Sunday, 26 June 2016

ウィンブルドン2016 女子優勝予想 & パーティー行かなあかんねん (前編)

月曜の本戦開幕を前に、毎年恒例WTAプレ・ウィンブルドン・パーティーが23日、ロンドンのケンジントン屋上庭園で行われました。そちらからの画像を交えつつ、アザレンカが膝の故障で欠場した女子シングルスドローをチェックしたいと思います。

長くなったので半分に分けます。まずはトップハーフから。

+++


第1クオーター


☆気になる1R


セリーナ・ウィリアムズ[1](アメリカ) vs アムラ・サディコビッチ(スイス)

全仏は準優勝に甘んじたものの、今月初め米『フォーブス』紙が発表した「世界で最も稼ぐ女性アスリート」ランキングでは、過去11年トップの座にいたシャラポワを抑え1位に輝いたセリーナ(画像下)。





セリーナはシャラポワの不在をどう思っているのかな?その時々の勢いはさておき、セリーナの最大のライバルは今も昔もシャラポワをおいて他にいないはず。シャラポワの出場停止が丸々2年に及ぶとなると、セリーナのモチベーション維持が心配です(年も年だし)。

初戦の相手は予選を勝ち上がってグランドスラム本戦初出場の27歳、150位のサディコビッチ。



ダニエラ・ハンチュコワ(スロバキア) vs クリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)

パーティーでは青いドレスがかぶったハンチュコワ(画像一枚目)とマクヘイル(同二枚目)が初戦で対決。



ハンチュコワは今大会、単複共に理由が不透明なワイルドカードでの出場(ダブルスはベキッチとのペア)。出るからには、まだまだ若手に真っ向から張り合う路線を崩さないファッションでの姿勢を、コートでも是非見せてほしい! 


ヘザー・ワトソン(イギリス) vs アニカ・ベック(ドイツ)

昨年に続き同国イギリスのダブルスプレーヤー、ドミニク・イングロットのお兄(弟)さんの奥様が手がけたドレスで登場したヘザー・ワトソンは、レインコートを思わせる素材のドレスと傘。個人的には最も興味を惹かれたドレスです。可愛くて面白い!



スローン・スティーブンス(アメリカ)[8] vs シューアイ・ペン(中国)

他の選手とは一線を画すファッションのスローン。今回二番目に気に入ったスタイルです。



スヴェトラーナ・クズネツォワ(ロシア)[13] vs キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)

故障等で本業がさっぱりな代わりに、近頃めっきり垢抜けたウォズニアッキ(画像下)。このドレスもシックでとても似合っていて、今回のベスト・ドレッサー賞は彼女にあげたいと思うのですが……かつての天真爛漫な笑顔はもう二度と見られないのかな?随分早くから決まっていたリオ五輪でデンマーク選手団の旗手を務める話は、結局五輪の出場資格が認められずに白紙になったんでしたっけ?

初戦の相手はクズネツォワ。ウィンブルドンで08年を最後にセカンドウィークに進んでいないとは言え第13シード。苦戦必至です。


ティメア・バシンスキー(スイス)[11] vs ルクシカ・クムクム(タイ)

昨年のウィンブルドン、また先の全仏でもベスト8のバシンスキー。パーティーの写真に既視感があったのですが、Twitterの世界に私の無言の疑問に答えてくれた人がいました。そう、これこれ!ああ、すっきりした。


バシンスキーと対戦するクムクムは、予選でソレール・エスピノサ、バーティー、キングを下してウィンブルドン初出場。先日公式に引退を表明したタナスガーンの跡を継いで、タイ女子のエースとして成長してほしい!


