コート入場直前のシーン。床に白い物が転がっているのが見えますが、これはタオルで作った動物なのだとか。確か去年もありました。
ステンシルが濃いとフィーリングが変わるので、薄く入れるようお願いするらしい錦織くん。この日のラケットは濃かったらしく、ウォームアップの後ゴシゴシ。
のっけからお互いのいいショットが出て好勝負の予感がしましたが、錦織くんが第3ゲームで早々にブレーク。ドロップショットを打っても追いつかれ、直前までどちらに打つか分からないラケットワークで追いつけない場所へ返される。上手いわ賢いわ足は速いわでは、ドルゴもどうしようもなかったんじゃなかろうか。
前コーチのジャック・リーダー氏と昨年のクアラルンプールを最後に別れたドルゴ。新コーチはかつてアンドレイ・メドベデフのコーチも務めたお父さん、オレクサンドル氏(画像右)。真ん中は同国ウクライナのツレンコですが、左の女性は新しい彼女?
ジャック・リーダー氏と言えば、2日のヒューイット vs クニツィン戦でクニツィンを見ている姿がありました。80年代のようなニューヘアスタイルが、彼がオージーであることを思い出させてくれます。トロイッキのコーチになったという報道がありましたが、真相は?カメラに映っているのに気が付いたリーダー氏は、片方の人差し指をペロリ、もう片方もペロリとしてこの決めポーズ。どういう意味かは私にもよく分からないので、聞かないで下さい。
今年からポイント間の25秒ルールが厳格化。この試合でも第2セット第2ゲーム、錦織くんサーブの40-30でタイム・バイオレーションの警告が。虚を突かれた様子の錦織くんは「彼(ドルゴ)がラケットを替えに行っていたから」と主張するも受け入れられず。続く第3ゲームでは、ドルゴのサーブで30-0となった後、錦織くんがラケットを交換。ここで再びタイム・バイオレーションを取られ、2回目ということでドルゴのポイントとなり40-0。今年はこの調子で行くんでしょうか。ゲーム中はラケット交換もままならなくなりそうです。
それまでいい感じだった錦織くんのプレーも警告後はミスが増え、第6ゲームでドルゴがブレークバックし3-3。一時はフルセット突入も覚悟しましたが、タイブレークで錦織くんの調子が戻ったので結果オーライ。
ハイライトはこちら。
錦織くん、素晴らしい新年の幕開けをありがとう&ベスト4進出おめでとう!!
Brisbane International
Men’s Singles – Quarterfinal
錦織圭[5] def. Alexandr Dolgopolov(UKR)[4]
6-4 7-6(3)
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錦織くんの準決勝の相手は、デニス・イストミンをストレートで下したトップシードのアンディ・マレーに。
Brisbane International
Men’s Singles – Quarterfinal
Andy Murray (GBR)[1] def. Denis Istomin (UZB)
6-4 7-6(3)
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事実上の決勝となったブリスベン女子準決勝、第1シードのヴィクトリア・アザレンカと第3シードのセリーナ・ウィリアムズの試合は、開始30分前にアザレンカが右足の親指の怪我で棄権。セリーナが戦わずして決勝進出へ。
アザレンカは生中継開始と同時に、ほぼ満員となったアリーナで怪我の状況等を説明。
その後の記者会見では、10日前ペディキュアを塗る際の深爪が元で炎症を起こし、金曜の夜、爪の破片を取り除く簡単な手術を受けたとコメント。
Victoria Azarenka's withdrawal from her match against Serena Williams at the Brisbane International angers crowd Herald Sun
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セリーナのQF後の記者会見での「世界最高のプレーヤーとの対戦を楽しみにしている」の言葉にアザレンカが恐れをなしたのかどうか分かりませんが、楽しみな試合だっただけに残念です。
ふと思い出したのが3年前の同大会女子決勝。最初の引退から復帰したばかりのエナンとクライシュテルスのベルギーが誇るトップ2の好カードとなり、手に汗握るそれはそれは素晴らしい試合だったのですが、今改めて思い返してみると、よくぞ全豪直前のこの時期に正面からまともにぶつかり合ってくれたものだと、二人には感謝の気持ちでいっぱいです。たとえ相手に「あいつは逃げた」と思われるのが嫌だっただけだとしても。
