全豪2014 DAY8観戦記 (その1) シャラポワ vs チブルコワ、錦織くん他練習、ジュニア、アザレンカ vs スティーブンス

1月20日(月)

大会はいよいよセカンドウィーク。今日はロッド・レーバー・アリーナのデイ・セッション第3試合で、錦織くんが世界No.1ラファエル・ナダルに挑戦する。

錦織くん登場前に女子4回戦が2試合。

第1試合はシャラポワとチブルコワが対戦する。いずれ劣らぬ美女対決だが……




身長は頭一つ分違う。試合の行方やいかに！？




しかし、今はアリーナにゆっくり落ち着いている場合ではない。というのも、今日は11時半から錦織くんの練習が入っているのだ。最初の3ゲームだけ見て、アリーナを後に。

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ハイセンス・アリーナ周辺のコートには、練習中のトップ・プレーヤーがうじゃうじゃ。



コーチのカルロス・ロドリゲス氏のアドバイスに真剣に耳を傾ける、今大会優勝のリー・ナ。

隣りのコートを覗くと、前日4Rでセリーナ・ウィリアムズを下したアナ・イワノビッチがベンチで陣営と高笑い。この世の春を謳歌していた。

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さて、お目当ての錦織くん。





この日の練習相手は、仮想ナダルということでオーストラリアの左利き、21歳のアレックス・ボルト。DAY4の観戦記の中でも触れたが、ボルトは今年全豪でアンドリュー・ウィッティントンとのペアで男子ダブルスにワイルドカード出場、ベスト8入りの大活躍だった。シングルスでも今月前半にメルボルンで開催のフューチャーズ二大会で優勝、準優勝と昇り調子。




今大会撮影した全ての写真の中で、最も気に入っているのがこれ。タイミングが最高だっただけに、色が飛んでしまったのが返す返すも残念だ。

練習は30分で終了した。その他の写真はこちらでどうぞ。



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錦織くんの隣りのコートで練習していたのは、覗いたおなかが可愛いこちらの方。


昨年からランクと共に人気も急上昇中のユージェニー・ブシャール。顔に似合わず渋い声がいい。


全豪は今年が本戦初出場だったにもかかわらず、この時点でベスト8入り。しかし練習を見る限り、ブシャールはまだ満足はしていない様子。年若いにもかかわらず容姿を誉めそやされてもプレーヤーの本分を弁えている点においては、シャラポワの後継者と呼ばれる資格は十分ありと言っていいでしょう。


短い休憩の間もプレーについてコーチと話し合うブシャール。この翌日行われた準々決勝では強敵アナ・イワノビッチをフルセットで下したのだが、この日二人の練習を見かけた私にとってはさもありなんな結果と言わざるを得ない(いや、イワノビッチも恐らく私が見ていない時にちゃんと練習していたんでしょうけどね)。準決勝でリー・ナに敗れたが、グランドスラム初のベスト4入りおめでとう！ブシャールちゃんにはこれからも周りの雑音に惑わされることなく、大きく伸びてほしいもの。

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ウォームアップ中のベスニナ(画像右)とマカロワの間をすり抜けながら進むと……


22番コートで日本の中川直樹くんが試合中。

昨年10月メキシコで行われたフューチャーズ(クレー)で見事初優勝を果たした中川くん。この日は前月オーストラリア国内18歳以下の大会で優勝したブラッドリー・モーズリーにフルセットで敗退となったが、16歳でフューチャーズ初優勝、先月アメリカで開催のジュニアG1の大会で優勝、今週はサラソタ・チャレンジャーで予選を突破しチャレンジャーで初の本戦出場と、今後の活躍に期待せずにいられない。


Junior Boys' Singles - Round 2
Bradley Mousley (AUS) def. 中川直樹 [16]
5-7 7-6(5) 6-4

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こちらは昨年のワールドスーパーJr.チャンピオンで、所属するIMGアカデミーでも将来を嘱望されている16歳のマイケル・モー。どこかで彼の事を「次世代のフェデラー」と呼ぶのを見かけたような気もするが、ディミトロフの例もあることだし、その辺は話半分に聞いておきたい。

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きっかり一時間外のコートを回ってロッド・レーバー・アリーナに帰ってきたところ、シャラポワとチブルコワの試合は第2セット終盤。第1セットはシャラポワが取ったが、チブルコワが盛り返している。







シャラポワは踏ん張りどころだが、どうも佇まいから覇気が感じられない。セットオールに。








一方、まだまだ全身に力が漲っている様子のチブルコワ。


「シャラポン頑張れ」と言いたいところだが、恐らく昨年全米以降を棒に振る原因となった右肩の故障がまだ癒えていないのだろう。時折ジャイアントスクリーンに映し出される悲しそうな表情が何とも胸に迫る。




第3セットは一方的な展開となり、チブルコワが勝利。グランドスラムは2012年全仏以来5回目、全豪では初めての準々決勝進出を決めた。


チブルコワは準々決勝でハレプ、準決勝でアニエスカ・ラドワンスカにも勝利。決勝ではリー・ナに敗れたとは言え、初のグランドスラム決勝進出、準優勝おめでとう！シドニー決勝でラドワンスカにダブルベーグルを喰らい、ベンチで悔し涙にくれてから一年。よくここまで立ち直ったぞ！


Women's Singles - Round 4
Dominika Cibulkova (SVK) [20] def. Maria Sharapova (RUS) [3]
3-6 6-4 6-1

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デイ・セッション第2試合は、前年チャンピオンのヴィクトリア・アザレンカとスローン・スティーブンスが対戦。昨年の準決勝ではアザレンカの長過ぎるメディカル・タイムアウトを巡りひと悶着あった二人の再戦とあって注目されたが……




スローンがあまりにもパッとしない出来だったのと、この辺りから錦織くんとナダルの試合が気になり始めていたこともあってあまり覚えていない。すみません。


Women's Singles - Round 4
Victoria Azarenka (BLR) [2] def. Sloane Stephens (USA) [13]
6-3 6-2