Monday, 8 September 2014

全米2014 DAY13でひとりごと 錦織くん グランドスラム初の決勝進出おめでとう!

DAY 13: SATURDAY, SEPTEMBER 6 (DAY13の全ての結果はこちらで)



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Men's Singles - Semifinals
錦織圭 [10] defeats Novak Djokovic (SRB) [1]
6-4 1-6 7-6(4) 6-3






CropperCapture[364]6日行われた男子シングルス準決勝で、錦織圭選手が2011年全米チャンピオンの第1シード、ノバク・ジョコビッチに勝利。ついにグランドスラム決勝進出へ!!

ジョコビッチがグランドスラムで自分より年下の選手に敗れたのは、今回が初めて。

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錦織くんがこの試合中見せた、ラケットのノールック・キャッチが話題。下のリンクにGIF画像あり。

The most impressive part of Kei Nishikori’s win was this no-look racket flip | For The Win

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子供の頃から天才の名を欲しいままにしてきた錦織くん。17歳でプロデビューして間もなくツアー優勝、全米ベスト16の華々しい活躍を見せるも右肘を故障し長期離脱。復帰後も幾度となく怪我に泣かされつつも着々と経験を積み、ついにグランドスラムでNo.5、3、1シードを連続で打ち破り決勝という最高の舞台に到達したこの際に何から話せばいいものやら。

それにつけても、いつもは機械のように疲れ知らずな動きを見せるジョコビッチが、この日は試合開始当初からどこか不安気な表情で、最後にはガタガタに崩れてしまった様には驚きました。マドリッド決勝で序盤錦織くんに圧倒されたナダルも似たような表情で、いつもの”Vamos!”ではなく”C’mon!”と叫んだりもありましたっけ。素人考えでは「確かに錦織くんはいいショットを打っているけど、ミスもそこそこあるのだから、自分から崩れていてはだめだろう。今まで何回グランドスラム優勝しとんねん」と思うのですが、そこは直接ボールを打ち合っている者に分かる何かがあるんでしょうね。過去何度もグランドスラムで優勝したトップ中のトッププレーヤー二人が錦織くんの前に見る見る自信を失っていった姿は、今年の個人的ATP二大衝撃シーンです。

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Junior Boys' Doubles - Final
Omar Jasika (AUS) [6] 中川直樹 (JPN) [6]
defeats Rafael Matos (BRA) Joao Menezes (BRA)
6-3 7-6(6)


ジュニア男子ダブルスでは中川直樹&オマール・ヤシカ組がラファエル・マトス&ジョアン・メネセス組をストレートで下し、グランドスラム初優勝。日本勢の同カテゴリ優勝は、06年全仏の錦織&マサ組以来。



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また、錦織&中川両選手同様に盛田ファンドでアメリカに渡った西岡良仁選手は、7日に行われた上海チャレンジャー決勝でソムデフ・デバーマンをフルセットで下しチャレンジャー初優勝。今週付けのランキングでは一気に78位アップの167位に。

ファイナルセット2-5から西岡くんが見せた執念、特に終盤は痙攣に見舞われながらも「絶対に勝つんだ!」という気迫に満ち満ちたプレーは必見!決してテニスプレーヤーとして恵まれているとは言えない体格の西岡くんがどうして若干18歳にしてグランドスラム予選突破、チャレンジャー優勝、トップ200入りできたかを如実に示す一戦でした。




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ボロテリ・アカデミーの後輩二人による最高のお膳立てで、すっかり舞台は整った感があります。後は、錦織くんが決勝で最高のパフォーマンスを発揮できることを祈って。

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Men's Singles - Semifinals
Marin Cilic (CRO) [14] defeats Roger Federer (SUI) [2]
6-3 6-4 6-4


錦織くんの決勝の相手は、全米5回優勝のフェデラーをストレートで下したチリッチに決定。

昨年末マイケル・チャンをコーチに迎えた錦織くん同様、同国クロアチアのウィンブルドン・チャンピオン、ゴラン・イワニセビッチがコーチに就いて今年は一回り成長したチリッチ。過去の対戦成績では錦織くんの5勝2敗。直近の対戦では3連勝中ですが、強力なサーブがあり決して侮ってはいけない相手。

いい試合になりますように。

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Women's Doubles - Final
Ekaterina Makarova (RUS) [4] Elena Vesnina (RUS) [4]
defeats Martina Hingis (SUI) Flavia Pennetta (ITA)
2-6 6-3 6-2


女子ダブルス決勝はマカロワ&ベスニナのロシアペアがヒンギス&ペネッタ組をフルセットで下し、昨年全仏に続いてグランドスラム二回目の優勝。


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Wheelchair Men's Doubles - Final
Stephane Houdet (FRA) [1] 国枝慎吾 (JPN) [1]
defeats Gordon Reid (GBR) [2] Maikel Scheffers (NED) [2]
6-2 2-6 7-6(4)


Wheelchair Women's Doubles - Final
上地結衣 (JPN) [1] Jordanne Whiley (GBR) [1]
defeats Jiske Griffioen (NED) [2] Aniek Van Koot (NED) [2]
6-4 3-6 6-3


車いすは男子の国枝&ウデ組、女子の上地&ホワイリー組の第1シードが優勝。国枝&ウデ組は今年のグランドスラム三大会制覇。上地選手は全米ダブルス初優勝。





おめでとうございます。日本勢全方位から錦織くんへの優勝のプレッシャーがすごい!この良い流れに錦織くんも遠慮せずに是非乗ってほしい!!

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