Tuesday 12 April 2016

穂積&加藤組カトヴィツェでツアー初優勝おめでとう!ヤノヴィッツ、ベルディヒ、元気な日本男子

今日はお伝えしたいことが多くなったので、ブログに書きます。

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まずは10日、ポーランドで行われたWTAカトヴィツェのダブルス決勝でワレンティナ・イワフネンコ&マリナ・メルニコフのロシアペアを3-6 7-5 10-8で下し、ツアー初優勝を果たした穂積絵莉&加藤未唯ペアについて。お二人が2011年全豪ジュニアで準優勝した時の試合を会場で拝見した者としては、嬉しさ一入です。

前日の準決勝では、相手のマッチポイントを2つ凌いでの逆転勝ち。決勝も第2セットでは相手にチャンピオンシップ・ポイントがあり、さらにはスーパータイブレークも一時3-6とリードされてからの挽回。細かい事は忘れましたが、大事なポイントで穂積選手が相手の前衛のボディー目掛けて打ったショットには痺れました。土壇場の底力は、気心の通じ合ったペアならではのものでしょうか。おめでとう!

こちらの画像は、大会公式インスタグラムより。



大会公式サイトには、特大サイズの画像が多数あり。下のシングルス決勝のサムネイルを右に進むと、こういうのこういうのが見つかるはずです。

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穂積&加藤組のニュースを探していたら、脇の広告にスーツ姿のヤノヴィッツ、マトコウスキ、フィルステンバーグを見つけました。


CropperCapture[16]

CropperCapture[17]

ポーランドデ杯チームのスポンサーである紳士服メーカーの広告で、過去の画像を見ると選手達は皆信じられないほど(失礼)格好良いです。お暇な方は見てあげて下さい。
 
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そう言えばヤノヴィッツの名前を最近見かけないなと思い調べてみると、全豪1Rでイズナーにストレートで敗れた後試合出場がなく、先週、今週は104位で2012年7月以来のトップ100陥落。

数日前彼のお父さんがインタビューに答えたところによると、ヤノヴィッツは膝に故障を抱え、今のところ復帰の目処は立っていないとか。一部では彼がゲームに熱中しているという噂もあったそうで、お父さんはこれを否定。

Jerzy Janowicz senior  Syn uzależniony od gier komputerowych  Te oskarżenia nas bolą! - SE.pl

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彼と婚約中のマルタ・ドマホフスカ(30)は今年初め、公式に引退を発表していたとか。キャリアハイは06年4月の37位。今はインテリア・デザインの勉強をしている、との事。

Marta Domachowska  mogłam osiągnąć więcej, ale nie poradziłam sobie z tym wszystkim - Sport


ドマホフスカの事は個人的にWTAで一、二を争う美女だと思っていただけに、これは悲しいニュースです。どうぞお元気で。

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先週末は、トマシュ・ベルディヒの名前がパナマ文書にあるとした記事が誤報と判明した出来事もありました。

ベルディヒ自身が9日、記事を流した企業の謝罪文へのリンクをツイートしましたが、リツイートがあまり伸びないのを他人事ながら心配しています。大体、いくら自分の国の標語だからと言って

”Veritas vincit (真実は勝つ)”

なんてラテン語で書くから、私みたいな無教養な人間にはスルーされてしまうのに(ツイートを見て少し経ってからGoogle検索して、15世紀の宗教改革者ヤン=フスのお墓にも記されている有名な言葉と知りました。世界史で宗教改革についえは16世紀のルターが最重要事項とされ、フスは小さな扱いでしたが、高校生の頃資料集で見た教会から異端扱いを受けた彼が火あぶりの刑に処される絵は怖すぎて脳裏に染み付いています。当時は関連単語を覚えるのがやっとだったフス戦争も、ネットの詳しい解説で今ようやく流れを理解することができました。ありがとう、ベルディヒ!試験はとっくの昔に終わったけどね!)。

その後、”Truth prevails”と英語でツイートした方はもう少しリツイートされていますが、足しても70に満たない数。トップ10選手の名誉に関わる一大事にしては、反応があまりにも薄過ぎるような。これも存在感の無さを売り(?)にしている彼の面目躍如と言っていいのでしょうか?

ところで、パナマ文書のニュースを最初にベルディヒに伝えたのは彼のマネージャー、イヴァン・リュビチッチだったとか。二人の関係を全く知りませんでしたが、一緒に働いてもう3年以上経つんですね。ということは、リュビチッチはベルディヒのマネージャーをしながらラオニッチのコーチをして、今はフェデラーのコーチということ?どうやって仕事をやり繰りしているんでしょうか?興味深いところです。

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どうでもいい話ですが、ベルディヒとフェデラーの髪型が同じのような気がします。






パーティーのスタッフじゃないよー。



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現在日本男子勢の中で最も上昇気流に乗っていると言ってもいい綿貫陽介選手は、先々週ITF10Kつくばでのフューチャーズ初優勝に続き、先週の同柏でも優勝。フューチャーズのポイントは翌々週のランキングに反映されるため、まずつくばのポイントが加わった今週、881位アップの879位。来週はさらに18ポイント加算されて、710位前後に浮上の見込み。二大会連続優勝により、約1000位上がる計算に。


Singles Rankings as of 11 April 2016


陽介選手は先月優勝したジュニアのグレードA大会、ポルト・アレグレ(ブラジル)から怒涛の19連勝中。ジュニアの世界ランクは現在2位ですが、今日12日は18歳の誕生日。これからもジュニアの大会に出るのかな?それとも本格的にプロの大会に挑戦していくのかな?楽しみにしています!

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陽介選手がつくばで優勝したのと同じ週、スペインのフューチャーズで優勝したサンティラン晶選手(18)。今年は同国のフューチャーズに出場し続け、ベスト4も3回ある彼。トレーニングしている場所がアンダルシア州アルメリアの、リカルド・サンチェスのアカデミーであることを知りました。

リカルド・サンチェスと言えば、かつてヤンコビッチを世界No.1に導き、ウォズニアッキ、ペトロワ、ヴェルダスコらのコーチを務めた経歴の持ち主。昨年末のアカデミーの開校を伝える記事同校のサイトを見る限り、今のところ晶くんがアカデミーの期待を一身に背負っている様子。同アカデミーはしばしば晶くんの近況をツイートしてくれるので、気になる方はフォローをおすすめ。

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マスターズ1000モンテカルロに予選から出場したダニエル太郎選手は、1Rでカレン・カチャノフ、2Rでファクンド・バグニスを下し嬉しいマスターズ1000本戦初出場。おめでとう!本日行われる予定の1Rでは、アドリアン・マナリノと対戦。最も得意なクレーで、今年ここまでの鬱憤を晴らしてほしい!

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先週ル・ゴジエCHに出場した西岡良仁選手はベスト4。準決勝を勝っていれば初のトップ100入り、全仏本戦ストレートインだったこともあってか、少し緊張してしまったかな?悔しい負け方でしたが、どんまい!今回の経験がきっといつか役に立つ日が来るでしょう。キャリアハイ103位おめでとう!

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