Thursday, 30 June 2011

ウィンブルドン2011 DAY9でひとりごと

Day 9: Wednesday 29 June

Gentlemen's Singles – Quarterfinals
Jo-Wilfried Tsonga(FRA)[12] def. Roger Federer(SUI)[3]
3-6 6-7(3) 6-4 6-4 6-4


ツォンガが2セットダウンからの逆転で、ウィンブルドン6回優勝のフェデラーを下しSF進出。GSベスト4は昨年全豪以来3度目。全仏時のインタビューで「注目されてないけど、調子はいい。自分が今年のサプライズだったらいいな」と語っていた彼。その通りになりました。



試合後ツォンガは

「彼(フェデラー)は僕たちの競技で最高のチャンピオン。彼はたくさんの事を達成した。世界で最高のプレーヤー。彼に勝ててとにかくうれしい。特に、おそらく彼の好きなサーフェスの一つである芝で勝ったことが。今日はただハッピーだ」

とコメント。

TENNIS.com - News Headlines - Tsonga stuns Federer in five; rest of 'Big Four' win

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今大会ツォンガのファミリーボックスに座っているツォンガとよく似た男性は、彼の弟エンツォさん。バスケ選手だそうで、道理でお兄さんよりも立派な体格。

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フェデラーがGSで2セットアップから負けたのは、179試合目にして今回が初めての事。フェデラーが2年連続でQFでの敗退となったのは非常に残念ですが、スピード、高さが絶妙のため息しか出ないロブを見て気を紛らわせるとしましょう。



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Gentlemen's Singles – Quarterfinals
Andy Murray(GBR)[4] def. Feliciano Lopez(ESP)
6-3 6-4 6-4


マレーは危なげなく3年連続のウィンブルドン・ベスト4。



最後の3ポイントはエースで締めくくり。



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Gentlemen's Singles – Quarterfinals
Novak Djokovic(SRB)[2] def. Bernard Tomic(AUS)
6-2 3-6 6-3 7-5


予選から出場の18歳トミッチが、世界No.2のジョコビッチ相手に予想以上の健闘。ブレークポイントを握られても全く動じたところのなかったトミッチ。大器の片鱗を覗かせました。



試合後トミッチは

「こういう結果を出せば、タイトルを獲るまで自分が残り数試合の場所にいると分かる」
「今は自分のゴールを理解している。休養はその一つ」
「でも僕には実力があると強く信じている。もし精神力がつけば、2年以内にグランドスラムで優勝できるくらいの」
「僕は次に挙げる選手と同じ場所にいると信じている。遅かれ早かれ僕はノバク(・ジョコビッチ)、ラファ(・ナダル)、ロジャー(・フェデラー)のようにプレーし、勝っていくだろう。でも、その時まではもっとプレーを良くしていかないと」

と話したとか。


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トミッチを子供の頃から現在にいたるまでコーチをしてきたのは、彼の父ジョンさん。トミッチは将来的には他の人物をコーチとして雇う考えがあることも示唆。

「僕がいい成績を出し、僕がなれる最高のプレーヤーになったら、父は離れることができる」
「でもその時が来るまでは、父は僕をコーチし、助け、今の僕を作った人。そのうち必ずそういう話が出るだろうが、僕がなれる最高のプレーヤーになるまで、その時までは父しか僕を助けることはできないと思っていて、それは1年先かもしれないし4年先かもしれない。分からない」

Tomic may eventually have coach besides dad

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ところで、この試合で彼のファミリーボックスには01年ウィンブルドン決勝を戦ったゴラン・イワニセビッチとパット・ラフターの姿が(右端の赤いシャツの男性はトミッチの父、ジョンさん)。現豪デ杯監督でもあるラフターは、トミッチ陣営から受け入れられているテニス・オーストラリア関係では数少ない人物であるものの、ジョンさんのこれまでの働きを認め、「波風を立てるつもりはない」と話しているとか。

Pat Rafter not going to rock the boat with Tomic family | Perth Now

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トミッチはこの試合後すぐにモンテカルロへ移動。理由についてトミッチは「ちょっとやる事がある」と語るに留まり明らかにしなかったものの、拠点を現在の豪ゴールドコーストからモンテカルロへ移すと見られているとか。金曜にはロンドンに戻り、豪デ杯チームの練習に合流予定、との事。

Bernard Tomic jets off to Monte Carlo | Herald Sun

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個人的には、毎年の恒例行事となりつつある「テニス・オーストラリア vs チーム・トミッチ」のトラブルが今年はまだないので、年内にまた何か起きるのではと期待心配しています。

