Sunday 6 July 2014

ウィンブルドン2014 DAY12でひとりごと

DAY 12 SATURDAY 5 JULY (DAY12の全ての結果はこちらで)

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LADIES' SINGLES - FINAL
Petra Kvitova (CZE) [6] defeats Eugenie Bouchard (CAN) [13]
6-3 6-0


Petra Kvitova女子シングルス決勝は第6シードのペトラ・クヴィトワが第13シードのユージェニー・ブシャールをストレートで下し、2011年ウィンブルドン以来3年ぶり2回目のグランドスラム優勝。



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この恨み晴らさでおくべきかー。



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Marion Bartoli表彰式終了後、クラブハウス内で関係者から祝福を受けるクヴィトワ。その中には前年チャンピオンのマリオン・バルトリ……

Martina Navratilovaそして母国のレジェンド、マルチナ・ナブラチロワ(後ろはヘレナ・スコバ)に……

Martina Hingis!!!

元彼女同士がニアミスをしていた頃、罪なあんちくしょうは決勝を控えたジョコビッチの練習相手。何をどうすれば練習中に抱き合うシチュエーションになるのかわかりませんが、それはやはりこの人の魅力の為せる業なのでしょう。


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クヴィトワの試合後の記者会見より。

(今日が生涯最高の試合だった?)

「ええ、そんな感じじゃなかった?間違いなく最高の試合の一つだった」
「自分は芝でいいプレーができると分かっていたけど、今日は本当にいいプレーができた。彼女を倒すにはどうすれば良いかを知っていた。その時できる事を全てやった。全てのポイントで集中していた。全てのショットで前に出て、彼女を後ろに下げなければいけないことは分かっていた。そして、そうしたの」

(このタイトルが持つ意味は?)

「もちろん全て。だってウィンブルドンですもの。ここでのテニスはテニスの歴史。センターコートでプレーするのはいつも最高。自分の家にいるような気分。2011年にここで優勝した後はアップダウンがあったけど、ハードワークは続けたし、自分の事を信じていた。私のチームも同じように信じてくれた」
「私たちはよくやったし、二つ目が獲れてうれしいわ」

( ゾーンに入っていると感じた?)

「多分ね。そうだと思う。決勝をプレーするのは大好き。大きなスタジアムでプレーするのが大好き。それは特別なもの。普通の大会と同じようには感じない。普段よりも特別なもの」
「でも、今日の試合では間違いなくゾーンに入っていた。これが決勝だということはまだ頭にあったし、どんな気持ちになるかも知っていた。ちょっと(自国の)チェコでフェド杯をプレーしているみたいな気分で、観客の存在を感じるの。胃の具合が少し変になるような――とにかく鳥肌が立つような状況ね。でも、第1セットを取った後、自分に言ったの。『オーケー。同じ事をするだけよ』。試合の最後まで続けられるかどうか心配だったけど、できたわ」

(ゾーンに入っていると最初に気づいたのは?)

「多分第1セットの3-1でゲームポイントを握った時で、長いポイントだった。すごいラリーの後、私はパッシングショットを打った。多分その時からかしら?『オーケー、これは普通じゃないわ』って感じだった」

(決勝での素晴らしいコートカバーについて)

「多分マジックだったわ。全ての事に準備ができていた。全てのショットを狙いにいかなくてはならないと分かっていたけど、私が走って全部返してくるのを見て彼女の方も簡単ではなかったと思う」

(優勝の瞬間頭によぎったこと)

「5-0で椅子に座った時、『オーケー、今度は彼女のサービスをブレークするのよ。もし駄目だったら、次は私のサーブよ』って感じだった。だから、それができるチャンスが何度かあってから少しリラックスしていた。でも、まだブレークできると分かっていた。それから突然私はバックハンドのウィナーを打って、とてもハッピーになった。何が起こっているのか分からなかった。目には涙が浮かんだ。ただとても、とてもハッピーだった」「その後自分のボックスを見て、私にはもっと特別なものになったの」

(ブシャールについて)

「彼女は間違いなく今大会いいプレーをしたと思う。とても若くして決勝まできたんだから。彼女はとても危険な存在になりうると思う。私はコーチのデビッドに言われたようにしただけ。全てのショットで狙いに行って、彼女に時間を与えないこと。彼女は間違いなく才能のある選手」
「一生懸命やれば、彼女はもっと強くなると思うわ」