アナスタシア・パフリュチェンコワ(ロシア)[21] vs シェ・スーウェイ(台湾)

ランクの割りに、ウィンブルドンでは意外と過去3R止まりなのがストーサーとかぶるパフリュチェンコワ。



ユリア・プチンツェワ(カザフスタン) vs マリナ・メルニコワ(ロシア)

前哨戦ITF50Kサービトンで優勝によりワイルドカードを獲得したメルニコワは、全仏ベスト8のプチンツェワと対戦。

メルニコワはサービトン優勝後のインタビューでシャラポワの薬物違反による出場停止処分について、

「何が嘘で真実か誰にもわからないが、個人的には2年はトゥーマッチだと思う」
「アンフェアだし、スポーツだけでなく政治的な絡みもある。何も言わない方がいい」
「みんな彼女を見たいと思っている。きっと戻ってくると思う」

等と語ったとか。


ロベルタ・ヴィンチ(イタリア)[6] vs アリソン・リスケ(アメリカ)

フォニーニ&ペネッタの結婚式参列時の服装を見た後では、このフェミニンなドレスは相当無理をしているようにしか見えないヴィンチ。




★実現したら面白そうな試合


3R セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1] vs クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)[31]
4R セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1] vs スローン・スティーブンス(アメリカ)[18]
QF セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1] vs ティメア・バシンスキー(スイス)[11]


かつての絶対的な強さが鳴りを潜めているセリーナ。この中に壁を壊す選手はいるかな?


3R ココ・バンダウェイ(アメリカ)[27] vs クリスティーナ・プリスコワ(チェコ)

強力サーブ対決。


ベスト4 → セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1]


***


第2クオーター ←激戦区


☆気になる1R


日比野菜緒 vs アンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)[32]

ウィンブルドン本戦初出場、そしてリオ五輪出場にも内定おめでとう!ペトコビッチは強いですが、シングルスでもグランドスラム初勝利が叶いますように。


キャロライン・ガルシア(フランス)[30] vs カグラ・ブユカクケイ(トルコ)

前哨戦マヨルカでツアー4回目の優勝を果たし、グランドスラムで初めてシードが付いたガルシア(画像下)。


マヨルカと言えば、トロフィーが怖かった。初戦の相手は、ウィンブルドン初出場のブユカクケイ。



ベリンダ・ベンチッチ(スイス)[7] vs ツベタナ・ピロンコワ(ブルガリア)

ウィンブルドンでは過去2回の出場で3R、4Rと好成績を残しているベンチッチ(画像下)。1Rのvs 芝の女王ピロンコワ戦は好カードです!




ペトラ・クヴィトワ(チェコ)[10] vs ソラナ・シルステア(ルーマニア)

シルステアがヒラルドとカップルだったなんて初耳ですが(画像下)!しかも、ヒラルドがシルステアとイワノビッチの試合を見に来たのがきっかけで、一昨年の8月には周知の事実だったとは!不覚!!




★実現したら面白そうな試合


2R ユージェニー・ブシャール(カナダ) vs ジョアンナ・コンタ(イギリス)[16]

全仏ではブシャール(画像下)が摂食障害に苦しんだ過去を告白し話題になりましたが、今大会前は2013年ウィンブルドン・チャンピオン、マリオン・バルトリの激ヤセぶりを取り上げた記事が目立ちました。どう見ても現在進行形で健康状態が心配なのはバルトリ。



2R ドミニカ・チブルコワ(スロバキア)[19] vs ダリア・ガブリロワ(オーストラリア)
3R ドミニカ・チブルコワ(スロバキア)[19] vs ジョアンナ・コンタ(イギリス)[16]

前哨戦イーストボーン優勝のチブルコワ(画像下)。芝での初優勝とあって、ウィンブルドンでも活躍を期待せずにいられませんが、その道はなかなか険しそう。




3R アニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド) [3] vs キャロライン・ガルシア(フランス)[30]
4R アニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド) [3] vs ドミニカ・チブルコワ(スロバキア)[19]

第1シードで出場した前哨戦イーストボーンでは、準々決勝でチブルコワに敗れたラドワンスカ。こちらも上位進出は厳しい道のり。4Rではチブルコワとの再戦の可能性も。


ベスト4 → アニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド) [3]

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