Thursday 1 July 2010

ウィンブルドン2010 DAY9でひとりごと

一つの時代の終焉を感じずにはいられない、悲しい一日でした。

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Day 9: Wednesday, 30 June

ハイライト動画はこちら。




Gentlemen's Singles – Quarterfinals
Tomas Berdych(CZE)[12] def. Roger Federer(SUI)[1]
6-4 3-6 6-1 6-4


試合後インタビューで背中と右足の故障を明かしたフェデラー。痛みを感じ始めたのは独・ハレ決勝(ヒューイットに敗戦)からだったとか。


Watch live streaming video from wimbledon at livestream.com

「来年のパリとウィンブルドンが待ちきれない」と口では言いつつ、どこか投げやり。「今年はアンディ・マレーの年になると思うか?」との質問には「ああ、そう思うよ。ラファは近頃ひどいプレーをしてたし、ソダーリングも脅威じゃないね。彼はここまで来るのが簡単だった。それは確かだ。ジョコビッチはもう終わってる、見た感じね」と毒を吐く場面も。(7/2追記: この発言には理由があり、後にフェデラーから記者に対して、選手に敬意を払うよう求める言葉が続きます。詳細はコメント欄で)

フェデラーは来週、03年以来となる3位に陥落することが確定。3位になっても2位の時みたいに強気で「No.1って呼べ」と言ってくれるのでしょうか?それならまだ期待できるかも。

ベルディヒは全仏に続くGSベスト4。ついにその力が花開く時が来たか?ただ、ベルディヒが上位に定着するには温和な性格が災いしそう。


Gentlemen's Singles – Quarterfinals
Novak Djokovic(SRB)[3] def. Yen-Hsun Lu(TPE)
6-3 6-2 6-2


ジョコビッチは13回のサービス・ゲームで落としたポイントはわずか12。サービス・ゲーム最初の28ポイントのうち15回連続を含む26ポイントをとったとか。

は修造越えならず。

TENNIS.com - News Headlines - Djokovic beats Lu to reach Wimbledon semifinals


Gentlemen's Singles – Quarterfinals
Andy Murray(GBR)[4] def. Jo-Wilfried Tsonga(FRA)[10]
6-7(5) 7-6(5) 6-2 6-2


全豪決勝で惨敗したフェデラーの敗退で、イギリスではマレーの優勝を期待する声が益々大きくなるばかり……なのか多分きっと。次はナダルでいよいよ正念場。


Gentlemen's Singles – Quarterfinals
Rafael Nadal(ESP)[2] def. Robin Soderling(SWE)[6]
3-6 6-3 7-6(4) 6-1

全仏決勝の再現をまたもや制して大喜びのナダル。マレーとの前回の対戦(今年の全豪QF)では棄権。今度はいい試合になると良いですね。


Ladies' Doubles – Quarterfinals
Elena Vesnina(RUS) / Vera Zvonareva(RUS)
def. Serena Williams(USA)[1] / Venus Williams(USA)[1]
3-6 6-3 6-4


ダブルスでGS5大会連続優勝を狙っていたウィリアムズ姉妹が敗退。姉妹は試合後のインタビューに姿を見せなかったとか。


Gentlemen's Doubles – Quarterfinals
Wesley Moodie(RSA)[7] / Dick Norman(BEL)[7]
def. Bob Bryan(USA)[2] / Mike Bryan(USA)[2]
7-6(4) 7-6(5) 6-7(3) 7-5


ブライアン兄弟も消え、男子ダブルスはこれで第6シードまでが敗退。いつかみたいに、またムーディーのペアが優勝したら笑う(笑うところじゃないけど)。


Mixed Doubles - 3rd Round
Xavier Malisse(BEL) / Kim Clijsters(BEL)
def. Nenad Zimonjic(SRB)[1] / Samantha Stosur(AUS)[1]
6-4 7-6(4)


サマンサはまだロンドンにいた!


