クレー大国スペインの大会で日本人が、しかも男子選手が優勝する日が来るなんて一体誰が想像したでしょう!27日、バルセロナで行われたATP500「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」決勝で、第4シードの錦織圭選手がサンティアゴ・ヒラルドに6-2 6-2で勝利。日本人選手として同大会初優勝、自身のキャリアではツアー5回目の優勝を飾りました。
錦織くんにとってはフェレール、フェデラーのトップ5選手二人を倒すも、足の付け根の故障で準決勝を棄権したマイアミ以来の試合出場とあって回復具合が心配された今大会でしたが、蓋を開けてみれば初戦の2R、vs バウティスタ-アグー戦以外は試合時間1時間半以内でストレートでの勝利。ほぼ完璧な内容と言っていいでしょう。クレーを最も得意とするナダル、フェレール、アルマグロ、ロブレドといった地元強豪勢が錦織くんとの対戦前に姿を消したとは言え、ハイレベルのクレーの大会でも優勝できる力があることを証明した意義は大きいです。クレー初優勝、初めての年間複数タイトル獲得おめでとう!
私の記憶が確かなら、今大会は準決勝のガルビス戦以外全て第1セットで相手のサーブを3回ブレークしたのでは?(ガルビス戦は2回)。これまで立ち上がりはややゆっくり目なプレーが多かった錦織くんから一転、容赦ないスタートダッシュが目に付きました。マイケル・チャン・コーチから何か指示があったのかな?その反動か第2セット序盤で若干ペースが落ちても、2R以外はセットを落とさないうちに立て直せた点も素晴らしい。
この後クレーで出場予定の大会はマスターズ1000マドリード、同ローマ、全仏との事。錦織くんの健康を祈りつつ、またの大活躍を楽しみに待ちたいと思います。
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バルセロナはチャンピオンが併設のプールに
錦織くん、優勝おめでとう!
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こちらは大会公式より、決勝と表彰式等の模様のビデオです。
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