Wednesday, 6 July 2016

ウィンブルドン2016 DAY7でひとりごと















もう女子シングルス準々決勝も終わって今更ですが、大会7日目の感想です。

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Gentlemen's Singles - Fourth Round
Marin Cilic (CRO) [9] defeated 錦織圭 [5]
6-1 5-1 Ret.


この日の女子にも劣るサーブで勝てていれば伝説になったかもしれませんが、なかなか難しかったですね。どんまい!怪我が早く良くなりますように。



それにしても、錦織くんが修造越えにこれほど難儀することになるとは予想外でした。しかし、あのガスケさんですら鬼門の全仏で(アシストしたのは錦織くんとは言え)30歳になった今年ようやくベスト8の壁を破ったのですから、錦織くんのウィンブルドン修造越えもいつかきっと叶います。また、そうでなければおかしいのです。

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Ladies' Singles - Fourth Round
Angelique Kerber (GER) [4] defeated 土居美咲
6-3 6-1


インパクトで良い音が聞こえることが少なかったような。美咲選手がしたかったプレーは出来なかったかな?対するケルバーは、全豪で美咲ちゃんに一時マッチポイントを握られたとあって、今回は対策十分でした。ウィナーを連発した序盤はともかく見せ場がなかったのが残念ですが、グランドスラム初のベスト16入りおめでとう!ますますのご活躍を祈っています。


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Ladies' Singles - Fourth Round
Dominika Cibulkova (SVK) [19] defeated Agnieszka Radwanska (POL) [3]
6-3 5-7 9-7


美咲ちゃん、錦織くんが続いて敗れ、すっかり意気消沈。少し経ち、まだ他の試合が続いているのを思い出して見始めたのが、終盤に入っていたこの試合でした。両者マッチポイントを凌ぎ、がっぷり四つ。最後は息も絶え絶えなチブルコワが、渾身のフォアの逆クロスでウィナーを奪いゲームセット。

ああ、テニスっていいよな!


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Gentlemen's Singles - Fourth Round
Jo-Wilfried Tsonga (FRA) [12] defeated Richard Gasquet (FRA) [7]
4-2 Ret.


フランスのトップ2対決は、ガスケが背中に痙攣を起こし23分で終了。

退出時、そんなガスケの荷物を持ってあげる優しいジョーさん。友達っていいよな!


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Ladies' Singles - Fourth Round
Simona Halep (ROU) [5] defeated Madison Keys (USA) [9]
6-7(5) 6-4 6-3


ケルバーは準々決勝でハレプと対戦。過去の対戦成績はハレプの3勝1敗。但し、直近のクレーでの試合はケルバーが勝利。

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Ladies' Singles - Fourth Round
Elena Vesnina (RUS) defeated Ekaterina Makarova (RUS)
5-7 6-1 9-7


仲良しダブルスペア対決はベスニナが制し、キャリア初のグランドスラム・ベスト8。

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Ladies' Doubles - Second Round
Daria Gavrilova (AUS) Daria Kasatkina (RUS)
defeated 土居美咲 / Elina Svitolina (UKR)
3-6 6-3 6-1


Ladies' Doubles - Second Round
Timea Babos (HUN) [5] Yaroslava Shvedova (KAZ) [5]
defeated 青山修子/ 二宮真琴
6-1 6-3


土居&スヴィトリナ組、青山&二宮組ともに2Rで敗れ、日本勢は全員敗退。

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Gentlemen's Singles - Fourth Round
Roger Federer (SUI) [3] defeated Steve Johnson (USA)
6-2 6-3 7-5


試合後の記者会見で「テニスか人生においてもう一つ成し遂げたいことは?」の質問に、フェデラーは

「人生の先はまだ長いよ(笑)。テニスはそれほど残っていないけれど、ウィンブルドンでもう一度優勝できるといいね。人生では……妻に相談しないと(笑)」

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Gentlemen's Singles - Fourth Round
Sam Querrey (USA) [28] defeated Nicolas Mahut (FRA)
6-4 7-6(5) 6-4


クエリーはマウをストレートで下し、キャリア初のグランドスラム・べスト8。ジョコビッチ戦を最後まで見届けるため飛行機を変更したクエリーのご両親は、既に帰国したそう。

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Ladies' Singles - Fourth Round
Serena Williams (USA) [1] defeated Svetlana Kuznetsova (RUS) [13]
7-5 6-0 


今大会の個人的なベストドレッサーはセリーナ。


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第1セット5オールで、芝が滑りやすくなっていると感じたらしいセリーナ。

「私は転んでしまうわ。理解できない。屋根を閉めてもらえないの?」
「もし怪我をしたら、訴えるわよ」

その時点でははっきり分かるほどの雨は降っておらず、傘を差す人もいなかったとか。しかし次第に雨脚が強まり、屋根を閉めることに。セリーナはそこから8ゲーム連取で準々決勝進出。