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今大会第8シードのクヴィトワ、第5シードのケルバーを下し好調のアナスタシア・パフリチェンコワ。オフのトレーニングは、パトリック・ムラトグルー氏のアカデミーのモーリシャスでのキャンプに参加したそうで、同行のセリーナ・ウィリアムズ、マルチナ・ヒンギスとともにカラオケも楽しんだ、との事。
テレビで動く所を見たら、結構な美人さんだったラッキールーザーのレシア・ツレンコ。予選決勝敗退者のうちランクは3番目だったものの、上位二人がサインしなかったため本戦入りが叶ったとか。
Brisbane International
Women’s Singles – Semi-final
Anastasia Pavlyuchenkova(RUS) def. Lesia Tsurenko(UKR)
4-6 6-1 6-2
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ホップマン・カップ、ラウンドロビン最終日。フランス vs 南アフリカは女子単でシーパーズ、男子単でツォンガが勝ち、決着はミックスダブルスへ。しかし、第1セットを南アフリカが取った後、ツォンガが足の付け根の痛みを訴えリタイア。ツォンガは今週のシドニーも欠場へ。
セルビア vs ドイツはシングルスでセルビアが2勝。ミックスダブルスはハースがつま先の怪我で棄権。代理として、ヒッティングパートナーとして現地入りしていた豪ジュニアのタナシ・コッキナキスが出場したとか。
土曜の決勝ではスペインとセルビアが対戦へ。
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コッキナキスは先月、国内18歳以下の大会で準優勝(決勝でニック・キルギオスに敗退)した16歳で、世界ランクは756位。木曜にも、膝の故障で途中欠場したジョン・イズナーの代わりにヴェルダスコと対戦、ミックスダブルスにはヴィーナス・ウィリアムズと組んで出場した次第。
コッキナキスは確かに将来有望な選手ではありますが、エキシビとは言え国別対抗戦の体裁を取っているからには、イズナーの代わりとしてせめてアメリカ人選手を探す努力はできなかったのか。ホップマン・カップのマネージメントは今年、ポール・マクナミー氏からテニス・オーストラリアに移ったそうですが、マクナミー氏だったら安易に自国のジュニアを選んだだろうか。そんな思いが頭をよぎりました。
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チェンナイ準々決勝。ヤンコ・ティプサレビッチと対戦した添田豪選手は惜しくも敗退となりましたが、今日のフルマッチ動画は砂嵐ではありません。
Aircel Chennai Open
Men’s Singles – Quarterfinal
Janko Tipsarevic(SRB)[2] def. 添田豪[8]
6-2 6-4
こみねさん
ReplyDeleteドルゴ父の左にいる黒髪の女性は新しい彼女みたいです。
歌手のマーシャ・フォーキナさんという方です。ウクライナ初代首相のお孫さんだそうです。
http://sport.segodnya.ua/tennis/Aleksandr-Dolgopolov-zakrutil-roman-s-pevicey-Mashey-Fokinoy.html
リーダー氏がクニツィンの試合を見てたのは、もしかしたらマネジメント会社のTop Seedつながりなのかもしれません。
ドルゴも、トロイツキも、クニツィンもTop Seed所属です。
今年もブログ楽しみにしています。
まろぺさん、あけましておめでとうございます。
ReplyDelete詳しい情報ありがとうございます。新彼女は前の彼女とちょっと似ているとか言ったら怒られますかね。リーダー氏はマネージメント会社繋がりだったんですね。勉強になります。
ドルゴは今のところ体調は良さそうですね。全豪が楽しみです。
こみねさん、あけましておめでとうございます。
ReplyDelete黒髪でキツめな感じの顔が元彼女とちょっと似てるかもしれないですね。
リーダー氏はドルゴのコーチをしていたときは髪を伸ばし放題で職業不詳の人みたいでしたが、新しい髪形だと普通のおじさんに見えます。
トミッチといいタイプが伺えますね。とりあえずテニスプレーヤーのGFの髪はとにかくロングじゃないとダメっぽいですね。
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