Monday, 9 June 2014

全仏2014 DAY14でひとりごと

Day 14: Saturday, 7 June (DAY14の全ての結果はこちらで)

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Women's Singles - Final
Maria Sharapova (RUS) [7] def. Simona Halep (ROU) [4]
6-4 6-7(5) 6-4


CropperCapture[328]女子シングルス決勝は、第7シードのマリア・シャラポワが、第4シードのシモーナ・ハレプをフルセットで下し、グランドスラム5回目、全仏は2年ぶり2回目の優勝。



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シャラポワの試合後の記者会見より。

Q. 自分にとって厳しい流れの中で、試合を変えた鍵は何?

マリア・シャラポワ(以下MS): 鍵となるものはたくさんあったし、試合では多くのアップダウンがあった。

勝利まであと少しだと思った瞬間、4ポイント連続で失った。そして試合はイーブンになる。それから自分は初めからやり直しているような気分の立場にいると分かって、それはかなり難しい状況。   
彼女を追い込むために自分がしていた事や、試合の中で自分に有利になった点を考える時間をとった。

彼女が良いプレーをしていたことは分かっていた。それでも……たとえ体力面の比重が大きい勝負でも、まだそういう事にトライし続けたかった。第2セットを落としたことにどれほどフラストレーションが溜まっていようとね。

私は上手く抜け出した。お互いに何回かブレークした。そういう事。  

Q.試合の最後はどんな事を思った?

MS: 私のキャリアの中でも感動的な勝利だった。私は何度もグランドスラムの決勝に出たけど、その一つ一つで感じる事は全く違う。年をとるにつれて、そういう状況をより感謝するようになったと感じる。

終わった時は、あんなに心が揺さぶられた試合の後で、全てが吹っ飛んだ感じ。またグランドスラムで優勝したんだ。それが全仏なんだって。

Q. 4つのグランドスラムの中で優勝するまで最も時間がかかったのがこの大会で、今や二回優勝した。その事についてどう思う?

MS: それについては同感よ。私のキャリアのどこかで誰かから「他のグランドスラムより全仏で多く優勝するよ」と言われたら、多分しらふじゃいられないわ(笑)。それかその人に飲みに行くように勧めるわ、そのどっちかね。

ええ、本当に素晴らしいわ。この位置にたどり着く為にするべき事はしてきたと感じる。他には何もない。これらのタイトルに代わるものはない。努力も何もせずに出て行くなんてできない。
天然のクレーコーターとして生まれる人なんていない。オーケー、ナダルならそうかも。でも、私がそうじゃないのは確か。その上で育ってないし、プレーもしなかった。だから、自分に課したの。そこでより良いプレーをするように。
それを私のためにしてくれようとする人なんて他にはいない。自分がそれに取り組まなくてはならなかった。 

Q. このニ週間 、あなたは自分のチームについてよく話していた。今日はコートで素晴らしい時間を得た。チームを作り上げるためにあなたは細心の注意を払った。彼らがこの瞬間をどうやってもたらしたか話して?  

MS: ええ、私のチームの一人一人が素晴らしい仕事をしてくれたわ。何人かは新しくて、何人かはしばらくいる。

彼らはすごく励ましてくれた。キャリアの中でいくつか違うチーム、違う人、コーチ、フィジオ、トレーナーと組んできた。これはオフシーズンから話してきたと思うんだけど、皆でこうやってまとまって働いてきた有り様にこの上なく満足しているの。

どんな状況でも、どんなに厳しくても……(携帯の呼び出し音)……いい曲ね(笑)。
私たちは辛い時間とたくさんの疑問があった。昨年末、私はヨーロッパを旅して肩を治す方法を探した。その時私にはコーチがいなかった。

私たちが集まって、少しずつ一緒に働くようになって、私は……そう、私はいいエネルギーを感じたの。何か違うっていうか……誰かがっていうか……何か皆が一緒に働いているの。これがプロのアスリートにとっての大きなパズルのピースなのよ。 実際に戦うのはアスリートだけど、チームの雰囲気がとても重要なの。

<原文がおかしいので中略>私のフィットネス・コーチは何年も一緒だし、コートでとても助けてきてくれた。  

新しいフィジオは、私の肩をより強く、より良い状態にしようと新しい方法を試して何時間も費やしてくれた。彼らは一生懸命働いてくれて、その事に本当に敬意を払っている。

An interview with... Maria Sharapova

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準優勝のハレプの記者会見より。

Q. 試合後長いことタオルをかぶっていたけど、何を考えていたの?泣いていた?

シモーナ・ハレプ(以下SH): ええ、私はあの時数分間泣いていた。それから笑った。これは初めてのグランドスラム決勝なんだから、自分は満足しなくてはならない、笑わなくちゃいけないと思った。私はコートで全て出し尽くしたから。

