女子決勝の組み合わせは、元世界39位ケイシー・デラクアと新鋭の18歳オリビア・ロゴウスカに。
14日ラウンドロビン初戦を落とした後にはヒューイットから直接電話をもらったそうで、今週はヒューイットのシドニーの自宅で一緒に練習するのだとか。
モリック、ストーサー、デラクアちゃんと「丸太腕」系が続く豪女子選手の中にあって、白くて細身のロゴウスカはどちらかというと可憐系。プレースタイルはどことなくデメンティエワを思い起こさせる(そういえばラケットもヨネックス)。
これは余談だが、プレーオフDAY3の帰り道デラクアちゃんご一行と会場内ですれ違ったのだけれど、ダーさんに指摘されるまで彼女のことを娘のラケットバッグを担いであげているジュニアのお母さんだと思い込んでいた。
試合が始まると、まずデラクアちゃんのパワフルなストロークに度肝を抜かれた。太い二の腕は伊達ではなかったようだが、残念ながらボールはコートの中に入らない。1stサーブも決まらずキープもできない。前日の準決勝でも同様の展開で、第1セットをあっという間に落としていた。スロースターター?一方、ロゴウスカはデラクアちゃんに比べるとストロークのパワーでは見劣りするものの、良い場所にボールをコントロールしている。二人のスコアは離れるばかり。
第2セットも流れは変わらず、ロゴウスカの5-2。マッチポイントも3度ありデラクアちゃん万事休すかと思われたのだが、ここで突然ロゴウスカがミスを連発し始めた。勝利を目前にして、本人でも気がつかない気の緩みが出てしまったんだろうか。特にデラクアちゃんの調子が上がったわけでもないのに、なぜかスコアは徐々に縮まりタイブレに突入。
タイブレークは二人ともダブルフォルトやらアンフォースドエラーの連発で、スコアだけ見ていれば追いつ追われつの手に汗握る展開なのだが、見ている側はもう一つ盛り上がれない。デラクアちゃんが第2セットをとった最後のポイントの長いラリーだけは見応えがあったが。
でも、おめでとう。来年はデラクアちゃんにとって良い年になるといいですね。
全豪の一番偉い人、トーナメント・ディレクターのクレイグ・タイリー氏。ワイルドカードを出すも出さないもこの人次第。がたいの良いテニス関係者の中ではかなり小柄なせいか、そんなに偉い人には全く見えない。
Women’s final
Casey Dellacqua def. Olivia Rogowska
1-6 7-6 (11-9) 6-3
Hewitt tries his hand at 'boutique' sports management business.
Dellacqua, Lindahl book berths at Australian Open | Herald Sun.
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