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DAY1。第1試合はレイトン・ヒューイットとスティーブ・ダルシが対戦する予定だったものの、ダルシが当日の朝怪我を理由に欠場。代わりに出場したのは22歳のルーベン・ベメルマンス(195位)。ところで、ベルギーチームの中にマリッセがいないじゃないですか。あの野郎、サボりやがったな。
ヒューイットは悲願のワールドグループ復帰がかかった試合とあって、いつになく気合十分。おなじみの”C’mooooon!!!"の他、新しいポーズも披露。今度はこれで登録商標を狙うつもりでしょうか?
ところで、彼の気になる体調ですが、プレーの端々から万全からは程遠い印象は否めず。第3セットは明らかにボールを追えていない場面も。気温が33度まであがったこの日、第4セット途中観客の一人が倒れ、しばらく試合が中断。この思いがけない休みがヒューに有利に働いたのか、何かもう根性だけで最後まで持たせたという感じでした。本当にこんな状態でダブルスにも出る気?
ヒューイットが試合後に語ったところでは、前日にダルシのビデオを見て試合に向け集中していたにもかかわらず一転、左利きのベメルマンスが出てきたことで調子が狂ったとか。
R1 - L.HEWITT (AUS) def. R.BEMELMANS (BEL)
7-6(4) 7-5 2-6 6-4
Hewitt's journey: from orange boy to Cup hero
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第2試合はカースティン・ボールとオリビエ・ロクスが対戦。二人の身長差は実に30cm!
しかし、試合になるとオリーの巧さと度胸が目に付くばかり。さすが根性の座った男。ハー、ちっこいのに今日もかっこいいよ、オリー!!!オリーがどれだけ好きかを自分の中で再確認した試合でした。同時に、この試合でかぶっていた「DAVIS CUP」のロゴ入りキャップや、雨が上がるのを待つ時間に着ていた「MASTERS 1000」のTシャツとか、彼の服装への無頓着ぶりも再確認。大会ロゴの服は弱そうに見えるのは何故?
「このままでは負ける」と悟ったか、ボールは第3セットからネットに積極的に出るようになり、ようやく互角な戦いの様相を見せ始めたものの、少し手遅れだった模様。
R2 - O.ROCHUS (BEL) def. C.BALL (AUS)
6-4 6-4 7-6(5)
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DAY2。ダブルスはヒューイット&ポール・ハンリーとオリー&ベメルマンスが対戦。
ヒューの体調が心配でしたが、ベルギーペアは今回初めてペアを組んだとかで、危なげなく豪ペアが勝利。勝った直後、ハンリーは試合が終わったことに気がついていなかった様子で、ヒューから「もう終わり」という風に突っ込まれていたようでした。
この勝利がヒューイットにとってデ杯44勝目となり、豪デ杯チームの史上最多勝利選手に。
Australia go 2-1 up in Davis Cup tie
R3 - P.HANLEY / L.HEWITT (AUS) def. R.BEMELMANS / O.ROCHUS (BEL)
6-1 6-2 6-4
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今年のウィンブルドン・ジュニア準優勝のベン・ミッチェルくんが、豪チームのオレンジ・ボーイとして帯同。
彼のお兄さん、ルーク・ミッチェルは、ヒューイットの妻ベックさんもかつて出演していたドラマ「Home & Away」に出演中の有名な若手俳優。チャンネル7のインタビューで「『Home & Away』は毎晩見てる?」との質問に対し、ミッチェルは「毎晩は見ない」と正直な答え。
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雨のため、5時間遅れの試合開始となったDAY3。
試合前、この日のシングルス第1試合に、怪我をしたヒューイットの代わりに急遽出場することになったピーター・ルチャックのトレーニング風景が。そして、その相手をしている人の背中がどう見ても中村豊氏。おや?氏はトミッチのフルタイム・トレーナーなのでは?そして、トミッチは今回メンバーには入っていないはず。調べてみると、氏は既にトミッチのトレーナーの職を外れ、現在は豪デ杯チームのフィットネス・アドバイザーとして働いていらっしゃる、との事。
順調にドナルド・ヤング2世の道を歩んでいる様子のトミッチ……おい!そんな道は進まなくていい!!
Another loss for Tomic: coach joins exit queue
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豪デ杯監督のジョン・フィッツジェラルド氏の話によると、手首を傷めたヒューイットは3週間の休養が必要、との事。
ジャパン・オープン……。
Tennis Australia - News - Articles - Hewitt sidelined for 3 weeks
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シングルス第4試合は一旦始まったものの、第1セット第9ゲームで再び雨が。決着は月曜に持ち越されることに。そして、チャンネル7はこの日中継をしてくれませんでした。
「お前らは何のためにデジタル4チャンネルも持ってんねん!!」
「『マーサ・スチュアート・ショー』なんか1回くらい飛んだって誰も気づかんやろ!!」
と怒り心頭でしたが、結果から考えると、豪国民の皆様にとってはこれで良かったのかも?
「お前らは何のためにデジタル4チャンネルも持ってんねん!!」
「『マーサ・スチュアート・ショー』なんか1回くらい飛んだって誰も気づかんやろ!!」
と怒り心頭でしたが、結果から考えると、豪国民の皆様にとってはこれで良かったのかも?
R4 - O.ROCHUS (BEL) def. P.LUCZAK (AUS)
7-6(8) 6-4 6-7(0) 7-6(2)
R5 - S.DARCIS (BEL) def. C.BALL (AUS)
7-6(4) 6-3 6-4
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オーストラリアがアジア・オセアニア・ゾーンに留まるのは、また日本と当たる楽しみができて個人的には嬉しくもあるのですが、ヒューの体に鞭打つ頑張りと、残り少ないと思われる現役生活を考えると……やっぱりオーストラリアに勝ってほしかったかな。
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一昨日、ヒューの怪我の完治に3週間かかるという記事を読んでガ~~~ン。有明でヒューの生カモンを聞くのを楽しみにしてたのに、ほんとがっかりです。
ReplyDeleteどうせならデ杯で日本と対戦してほしいです。今度は日本がホームですし、ヒューが来日するなら仕事休んで絶対に見に行くんですけど!
ところで、今さらですが、豪チームのシングルス2はボール君じゃなくてルチャックにしといた方が良かったんじゃ……?
ヒューは残念でした。でも、デ杯も相当無理していたようなので、今は何とも言えません。代わりに来年デ杯でヒューの姿が見られるといいですね。そのためには、日本にはヒューを引きずり出せるようなチームを用意して頂かなくては。
ReplyDeleteボールとルチャックの選択は難しいところですよね。メンタル面の強さではルチャックだと思うんですけど、なら勝つ可能性も高いかというと……いや、それでもオリーとの第4試合では実力以上のものを出していたと思います。ライブスコアしか見てないんですけど。