セリーナは試合後の記者会見で、自分の発言について「ついカッとなった」と謝罪。

Serena Williams threatened to sue Wimbledon after falling on wet Centre Court grass in win over Svetlana Kuznetsova  _ Daily Mail Online

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Ladies' Singles - Fourth Round
Venus Williams (USA) [8] defeated Carla Suarez Navarro (ESP) [12]
7-6(3) 6-4


シングルスで残っている選手で最年長のヴィーナス。スアレス-ナヴァーロをストレートで下し、ウィンブルドンは6年ぶりのベスト8入り。

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Gentlemen's Singles - Fourth Round
Lucas Pouille (FRA) [32] defeated Bernard Tomic (AUS) [19]
6-4 4-6 3-6 6-4 10-8


Gentlemen's Singles - Fourth Round
Andy Murray (GBR) [2] defeated Nick Kyrgios (AUS) [15]
7-5 6-1 6-4


グランドスラムは過去母国の全仏2R(2013、16年)が最高、ウィンブルドンどころか芝のコートで勝ったことがなかったプイユがファイナルセット10-8でトミッチを下し、キャリア初のグランドスラム・ベスト8。

今年はマスターズ1000ローマのベスト4入り等の活躍で急上昇中ながら、地味な印象は否めないプイユ。そんなプイユと派手で話題に事欠かないキルギオスとの意外な共通項を、ITF公式サイトの趣味欄に発見!プイユは「Girlfriend」で、キルギオスもジュニアの頃まではここに「Girls」とありました。その後教育的指導が入ったのか、今は消されていて証拠が出せないのが悔しい!

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Gentlemen's Singles - Fourth Round
Milos Raonic (CAN) [6] defeated David Goffin (BEL) [11]
4-6 3-6 6-4 6-4 6-4


ラオニッチが2セットダウンから勝ったのは初めて。臨時コーチのジョン・マッケンローはマレーvsキルギオスの解説の仕事で客席にはいなかったとか。

ゴファンはラオニッチに初勝利ならず。

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Ladies' Singles - Fourth Round
Anastasia Pavlyuchenkova (RUS) [21] defeated Coco Vandeweghe (USA) [27]
6-3 6-3


パフリュチェンコワはバンダウェイをストレートで下し、2011年全米以来のグランドスラム・ベスト8入り。

パフリュチェンコワが今大会対戦した選手(スーウェイ、プチンツェワ、バシンスキー、バンダウェイ)の平均ランクは37位で、女子ベスト8の中で最も高いそう。

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Ladies' Singles - Fourth Round
Yaroslava Shvedova (KAZ) defeated Lucie Safarova (CZE) [28]
6-2 6-4

 
忘れた頃に大仕事をするシュウェドワが、予選から7連勝した2012年全仏以来のグランドスラム・ベスト8!

うむ、やはりメガネはない方がいいです!美人はメガネ禁止!!


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Gentlemen's Doubles - Third Round
Jonathan Marray (GBR) Adil Shamasdin (CAN)
defeated Pablo Cuevas (URU) [15] Marcel Granollers (ESP) [15]
6-3 4-6 6-4 3-6 14-12


天候不良による遅延のため2回戦までは3セットマッチで行われた男子ダブルスが、3回戦からは通常の5セットマッチへ。2012年にワイルドカード出場から優勝を果たしたジョナサン・マレーは、今年はシャマスディンとのペアでワイルドカードで出場しベスト8入り。しかしこの試合終盤、主審と対戦相手のクエバス&グラノジェルス組との間にトラブルがあったとか。

主審に怪しいジャッジがいくつかあった後、ファイナルセット8-9でクエバスが主審にバスルーム・ブレークを要求するも「1試合2回まで」とするルールに基づき却下。そして、マレーの証言によると

「缶がどうしたとか、バスルーム・ブレイクがどうしたとか。何が起きたのかは分からない」

また、ある観客の証言によると

「タオルで隠してボール缶の中にした」

という騒ぎが起こり、クエバス&グラノジェルス組に「スポーツマンらしくない振る舞い」によるコードバイオレーション(同日夜、大会オフィシャルは「排尿は関係ない」と発表)。

さらに12-13、0-30でクエバス&グラノジェルス組がボールを外に叩き出し、ボール・アビュースにより2つ目のコード・バイオレーション。従ってマレー&シャマスディン組に1ポイントが与えられ3つのマッチポイントを握ると、クエバスとグラノジェルスが5分間座り込んで抗議する場面も。試合終了後、主審に詰め寄るクエバスとグラノジェルスの間にセキュリティーが割って入らなくてはならなかった、との事。


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Boys' Singles - First Round
綿貫陽介 [6] defeated Elliot Benchetrit (FRA)
7-5 6-4


Boys' Singles - First Round
Enrico Dalla Valle (ITA) defeated 堀江亨
6-3 6-0


ジュニアの日本勢は第6シードの綿貫陽介選手が2Rへ。

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次回の更新は大会終了後になります。それではまた!

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