二人は前哨戦のブリスベン1Rで対戦したばかり。ミルマンは生まれも育ちもブリスベンで、観客のほとんどはミルマンの応援だったせいか、その時は竜馬選手の良いところは不発気味のままストレートで敗れた。とは言えランクは竜馬84位、ミルマン184位と大きく開きがあり、これまでの対戦でも昨年3回当たって3回とも竜馬選手の勝ち。ミルマンはブリスベン2Rでアンディ・マレーからセットを奪う善戦、続くシドニーでもトミー・ロブレドを下して2R進出と好調だが、普通に戦えば少なくとも簡単に負けることはないはずの相手なのだ。とにかく今日は2-6 2-6 2-6のストレート負けとかだけは勘弁。
第4セットは20分で終わり6-0でミルマン。流れが完全にミルマンにある状態でファイナルセットを迎え、会場の盛り上がりは最高潮。ああ、痙攣が治まるまでわざとセットを捨てたのならいいのに。でも、その考えはちょっと私に都合が良すぎる。
竜馬選手の足が気になって応援もしばらく遠慮がちだったが、第5セットが始まると竜馬選手のストロークに力強さが戻ってきた。あっ、もしかして治まった?治まったんならまだいけるかも!よし!ここから頑張れ竜馬!!
後で試合のビデオを見返したが、終盤の場内の阿鼻叫喚ぶりに、自分もあの中でワーキャー叫んでいたのかと思うと笑いが止まらない。しかもどうも興奮し過ぎていたらしく、あれほどたくさん人が残っていたことを全く覚えていない。こんな事は初めてだ。結果を知っているにも関わらず、ビデオでもまだドキドキする。第4ゲームで先にブレークして3-1、5-3としながら5-5に追いつかれ、そこから再度ブレークに成功して最後は7-5。よくこの展開で勝てたなあ!
気が付くと、試合開始時はまだ明るかった空も真っ暗。コートの外に出ると丁度選手たちも出てきたところで、竜馬選手を応援していた地元の悪ガキ集団が完全に舞い上がった様子で
「お前すげーぜメーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!」
とフラフラの竜馬選手に向かって突進をかけていた。怪我はなかっただろうか?
Men's Singles - 1st Round
伊藤竜馬 (JPN) def. John Millman (AUS)
6-4 6-4 3-6 0-6 7-5
日本男子、ほんとに層が厚くなりましたね。数年前を思うと夢のようです!
ReplyDeleteそして、こみねさんの記事で妙にミルマン君が気になりはじめています。(以前の記事も含め)
残念ながら、ネット上でも彼の試合を見る機会はあまりありませんが、チャンスがあれば坊っちゃまぶりを見たいと思います!
ところで、豪のデ杯チームは土曜には台湾に向けて出発したらしいですね。決勝の解説よりデ杯を選ぶあたりがレイトンらしい……
ももかさん、こんにちは。いい時代になりましたよね。こんな事が起こるなんてね。
Delete紳士のミルマンくん、今週は豪タスマニア・バーニーでチャレンジャーに第3シードで出場しています。明日同じオーストラリアのベン・ミッチェルとの1Rがセンターコートに入っていて、公式サイトにライストもあります(http://www.burnieinternational.com.au/index.php/tournament/live-streaming)。現地午後7時半以降のスタートなので、日本時間は5時半より後になります。ご都合が合えば是非チェックしてみて下さい。
ヒューイットの不在はそういう事情だったんですね。金銭面の折り合いが付かなかったとかそういう話でなくて心から安心しました。