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4 comments:

  1. >ラファは近頃ひどいプレーをしてたし、ソダーリングも脅威じゃないね。

    とフェデラーの発言を書いていらっしゃいますが。
    フェデラーのその言葉は、どういう質問をされて出た発言か調べましたか?

    「あなたは、あなたが敗退したことでマレーにチャンスが出てきたと思う?」
    「つまり、脅威になるはずの選手(ナダルやジョコビッチ、ロディックといったGS優勝経験者?)が
    今年はぜんぜん良くないので、彼にチャンスなのかな?」

    という質問です。
    これってまるで、「マレーはみんなが弱った穴場を狙うしかできない選手」と言っている質問ではないですか?
    マレーに失礼だし、勝ち残っているのに軽く見られているナダルたちにも失礼な質問ですよ。
    ですからフェデラーは、その記者の軽率な質問に怒ったので冗談でそうやって答えていると思います。

    だからそうやって「そうだよ、ナダルもジョコビッチもソダーリングも今年はダメダメだね」と悪く言うようなフリを見せつつ、次の言葉でこう返してしています。

    「仕事を誠実にやってください、記者さん。お願いしますよ。(Got to make your own work, please.)
    選手たちを尊敬してほしい。(Respect the players.)
    もちろんアンディ・マレーにはチャンスがあるよ。みんなが知っているとおりね。」

    こういう愚かな質問は、トッププレーヤーはしょっちゅう浴びせられます。
    だからフェデラーもまともに取りあっていないと思います。
    フェデラーは、本気でそんな痛烈な言葉を使ってナダルやジョコビッチをけなしているわけではないですよ。そんなバカな発言はしませんよ。
    「勝ち残った選手たちに公平に、もっと、尊敬を払ったらどうだい?」
    とフェデラーがやり返している言葉です。

    おかしな質問に引っ掛からないようにする、巧妙な切り返しなんだとよく分かります。
    フェデラーはきつい質問には冗談でやり返すことがあるので、発言を引用するときには前後の文章も確認してから引用した方がいいと思います。

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  2. モモンガさん、はじめまして。ご指摘ありがとうございました。

    インタビューを読み返しました。モモンガさんの仰るとおりの流れでした。私は最後の2行を完全に読み落としていたうえに、フェデラーの発言を皮肉である可能性を想像すらしませんでした。私の中に「負けて悔しい時の彼がこのような発言をしても不思議ではない」という偏見があったのかもしれません。恥ずかしい限りです。

    今後このような事を再びしでかさないように気をつけたいと思っていますが、また何かあれば遠慮なくご指摘いただければ幸いです。

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  3. 急に現れて失礼しました。本人の発言を検証していただいてありがとうございます。

    ある意味、フェデラーももっと怒らずにスルーすればいいんだよとも思いますね。
    「こうやって前の部分だけを抜き出して広められてしまう可能性に自分で気付くべきだった」という見方もできます。
    実際そういった悪意のある書き方のメディアがありますね。

    どの単語でも抜き出されるのを恐れていたら何も発言できないですし、本人は気にしていないんでしょう。
    フェデラーとナダルというビッグな選手2人は、ずっとトップにいて小さな言葉で揚げ足を取られ続けても、よくまあメディアに誠意を見せているなと思います。
    日頃から他の選手に敬意を払っている面を評価してくれるメディアはたくさんある模様です。
    そういう一部の理解しようとしてくれる人に向けて話しているのだろうと思います。
    悪意を持つ人はいなくならないですからしょうがないことでしょう。有名税でしょうねえ。

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  4. こちらこそご指摘いただき大変助かりました。気づかないでいたら、フェデラーについて一体どれだけの人に誤ったイメージを与えていたことやら……考えただけでもヒヤッとします。

    無難な発言に徹するのも処世術の一つかもしれませんが、ファンとしては差し支えない範囲で構わないので、本音に近いところを聞かせてほしいものです。

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