Sunday, 15 February 2009

全豪2009 DAY11観戦記 (その3)

ウィリアムズ姉妹の試合が終わるや、観客席からものすごい勢いで人が減った。まだ男子ダブルスが残っているのに・・・。
パエスとドロウヒーと言えば、前日内山くんの試合の途中彼らが向かいのコートに現れたのを見たが、暑すぎたせいか何もせず、ほとんどパラソルの下で座りっぱなしだった。

試合はドロウヒーが大事な場面で痛恨のミス。次のゲームでスーパーショットを連発して挽回を試みるも時すでに遅し、というドロウヒーの一人芝居的な印象。ストレートで勝利を決めたブライアン兄弟はご機嫌の様子で、集まってきたそんなに多くはないファン一人一人と言葉を交わしながらサイン。二人の極め細やかなファンサービスに感心していると、兄弟の片方が出口に引き上げてきたので、目の前を通り過ぎる彼にダーさんと私が拍手を送った。すると、

"Thanks, guys."

との反応が。うそ!返事など全く予想もしていなかったのでこれにはたまげた。ところで、あなたボブとマイクのどっち?!せめてお名前だけでも!後ろ姿から必死に手がかりを探すと、ラケットバッグに"MIKE BRYAN"の文字を発見。マイクか!

世界のトッププレーヤーが私らみたいなただのファンにまでいちいち愛想を振りまくなんて・・・・・ダブルスの興行としての存在危機を日々身に染みて感じているからこその行為だろう。うれしかったと同時に一抹の悲しさも・・・・・。


Men's Doubles - Semifinals
Bob Bryan(USA)[2] / Mike Bryan(USA)[2]
def. Lukas Dlouhy(CZE)[4] / Leander Paes(IND)[4]
6-3 6-3


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ハイセンス・アリーナの全ての試合が終了。外へ出た。

昼間の熱地獄が嘘のように、アリーナ前の広場には穏やかな空気が流れている。生ぬるい風も長時間の冷房で冷え切った体には心地よい。メルボルンでは珍しく湿度がかなり高くなっていて、ひぐらしにでも鳴かれた日にはまさに日本の夏の夕暮れといった趣。

巨大スクリーンでは今日のナイト・セッション第1試合「フェデラー vs ロディック」を放映中。ほんの10数名でこの画面を独占とは、何とも贅沢だこと。そして、最早お約束というか、今日もロデはフェデラーにやられている。一体どうしたら勝てるんだろうなあ?・・・・・私が見つけられるような方法があれば、とっくに実践しているだろうが。


Men's Singles - Semifinals
Roger Federer(SUI)[2] def. Andy Roddick(USA)[7]
6-2 7-5 7-5

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