全ての結果はこちらで)

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6月3日はナダル26歳の誕生日。おめでとう、ラファ!



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Men's Singles - 4th Round
Novak Djokovic(SRB)[1] def. Andreas Seppi(ITA)[22]
4-6 6-7(5) 6-3 7-5 6-3


一昨日の記事の中でアンドレアス・セッピについて「先月ベオグラードでツアー初優勝」と書きましたが、正しくは昨年のイーストボーンが初優勝で、ベオグラードは2回目の優勝でした。失礼しました。

さて、そんなセッピがNo.1のジョコビッチに挑戦したこの試合、セッピがまさかの2セットアップ。


Djokovic geriden geldi by EurosportTurkiye

アザレンカが既に敗退していたことで、一時は男女No.1が同じ日によもやの4R敗退かと危惧されたものの、調子が悪いなりにも最終的には勝ちに繋げるジョコビッチはさすが。

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セッピは最近の好成績の秘密として、元リュビチッチのトレーナーと取り組んだ新しいトレーニングを挙げ、

「動きが良くなりフレキシブルになった」
「今は上手く動き回れるし、疲れにくくなった。持続力がそれほど増したわけではないが、動きが滑らかになった。今日はコートでいい感じだった。タンクにガソリンを入れたみたい」

また、全仏公式サイトが伝えるところでは彼のコーチ、マッシモ・サルトリ氏が事情で数ヶ月イタリアに留まることになり、一人でツアーを回ったことが自信に繋がったとも。

Tennis - ATP World Tour - Roland Garros 2012 - Sunday Diary

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Women's Singles - 4th Round
Dominika Cibulkova(SVK)[15] def. Victoria Azarenka(BLR)[1]
6-2 7-6(4)


女子はおチビさんが元気。第1シードのヴィクトリア・アザレンカは第15シードの161cm、ドミニカ・チブルコワに敗れる波乱。高画質のハイライトはこちら


Cibulkova destanı by EurosportTurkiye

3月にマイアミ4Rで対戦した際、チブルコワは今年負けなしの25連勝中だったアザレンカを6-1 5-2まで追い詰めるも逆転負け。この日の試合も6-2 4-2とリードした後もつれ4-4、5-5、そしてタイブレークへ。

「あの事を思い出さなかったら人間じゃない」
「今日も同じことが起きた。ナーバスになった。ショットで攻めていかなかった」
「でも、こういう感情を何とか乗り越えた。彼女の6-5になって自分に言った。『ヘイ、カモン。自分のプレーをして何とかしなくちゃ』。そしてタイブレークでは自分のショットを打って勝ったことで、自分のことをとてもとても誇りに思う。」
「トップ10に入ったことはないけど、そこにいる人と対戦するのはもっと簡単なことだと分かった」
「私は自分のプレーがトップ10へ入るのに十分だとずっと示してきたし、今年は入れるといいと思う。この大会では誰が相手でもいいプレーができているし、自分はより成熟して精神的にもタフになっていると思う」

2年間行動を共にしたコーチ、ジェリコ・カラヤン氏とマイアミ終了後別れた件については、

「マイアミの後ジェリコと離れた。私にとって少しトゥーマッチだった。テニスの面では彼を認めざるを得ない。彼は私のゲームを変えて、私の武器は何か教えてくれた」
「でも、プレッシャーが強くなりすぎて、私には耐えられなくなった。彼は私をプッシュし過ぎていた。私にとっては最良の出来事だった。だって、今はコートでもっと快適になったから」

Knocked-out Azarenka feeling the pain - Tennis - Sportal Australia

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アザレンカは第2セット第5ゲームを落として2-3とされると、ラケットを地面に叩きつけ警告を受ける場面も。

試合後のインタビューでは

「彼女(チブルコワ)は少しランクが低めの相手より、トッププレイヤーとの時の方が良いプレーをすると思う」
「彼女は本当に強い熱意を持っている。何が彼女にあんなプレーをさせるモチベーションを与えるのか分からない。でも、彼女は危険な相手。以前にもアップセットをしたことがあるし、彼女が今日あのようないいプレーをしたことは驚きじゃない」
「今日のプレーを何と表現したらいいか分からない。全く満足できるものじゃなかったし、ポジティブな面すら見つからない」
「でも、もう起こったこと。試合が終わってまだ間がない。多分数時間経てばこの事でハッピーになれる何かを見つけるだろう」
「コートに行って、また練習する」

WTA | News | Latest News | Cibulkova Takes Out World No.1 Azarenka

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調子が良い時のチブルコワのショットは、体の小ささを全く感じさせません。

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Women's Singles - 4th Round
Sara Errani(ITA)[21] def. Svetlana Kuznetsova(RUS)[26]
6-0 7-5