(マルチナ・ナブラチロワのウィンブルドン優勝9回を超える目標について)

「それは私の目標とは違う。と言うのは、自分に出来ることだとは思わないから。彼女は素晴らしいチャンピオン。9回優勝した。でも、彼女とロッカールームで会ったり、私のために笑ったりハッピーになってくれるのはいいもの。私のことを本当に応援してくれるの。彼女のような人がいてくれるのはいいもの」
「彼女はレジェンド。チェコでは大きな存在。どこでもよ、本当に」
「そんな大きな存在である人が私のファンでいてくれるのがうれしいの」

(もう一人の彼女の大ファン、優勝した後に泣いていたお父さんについて

「父は本当によく泣くの。今さらだし、特別なことじゃないの。それに、私のボックスにいた人はみんな泣いていたと思うから、彼だけじゃないわ。私も泣いていたし。でも、私の父は感情的な人。私は父に似たのね。それが私の父。父は明日が誕生日だから、いいプレゼントになってうれしいわ」

QUOTABLE QUOTES: PETRA KVITOVA

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滅多にお目にかかれない気力、体力共に充実したクヴィトワが、ウィンブルドン決勝という最高の舞台で見られました。この日のような素晴らしいプレーを、是非ツアーでも見せてほしい!ブシャールは初めてのグランドスラム決勝ということもあってか何もできずに終わってしまいましたが、彼女が再び大舞台に立つ日はきっと遠くないはず。

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LADIES' DOUBLES - FINAL
Sara Errani (ITA) [2] Roberta Vinci (ITA) [2]
defeats Timea Babos (HUN) [14] Kristina Mladenovic (FRA) [14]
6-1 6-3


女子ダブルスは、第2シードのエラーニ&ビンチ組が第14シードのバボス&ムラデノビッチ組をストレートで下し、ペア結成4年目にしてウィンブルドン初優勝&キャリアグランドスラム達成。





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GENTLEMEN'S DOUBLES - FINAL
Vasek Pospisil (CAN) Jack Sock (USA)
defeats Bob Bryan (USA) [1] Mike Bryan (USA) [1]
7-6(5) 6-7(3) 6-4 3-6 7-5


男子ダブルス決勝は、センターコートに初めて立ったノーシードのポスピシル&ソック組が昨年優勝の第1シード、ブライアン兄弟をフルセットで下しグランドスラム初優勝。

初めて組んだペアのグランドスラム優勝は、00年全米のヒューイット&ミルニー組以来。



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MIXED DOUBLES - SEMI-FINALS
Max Mirnyi (BLR) [14] Hao-Ching Chan (TPE) [14]
defeats Daniel Nestor (CAN) [5] Kristina Mladenovic (FRA) [5]
7-6(4) 7-5


MIXED DOUBLES - SEMI-FINALS
Nenad Zimonjic (SRB) [15] Samantha Stosur (AUS) [15]
defeats Aisam Qureshi (PAK) [16] Vera Dushevina (RUS) [16]
7-5 6-2


ミックスダブルス決勝は、第14シードのミルニー&チャン・ハオチン組と第15シードのジモンジッチ&ストーサー組の対戦に。

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BOYS' DOUBLES - SEMI-FINALS
Orlando Luz (BRA) [3] Marcelo Zormann (BRA) [3]
defeats 中川直樹 (JPN) Tim Van Rijthoven (NED)
6-3 5-7 6-2


ジュニア男子ダブルス。中川直樹選手はベスト4で終了。

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GIRLS' SINGLES - SEMI-FINALS
Kristina Schmiedlova (SVK) [8] defeats Elena Gabriela Ruse (ROU)
4-6 6-3 6-4


ジュニア女子シングルスで、アンナ・シュミエドロワ(58位)の妹クリスティナが決勝進出。

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WHEELCHAIR GENTLEMEN'S DOUBLES
Stephane Houdet (FRA) [1] 国枝慎吾 (JPN) [1]
defeats Tom Egberink (NED) Gordon Reid (GBR)
1-6 6-4 6-2


車いす男子ダブルス。フランスのウデと組んだ国枝慎吾選手はエグベリンク&リード組をフルセットで下し決勝進出。

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