Tuesday 13 December 2011

全豪2012 ワイルドカード・プレーオフ DAY2観戦記 (その1)

テニス界はいわゆるオフシーズンの真っ最中ですが、メルボルンでは先週、来月開催の全豪本戦出場を賭けたワイルドカード・プレーオフが行われました。2日目と最終日の男女決勝を見に行ったので感想など。

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12月7日(水)

この日は天候に恵まれ、最高気温は30度。終日厳しい日差しが照りつけていました。


その昔、優勝したジム・クーリエが飛び込んだことで知られるヤラ川。ご覧の通り、決して綺麗な川ではありません。


ロッド・レーバー・アリーナ。道路を渡ってから撮れば良かった、って今頃気がついてもな。


こちらも分かりにくいですが、左手奥がハイセンス・アリーナ。手前が大会期間中ショップや巨大スクリーンが設置され「グランドスラム・オーバル」と呼ばれるエリア。この辺りは全豪が行われていない間常に工事車両が出入りしていますが、今年は早くも工事が終了した模様。静かでした。


昨年出場の選手ではマシュー・エブデン、エレナ・ドキッチが今年ランクを上げ、自力での本戦出場が確定済み。ゲートにはウィンブルドン・ジュニア優勝のルーク・サヴィル、アシュリー・バーティの二名(右二人)がフィーチャーされ若返った印象。ATP、WTA中心に活動している選手を除いた国内選手で競うこの大会。位置づけは言わば全日本選手権のようなもの、といったところでしょうか。

昨年と言えば、バーナード・トミッチがこの大会を直前になって病気で欠場したにもかかわらず、地元クイーンズランドで練習している場面を目撃され新聞沙汰になりました。トミッチはその後ウィンブルドンでベスト8入りを果たし、ランクは大幅アップで豪男子No.1の現在42位。デ杯vsスイス戦にも出場しシングルスで1勝を挙げたことで、冷戦状態が囁かれていたヒューイットとの関係も改善されたとの見方が一般的。ここ数年試合放棄、ヒューイットの練習拒否等、毎年何か一つは問題行動を起こしてきたトミッチ。今年はこのまま何事も無く終わるのかしらと残念に思っ安心していたのですが、さすがトミッチ!年の瀬のここへ来てやってくれました。何でも11日夜、ゴールドコースト・サーファーズパラダイスで危険な運転をしたかどで警察に捕まったとか。その際違反チケットは逃れたものの、クイーンズランド州警察が文書で発表したところによると余罪多数と見られ調査は継続中、との事。トミッチは危険行為については否定。自分は警察による嫌がらせの被害者、と主張しているとか。

ちなみに、トミッチはまだPプレート(Provisional License。いわゆる若葉マークで3年間の表示義務あり)のドライバーで、彼の所有する8気筒エンジンのBMW M3(15万豪ドル。約1180万円。色はオレンジ)の運転は、事前に申請したテニスコートへの行き帰りのためだけ許可されている状態。

Tomic in dangerous driving investigation Gold Coast Sport | goldcoast.com.au | Gold Coast, Queensland, Australia

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豪では過去Pプレートの若者の無謀運転による集団死傷事故が相次いだことから、Pプレート・ドライバーが高馬力エンジン搭載の車を運転する場合、運転可能エリアに制限を設けることになった、という経緯があります。



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