Wednesday 6 March 2013

トミッチ 非合法組織に繋がる人物と交際?報道

2月はマルセイユでベスト8、準決勝でもツォンガ相手にマッチポイントを5つ取るまで追い詰める活躍から一転、翌週のドバイは1Rで途中棄権となったバーナード・トミッチ。

そんなトミッチについて5日、豪数紙で彼と非合法組織に関係する人物との関わりを匂わせる報道が。

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事の発端は1ヶ月前。豪犯罪委員会(Australian Crime Commission)が国内スポーツに蔓延する組織的な禁止薬物の使用、オンライン賭博の悪用について一年に及ぶ調査を行った結果を発表。その中に、トミッチと非合法組織と関わりのある人物との交際を示唆する情報が含まれていたというもの。

その人物、ネルソン・パティ氏本人は非合法組織に籍を置いていないものの、彼のFacebookの友人にはモーターサイクルギャングの一つ、バンディドス(Bandidos)のメンバーが数人含まれ、警察もその関係を確認。また、Facebook上に同グループのパーティーに参加しているパティ氏の写真もアップされていることから、何らかの関わりがあるのは明らかと見られているとの事。

問題となっているのは、パティ氏の友人がFacebook上にアップした写真の中に、トミッチが過去所有していた「BTO21」ナンバーのオレンジのBMW、さらに最近免許取り消し処分を受けるまで運転していた「SINCITY」ナンバーの黄色いフェラーリをバックに立つパティ氏の写真があったこと。記事の中では、トミッチとパティ氏がソーシャル・ネットワーク・サイトを通じてコミュニケーションをとっているとも。

取材に対し、トミッチのマネージャーは無回答。バンディッド関係者は「彼(トミッチ)のキャリアを台無しにしたくない」とコメントを断ったとか。

Tomic linked to associate of Bandidos gang Gold Coast Sport | goldcoast.com.au | Gold Coast, Queensland, Australia (パティ氏とオレンジのBMWの画像あり)

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モーターサイクルギャング――オーストラリアでは”bikie(バイキー)”の名で呼ばれることが多く、単純に日本語で置き換えて「暴走族みたいなもの?」と考えがちですが、その組織力、活動内容はいわゆる「ヤ」の付く団体そのもの。どんなものかご理解いただくために動画を貼ろうとしましたが、本物はやはりきついので、昨年放送された80年代のバイキー同士の抗争を描いたドラマでその雰囲気だけでも。



記事の中では、トミッチがモーターサイクルギャングと直接的に関わりがあるとはしておらず、パティ氏とネットでコミュニケーションがあったと言っても内容が不明ではどの程度の関係か甚だ怪しいのですが、あちらがトミッチに興味を示している雰囲気はひしひしと感じます。派手な高級車や夜遊びが大好きで、遵法意識に欠け(ここ重要!)、恋人とは長続きせず(これは関係ないか)、トップレベルでまあまあ勝てるときたら、何か弱みを握って八百長をさせてオンライン賭博の稼ぎに大いに利用できそうな……。一度バイキーに取り込まれたなら、さすがに誰も助けられないでしょう。くれぐれもそんな事態になりませんように。


2 comments:

  1. うわあ……これまでの「やらかし」とは次元が違う問題ですね、これは。
    くれぐれも、こんな問題でキャリアを棒に振るようなことにだけはなりませんように。
    せっかく才能あるのに!

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    Replies
    1. 面識のない怖い人が勝手に自分の車の前で写真を撮ってFacebookにアップしていたら……大したことないような、考えようによっては結構おっかないような。

      まさか誘われるがままに悪そな奴は大体友達な道を選んだりはしないと思いますが、オーストラリアでは今スポーツ界の薬物&八百長疑惑が深刻な問題となっているので用心してほしいです。

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