Monday, 16 September 2013

デ杯2013 日本ワールドグループ復帰おめでとう!! vs コロンビア戦雑感

やったーーーー!!!二日目のダブルスで1勝2敗となった時は、今回の復帰は夢のまた夢だと観念しましたが、まさか最終日に劇的な逆転勝利が待っていたなんて!デ杯・ワールドグループ・プレーオフでコロンビアと対戦した日本は、3勝2敗で勝利。2年ぶりのワールドグループへの復帰を決めました。

日本 3-2 コロンビア

第1試合 ○錦織圭  6-3 6-4 6-4 アレハンドロ・ファジャ●
第2試合 ●添田豪 4-6 6-3 5-7 6-3 1-6 サンティアゴ・ヒラルド○
第3試合 ●伊藤竜馬/杉田祐一 1-6 2-6 1-6 フアン-セバスチャン・カバル/ロベルト・ファラ○
第4試合 ○錦織圭 6-1 6-2 6-4  サンティアゴ・ヒラルド●
第5試合 ○添田豪 4-6 6-4 6-3 6-3 アレハンドロ・ファジャ●

まずは、シングルス2試合に出場しいずれもストレート勝ちと、No.1として申し分のない活躍をしてくれた錦織圭選手。北米ハードコートシーズンは若干調子が落ちていたようでしたが、スーパープレー連発で、はー、いつもの事ながらかっこいい!眼福眼福。プレーの他には、今回チームの中で一際色が白かったのが印象に残りました。外見の話のついでに書くと、先日Twitterでハンマー投げの室伏広治選手と錦織くんが並んだ画像を見かけたのですが、かなり立派な体格の持ち主の印象がある室伏選手の隣りで錦織くんが全く見劣りしないどころか、よりがっしりしているようにすら見えることに大層驚きました。

そして今回のMVPとして挙げたいのは、2勝2敗で迎えた第5試合でファジャに1セットダウンからの逆転勝ち、日本の昇格を決める大きな大きな一勝を挙げた添田豪選手。過去プレーオフの第5試合での添田選手の成績は2敗。ちょうど一年前のプレーオフ、vs イスラエル戦の第5試合に登場した際は、初日のシングルスに続いて絶好調だったワイントラウブがついに痙攣を起こして流れを変えられそうな雰囲気になった矢先に添田選手の足の爪が剥がれたり、雨による中断が入る等で結局敗戦。昨日の試合は、これまで同様1セットダウンのスタートとなりながら、以降も粘り強くファジャのストロークに付いていき、チャンスでは思い切ったダウン・ザ・ラインのウィナー。じわじわ流れを引き寄せセットオール。第3セットでは1ブレークダウンから挽回し、自身三度目のデ杯ワールドグループ・プレーオフ第5戦にして初めての1セットリード。大勢の観客の前で重要な一戦を勝ちきろうとしている添田選手を見ているうちに、いつの間にかリビングで立ち上がり、両手拳を握り締めて応援(旗は振っていません)。勝った瞬間は現在花粉症を患っていることも手伝い、ここには書けない有様でした。とにかくよく勝ってくれた。ありがとう添田!!

最終日の会場に、7000人近くもの観客が集まったというのにもびっくり。有明開催のデ杯でこれほどお客さんが入ったのは初めてじゃなかろうか。いいものが見られて良かったですね。心から羨ましい。

さて、問題はダブルスです。杉田&伊藤両選手は、それぞれが元々決してダブルス向きとは言えないプレースタイル。ワールドグループで勝利を目指そうとする今、日本チームにはダブルスをプレーできるペアが必要です!

一般的に、欧米の選手よりも肉体面のピークが遅いと言われるアジア地域の選手。素人考えですが、10代後半でプロに転向してシングルスでフューチャーズ、チャレンジャーを回りながら20代後半のピークを待つのもそれはそれでいいのですが、まずはダブルスでツアーレベルを目指し、海外を転戦する生活に慣れながらシングルス転向の機会を伺うのも一つの選択肢なのでは?かのラデク・ステパネックも先にランクが上がったのはダブルスの方で、シングルスでトップ100入りを果たしたのは23歳の時でした。テニスの世界ではどうしてもシングルスの選手の方が花形扱いを受けがちなのも事実ですが、デ杯でメンバー入りできれば多くのファンに存在を知ってもらえたり、プレーを見てもらえるはず。さらに良い事には、ダブルスなら40代前後まで現役を続けることも可能です。

「俺もデ杯で輝いてみたい」というあなた!まずはダブルスで世界を目指してみませんか?もしかしたら7年後の東京五輪でメダルを狙えるかも。今なら前に出てきた相手の足元にボールを沈めるだけで、日本のファンから「こいつは出来る!」と思ってもらえる特典付き。

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