選挙に先立ち、サフィンが政界入りを決めた経緯についてATPチャンピオンズツアーに語ったところによると、
「僕の人生はこの2年で変化してきた」
「突然、自分が重大な決断をしなければならない立場にいることに気がついた。きっかけは小さな事だったが、大事になった。あちこちに出かけ営業をして、セレブのように振る舞うこともできた。でも、それは僕じゃない。自分でない事はしたこともないし、好きじゃない。『自分はこれをするべきか否か』――数ヶ月考えたが、今は自分のしていること、やりたい事を確信している」
政治家とテニスプレーヤーには共通点があるとも。
「僕は全く新しい世界にいる」
「全く新しい人生、新しい考え方、新しい物事のやり方で、テニスやスポーツとは一切関係ない。でも、この二つには一つ共通点がある。それは個性が必要ということ。強くあること、そして自分が進んでいる方向、自分がしたい事を理解し、犠牲を払うことができなければならない」
「これから5年はスーツ姿でオフィスに座り、来る日も来る日も仕事をすることになる。いい日もあれば悪い日もあって、コートでしてきたように再び戦う。難しくなるだろう」
Tennis Legends: ATP Champions Tour
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首都モスクワから500kmに位置するニジニノヴゴロド州で立候補したサフィン。投票には愛車ポルシェ・カイエンで訪れたそう。投票所での模様は下のリンクから。画像多め。
Ньюсрум24.ру: Марат Сафин голосовал в Нижнем Новгороде
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こちらは9月、党内予備選に臨んだ時のサフィン。
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一方、新興政党の正義党(右派活動、正義の事業)から立候補し、選挙前日には「ロシアで最もセクシーな政治家」にも選ばれた元世界5位のアンナ・チャクベターゼ。同党の得票率はわずか0.59％に留まり、こちらは議席獲得には至らず。
Tennis player named sexiest woman in Russian politics — RT
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チャクベターゼが07年12月、モスクワの自宅で強盗被害に遭った事件についてロシア紙「Novaya Gazeta」が報じたところによると、彼女の父ジャマルさんは強盗から受けた暴行が元で肩を2回手術、またチャクベターゼは今でも悪夢にうなされ、強盗が侵入した午前3時に目を覚ますこともしばしばなのだとか。
6名からなる強盗団は現金、宝石類等26万ドル相当を強奪。チャクベターゼが前日ベルギーのエキシビで得たロレックスを要求する際彼女に暴力をふるったと伝えられており(手首に大きな怪我)、強盗は去り際、「これからもプレーを続けろ。また来るからな」と言い残したとか。
父ジャマルさんは捕まった犯人は別人で、真犯人は腐敗した警察組織によって匿われている、と主張。
事件が起きたのは、当時20歳のチャクベターゼがシンシナティ、スタンフォードで優勝、サンディエゴではヴィーナス・ウィリアムズを破り、全米では準決勝に進出する等、最高の成績を残した数カ月後。事件後の08年もパリ室内で優勝したものの、その後ランクは下降線。怪我と病気に苦しみツアー離脱、復帰を繰り返すように。
今年は目眩に悩まされ14試合の出場に留まったチャクベターゼ。ランクは現在229位。来月6日から始まる豪・ホバートのムーリラ国際に、スペシャルランキングで出場することを発表したとか。
TENNIS.com - The Ticker - Chakvetadze still has nightmares about mugging
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ついに政治家としての一歩を踏み出したサフィン。将来出世したら「あの人、昔はテニス選手だったんだって」などと語られることになるのでしょうか？いつか大統領となった暁には、北方領土返して！
MARAT SAFIN 8x10 COLOUR PHOTO
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