3Rで好調のアニエシュカ・ラドワンスカに完勝、今大会こそは久々に実力を発揮するのかと思われたクズネツォワだったものの、エラーニが試合開始から8ゲーム連取で6-0 2-0に。その後クズネツォワが持ち直すも、勝利には至らず。高画質のハイライトはこちら

Errani Svetlana'yı da devirdi by EurosportTurkiye

エラーニは165cm。昨年までグランドスラムでは3R進出が最高だったものの、今年は全豪に続き2大会連続でベスト8入り。

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Women's Singles - 4th Round
Samantha Stosur(AUS)[6] def. Sloane Stephens(USA)
7-5 6-4


第1セットはスティーブンスが一時5-3とリード、サービング・フォー・ザ・セットを迎えるも、そこからストーサーが次の10ゲームのうち9ゲームを取り、第2セットはストーサーの5-1に。その後ストーサーは二回サービング・フォー・ザ・マッチを落とす等で5-4まで詰め寄られるも、第10ゲームをブレークしてストーサーが勝利。辛くも逃げ切ってこの表情

CropperCapture[49]前の試合が長引いたため、フィリップ・シャトリエからNo.1コートに移動して行われたこの試合。客席に人はまばら。

サマンサのQFの相手はアザレンカではなくチブルコワに。過去二人が対戦したのは09年のスタンフォードの一度きりで、その時はストーサーが勝利。正直どっちに転ぶか読めません。

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Women's Singles - 4th Round
Angelique Kerber(GER)[10] def. Petra Martic(CRO)
6-3 7-5


昨年全米ベスト4のアンゲリク・ケルバーは、今年パリとコペンハーゲンでそれぞれ地元選手のバルトリ、ウォズニアッキを下して優勝。オークランド、ホバート、インディアンウェルズ、ローマでベスト4と好調を継続。そして、初のトップ10入りを果たして迎えた全仏でも、ペトラ・マルティッチを下して同大会初めてのQF進出。高画質のハイライトはこちら


Kerber - Martic by EurosportTurkiye

QFでケルバーはエラーニと対戦。過去の直接対決は今年のホバートだけで、その際はケルバーがエラーニに3ゲームしか与えず完勝。ちなみに、エラーニはこれまでトップ10との対戦成績は0勝28敗。

WTA | News | Latest News | Errani & Kerber Set Up Quarterfinal Clash

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マルティッチはスタイルが良くて美人なので、是非上がってきてほしいです。

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Men's Singles - 4th Round
Roger Federer(SUI)[3] def. David Goffin(BEL)
5-7 7-5 6-2 6-4


ラッキールーザーでのグランドスラム本戦初出場ながら4R進出を果たした21歳ダビド・ゴフィンが、フェデラーからまさかの1セットアップスタート。


Federer - Goffin by EurosportTurkiye

ゴフィンはファインプレーに対する観客からの拍手にお辞儀をして応える余裕も。


Fransa Açık : Goffin great point by EurosportTurkiye

子供の頃からの憧れロジャーさんに堂々と抱きつけて至福の時。ところで、ゴフィンは「ロード・オブ・ザ・リング」か「ハリー・ポッター」に出ていたような?

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Men's Singles - 4th Round
Juan Martin Del Potro(ARG)[9] vs. Tomas Berdych(CZE)[7]
To Finish 7-6(6) 1-6 6-3


デルポトロがセットカウント2-1とリードしたところで日没サスペンデッド。

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Men's Singles - 4th Round
Jo-Wilfried Tsonga(FRA)[5] vs. Stanislas Wawrinka(SUI)[18]
To Finish 6-4 7-6(6) 3-6 3-6 4-2


CropperCapture[68]ツォンガの2セットアップからワウリンカも追い上げセットオール。ファイナルセットはツォンガの1ブレークアップで4-2となったところで日没サスペンデッド

試合の結末を見届けられなかったお客さんに、ツォンガからささやかなプレゼント

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Women's Doubles - 3rd Round
Vania King(USA)[3] / Yaroslava Shvedova(KAZ)[3]
def. Shuai Peng(CHN) / Jie Zheng(CHN)
6-4 6-2


シングルス4R進出のシュウェドワは、ヴァニア・キングと組んでいるダブルスでも4Rへ。

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Boys' Singles - 1st Round
西岡良仁(JPN) def. Filip Bergevi(SWE)
6-3 6-3


Boys' Singles - 1st Round
Gabriel Friedrich(BRA) def. 内田海智(JPN)[4]
6-3 2-6 10-8


ジュニアがスタート。日本勢は16歳の西岡良仁選手が2Rへ。第4シードの内田海智選手はファイナル8-10で残念ながら敗退。


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