私はとても良いテニス、とても良いレベルのプレーをした。だから、この二週間の事は誇りに思う。素晴らしい時間で、素晴らしい大会だった。本当にうれしいし、今日はコートで素晴らしい気分だった。

Q. 初めてグランドスラムの決勝に出るのはどんな気分だった?選手は感情をどうやってコントロールするの?

SH: ええ、試合前は感情をコントロールするのが難しかった。私にとっては大一番だった。初めてのグランドスラム決勝だから。

ただの決勝、小さな大会の決勝だとリラックスしようとした。初めはよかった。今日は良いプレーができた。これについては本当に満足している。

コートでは良かったと思う。出来る事は全てやった。キャリアで初めての決勝をプレーするのは本当に難しいけど、そこに立てることが素晴らしくもあった。

だから試合前はいい気分だった。
 
Q. 技術面において試合の中で彼女と違っていたのは何だと思う?

SH: 今日は自分にはいい戦術があったと思う。角度をつけたし、ボールも強く叩けていた。

でも、ええ、彼女(シャラポワ)はいつもしている事をした。ボールをとても強く叩いた。サーブは本当によく跳ねて、リターンするのが難しかった。

彼女は動きもとても良かった。今日は良い、とても良い試合、良い決勝だったと思う。3時間のフルセットは予想していなかったけどそうなって、自分がとても長い時間コートに留まれたことに本当に満足している。

Q. (第2セットの)タイブレークではやや望み薄に見えた。大きくリードされた時の気持ちは?

SH: 5-4になった時、自分がセットを取れると感じた。その時は本当に厳しかった。タイブレークはポイントでほとんど運みたいなものだから。

でも、自分が第2セットを取って、第3セットで勝ちに行くチャンスがあると信じられる感覚があった。私はとてもよくやった。その時出来ることは全部したし、上手くいった。

だから自分のプレーには本当に満足よ。

An interview with... Simona Halep

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1セットオールになったところで寝てしまいましたが、シャラポワの強打と相手のふっとした隙を突くハレプのショットの打ち合いは見ごたえがありました。シャラポワがタイム・バイオレーションをあまりにも取られなさ過ぎた感は否めないものの、クレーが苦手だったはずの彼女が、一大会二つ目のグランドスラム・タイトルが全仏になろうとは!おめでとう、シャラポン!!

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Men's Doubles - Final
Julien Benneteau (FRA) [11] Edouard Roger-Vasselin (FRA) [11]
def. Marcel Granollers (ESP) [12] Marc Lopez (ESP) [12]
6-3 7-6(1)




男子ダブルス決勝は、ベネトー&ロジェ-ヴァセランの地元フランスペアが、グラノジェルス&マルク・ロペス組をストレートで下してグランドスラム初優勝。全仏のフランス人ペアの優勝は、84年のヤニック・ノア&アンリ・ルコント組以来30年ぶり。



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全仏ダブルス優勝がシングルスのグランドスラム・ベスト4やツアー優勝より値打ちがあるかどうかは微妙なところですが、ロンドン五輪のダブルス銅メダルより値打ちがあるのは間違いないでしょう。

ベネトー&ロジェ-ヴァセリン、おめでとう!

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Boys' Singles - Final
Andrey Rublev (RUS) [4] def. Jaume Antoni Munar Clar (ESP) [7]
6-2 7-5


Girls' Singles - Final
Darya Kasatkina (RUS) [8] def. Ivana Jorovic (SRB) [1]
6-7(5) 6-2 6-3


ジュニアは、男子シングルスで第4シードのアンドレイ・ルブレフ(画像右)、女子シングルスは第8シードのダリア・カサトキナと、いずれもロシア勢が優勝。

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Boys' Doubles - Final
Benjamin Bonzi (FRA) Quentin Halys (FRA)
def. Lucas Miedler (AUT) Akira Santillan (AUS)
6-3 6-3


Girls' Doubles - Final
Ioana Ducu (ROU) Ioana Loredana Rosca (ROU)
def. Catherine Cartan Bellis (USA) [7] Marketa Vondrousova (CZE) [7]
6-1 5-7 [11-9]


ジュニアのダブルスは男子が地元フランスのBonzi & Halys組、女子はルーマニアのDucu & Loredana Rosca組が優勝。

アキラくん(画像右)、準優勝おめでとう!

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