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Gentlemen's Singles – Quarterfinals
Rafael Nadal(ESP)[1] def. Mardy Fish(USA)[10]
6-3 6-3 5-7 6-4




4R、vs デルポトロ戦で左足を痛めたナダルは04年に同じ箇所を疲労骨折した時のことを思い出したそう。その時ナダルは3ヶ月ツアーを離脱。29日に受けたMRI検査の結果異常なしと判明したことで、この試合には5時間効果の続く麻酔を打って臨んだとか。

準決勝の相手は、プレステ仲間のアンディ・マレー。

Nadal: Injury scare dates back to 2004

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Ladies' Doubles - 3rd Round
Sabine Lisicki(GER) / Samantha Stosur(AUS)
def. Sorana Cirstea(ROU) / 森田あゆみ(JPN)
6-4 6-3


Ladies' Doubles - 3rd Round
Shuai Peng(CHN)[8] / Jie Zheng(CHN)[8]
def. クルム伊達公子(JPN) / Shuai Zhang(CHN)
6-4 6-2


森田&シルステア組、クルム伊達&チャン組はともにダブルス3Rで敗退。

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Ladies' Doubles - 3rd Round
Marina Erakovic(NZL) / Tamarine Tanasugarn(THA)
def. Liezel Huber(USA)[3] / Lisa Raymond(USA)[3]
4-6 7-6(1) 13-11


ノーシードのエラコビッチ&タナスガーン組がダブルスの大御所、第3シードのフーバー&レイモンド組をファイナル13-11で破る大金星。エラコビッチ&タナスガーン組は予選決勝で敗退。本選にはラッキールーザーでの出場。

Wimbledon: Kiwi Erakovic into doubles semifinal - Tennis - NZ Herald News

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Gentlemen's Doubles - 3rd Round
Bob Bryan(USA)[1] / Mike Bryan(USA)[1]
def. Simon Aspelin(SWE) / Paul Hanley(AUS)
6-3 4-6 6-7(5) 6-3 16-14


昨日豪のテレビでは「ジョコビッチ vs トミッチ」と「マレー vs F-Lo」の2試合を生中継。そして、これらの試合の合間に録画で放送していたのがこの試合のラストでした。ハンリーはオーストラリア人だし、この試合も確かにいい試合でしたが……少しくらい「フェデラー vs ツォンガ」を流してくれても良かったんじゃないのか。恨み節。

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Boys' Singles - 3rd Round
内田海智(JPN) def. Kimmer Coppejans(BEL)
6-3 7-5


内田海智(かいち)選手が日本人では初のウィンブルドン・ジュニア男子ベスト8入りの快挙!

内田8強、ジュニアに新星/テニス - テニスニュース : nikkansports.com

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Girls' Singles - 2nd Round
尾崎里紗(JPN) def. Ruth Seaborne(GBR)
6-2 3-6 6-4


Girls' Doubles - 1st Round
二宮真琴(JPN) /尾崎里紗(JPN)
def. Victoria Bosio(ARG)[7] / Patricia Iveth Ku Flores(PER)[7]
6-3 3-6 6-4


Girls' Singles - 2nd Round
Yulia Putintseva(RUS)[7] def. 日比野菜緒(JPN)
6-2 6-4


Girls' Doubles - 1st Round
Ashleigh Barty(AUS)[4] / 小和瀬望帆(JPN)[4]
def. Guadalupe Perez Rojas(ARG) / Laura Pigossi(BRA)
6-2 6-2


Girls' Doubles - 1st Round
Cristina Dinu(ROU) / 日比野菜緒(JPN)
def. Catherine Harrison(USA) / Christina Makarova(USA)
7-5 6-3


Girls' Doubles - 1st Round
Lauren Herring(USA) / Madison Keys(USA)
def. 穂積絵莉(JPN) / 加藤未唯(JPN)
6-0 6-3


ジュニア女子は尾崎里紗選手がシングルス、二宮選手と組んだダブルスともに勝ち残り。

小和瀬選手のペア、豪のアシュリー・バーティー(画像は先月の全仏ジュニア)は15歳になったばかり。以前にもちらりとご紹介しましたが、オーストラリアでは「20年に一人の逸材」の呼び声が高いジュニア。数年後には、今回のトミッチのようにいきなりグランドスラムで活躍するかも?


Photographic Print of Tennis - 2010 Wimbledon Championships - Day Two - The All England Lawn Tennis from PA Photos
B00412OBV2

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